人気の株主優待、税金の扱いに注意,お役立ち税金・税法コラム

お役立ち税金・税法コラム 13 人気の株主優待、税金の扱いに注意 アベノミクスと米国景気回復への期待が高まって、株高が続いています。 この機会に株を始めてみようかな?
せっかくなら株主優待のある会社がいいな。 と思っている方もいるのではないでしょうか。 そこで、人気株主優待ランキングです。
野村インベスター・リレーションズ(株)運営の「知って得する株主優待」の“人気ランキングトップ50”上位の中で、3月末が権利確定日の銘柄を集めました。
株主優待の注意点(1) 食べもの関係が圧倒的に人気ですね。 ちなみに、株主優待には3つの注意点があります。
1つ目は、優待を受取るには「権利確定日」の3営業日前である 「権利付最終日」に株式を持っている必要があるということ。
買った株式が自分のものになるまで3営業日かかるからです。 逆に「権利付最終日」の翌営業日に株を売っても株主の権利はなくなりません。
2013年は、3月26日(月)が権利確定日。 月末の3月29日(金)ではないので気を付けてくださいね。 <2013年3月が権利確定日の場合>
株主優待の注意点(2) 2つ目は、株主優待は毎年同じものが貰えるとは限らないこと。
業績によっては昨年と内容が変わることや、中止になることさえあります。 毎回、企業のオフィシャルサイトなどで確認しておきましょう。
株主優待の注意点(3) あまり知られていませんが、株主優待にも税金がかかります。
配当所得かな?と思われがちですが、利益の配当・剰余金の分配ではないので、 原則、雑所得となります。
サラリーマンの場合、年間20万円までの雑所得は無税です。 株主優待で20万円を超えることはほぼないのですが、
副業を雑所得として計上している人は注意が必要です。 例えば、 副業のアフィリエイトで年間19万円の利益がある。
優待の金券を数枚売ったら、雑所得が20万円を超えてしまった。 なんてことも。 確定申告しないと、申告漏れになってしまいます。
金券ショップは、人気のある金券なら高く買い取ってくれます。
吉野家ホールディングス(9861)、ゼンショーホールディングス(7550)、サイゼリヤ(7581)のお食事券は、
額面の8割で買い取ってくれる金券ショップもあるそうです。 他の雑所得がある方は十分に気を付けてくださいね。
中小企業経営者や個人事業主が抱える資産運用や相続、税務、労務、投資、保険、年金などの多岐にわたる課題に応えるため、マネーイズム編集部では実務に直結した具体的な解決策を提示する信頼性の高い情報を発信しています。
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