個人と法人、株をやるならどっちが得?,お役立ち税金・税法コラム

お役立ち税金・税法コラム 14 個人と法人、株をやるならどっちが得? 右肩上がりの日本株、買い時はいつ? “ゴールデンウィーク前は株価が下がる”
と、いわれているのを聞いたことがありますか? 株式市場はカレンダー通りにお休みします。 休み中に悪い材料が出てきても、すぐに売却することはできません。
ならば、GW前に一度、手仕舞いしちゃおうと考える投資家が多いからだそうです。 そこで、過去の日経平均株価を調べてみました。
GW前に株価を下げ、明けに上昇したのは過去12年中6回。 半分の確率ですね。
しかし、2010年以外の全ての年で、年内にGW前の日経平均を上回る日がきています。 右肩上がりで高値更新が続き、買いのタイミングがむずかしい今年。
底値買いとはいかなくても、GW前は数少ない買いのチャンスになるかもしれません。 個人口座と法人口座、株式取引で有利なのはどっち?
経営者の中には、株をやるなら個人口座と法人口座、どちらが得だろうと 考えた方ことがある方もいるのではないでしょうか。
税金面を比べると、断然個人がお得です。 個人の株取引は一律して10%しか税金がかかりませんが、
法人は株の利益と本業の利益を合わせて計算するので、約40%の実効税率が課税されます。
しかも法人口座は証券会社から『年間取引報告書』が発行されないので、 自分で1年間の取引内容と損益をまとめる必要があり面倒です。
法人口座はまったくメリットがないの? では法人口座には何のメリットもないかというと、そんなこともありません。
株で利益を上げれば本業の欠損金を補えますし、 逆に本業がプラス、株がマイナスの時には相殺して節税することができます。 もうひとつ。
法人口座なら、本業の利益と相殺しきれなかった損失を7年間繰り越すことができます。個人は3年間なので、この点は法人の方が有利です。 個人口座と法人口座。
事業と投資のバランスをみて、より得する方を選択してくださいね! ※株式取引の配当・売買益等は平成26年1月から20%になります。
※別途、復興特別所得税が上乗せされます。
中小企業経営者や個人事業主が抱える資産運用や相続、税務、労務、投資、保険、年金などの多岐にわたる課題に応えるため、マネーイズム編集部では実務に直結した具体的な解決策を提示する信頼性の高い情報を発信しています。
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