確定申告書を郵送で提出する場合の
返信用封筒に貼る切手はいくら?

確定申告書を郵送で提出する場合の  返信用封筒に貼る切手はいくら?
公開日:
2021/04/05
 
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新型コロナウイルスの感染対策として、国税庁は確定申告の電子申告や郵送による確定申告書の提出を推奨しています。ところが、いざ郵送するとなると、返信用封筒に貼付する切手代や封筒のサイズをどうすればいいのか迷うのではないでしょうか。

 

そこで、この記事では返信用封筒にまつわる話を中心に、確定申告書を郵送する際のポイントについて解説します。

確定申告書は郵送で提出できる!確定申告書の3つの提出方法

確定申告書は郵送でも提出できます。申告書の提出方法には次の3つがあります。

 

  • 窓口提出
    確定申告書に記載している居所・事務所・事業所などの住所地を管轄する税務署の窓口に持参します。閉庁時は、税務署の時間外収受箱に投函することもできます。
  • e-Tax
    e-Taxとは国税電子申告・納税システムのことです。国税庁のホームページにある「確定申告書等作成コーナー」で確定申告書を作成し、e-Taxで申告書を送信することができます。
  • 郵送提出
    第一種郵便物または信書便物で住所地を管轄する税務署に送付します。「第一種郵便物」とはいわゆる手紙のことで、日本郵便の定形郵便と定形外郵便に分かれます。「信書便物」とは信書が入った送付物のことです。

 

「信書」は郵便法及び信書便法で「特定の受取人に対し、差出人の意思を表示し、又は事実を通知する文書」と規定されており、申告者が税務署に宛てに送付する確定申告書は信書に当たります。信書を送付する方法としては、日本郵便の第一種郵便物、レターパック、スマートレターがあります。

 

日本郵便の「ゆうパック」や「ゆうメール」、民間業者の宅配便などで信書を送ることはできないので注意しましょう。

 

なお、信書を送ってくれる民間の運送業者もありますが、一定の大きさ・重量以上のものしか扱うことができません。確定申告書の送付には日本郵便のサービスを利用することになります。

返信用封筒の切手代はいくら?

確定申告書には提出用と控え用があり、税務署の窓口に提出する場合は2通の申告書に収受印を押してもらい、控え用を返却してもらいます。郵送する場合は、提出用と控え用の確定申告書に切手を貼った返信用封筒を同封すると、税務署が返信用封筒に控えを入れて返却してくれます。

 

郵送の際「返信用封筒のサイズは?」「返信用封筒に貼る切手はいくら必要?」など、いろんな疑問が出てくるのではないでしょうか。そこで、ここでは返信用封筒のサイズや切手代などについて説明します。

申告書の控えは折り曲げても良い

提出用・控え用の確定申告書や決算書類などを郵送する場合、控えを返却してもらうための返信用封筒を同封します。税務署に郵送する際は、A4サイズの書類を折らずに入れられる定形外郵便サイズの角形2号(24㎝×33.2㎝)の封筒がよく使われます。しかし、この中に入れる返信用封筒は、定形郵便のサイズでかまいません。

 

返信用封筒のサイズはA4サイズを横三つ折りにして入れられる長形3号(12㎝×23.5㎝)が相当します。

 

返信用封筒に長形3号を使うと、確定申告書の控えは横三つ折りすることになりますが、特に問題はありません。もちろん「折り曲げずに返却してほしい」あるいは「確定申告書に添付している書類が多いので、折り曲げると長形3号の封筒に収まらない」場合は、角形2号にしておくとよいでしょう。

84円でも返信可能!切手代は重量などで異なる

確定申告書の控えを返信してもらうための封筒には、あらかじめ切手を貼っておく必要があります。必要な切手料金は、封筒の大きさと郵便物の重量によって決まります。

 

返送してもらう控えの申告書や添付書類の重量を測っておき、返信用封筒に貼る切手を決めます。返却書類が25g以下、あるいは50g以下をクリアすれば、三つ折りにして長形3号で返信してもらうことが可能なので、切手代は84円あるいは94円で大丈夫です。

 

ただし、返却書類が三つ折りにして厚さ1㎝以上になるようなら、角形2号の封筒を使うことをおすすめします。

 

【定形郵便物】

最小サイズ9×14(㎝)
最大サイズ12×23.5×1(㎝)
25g以内 84円
50g以内 94円

 

【定形外郵便物】※一部のみ掲載

規格内 規格外
最小サイズ 9×14(㎝)、または円筒形かこれに似た形のもの
最大サイズ 25×34×1(㎝) 長辺60㎝、または短辺・長辺・厚さの合計90㎝
重量 50g以内 120円 200円
100以内 140円 220円
150g以内 210円 300円
250g以内 250円 350円

確定申告書の返信を受ける際の注意点

確定申告書の控えを返信してもらう際の注意点について、見てみましょう。

貼った切手代が不足していたら?

返信用封筒に封入される返却書類が想定していた重量よりも重く、返信用封筒に貼った切手代が不足することがあります。このような場合は、税務署で返信用封筒に「不足料金受取人払」というハンコを押したうえで控えが返却されてきます。

 

「料金不足受払人払」のハンコは「切手代が足りなければ税務署に戻さず、受取人に請求してください」という意味で押されるものです。このハンコを押さなければ、切手代金が足りない郵便物は差出人=税務署に戻ってきてしまうからです。官公庁などから出された郵便物に限り、郵便局がこうした対応をしています。

 

「料金不足受取人払」のハンコが押された封筒には「料金不足のお知らせ」が添付されているので、不足分の切手を貼ってポストに投函することで不足分を支払ったことになります。

返信封筒には宛て名の記載と切手の貼付を忘れずに

返信用封筒には、返信先の郵便番号・氏名を忘れずに記入しましょう。自身の氏名の下には「行」としておきます。税務署から返送されてくるときに、「行」の文字を消して、「様」のハンコが押されます。

 

また、返信用の切手は封筒にしっかり貼っておきましょう。返信用封筒と切手をクリップで挟んだり、小袋に切手を入れて送付用封筒に封入したりすると、返信するまでに紛失するリスクがあります。

確定申告書が郵送できたか不安なら追跡できるようにしておく

確定申告書を郵送すると、返信用封筒が返送されてくるまで「本当にきちんと届いたのだろうか?」と不安になる人もいるのではないでしょうか。税務署に届いたことを確認したいなら、郵便物を追跡できるようにしておくことをおすすめします。

 

追跡できるようにするには第一種郵便物を簡易書留で送るか、追跡サービスが利用できる「レターパック」で送ります。簡易書留の場合は受領証に記載されている引受番号、「レターパック」は封筒についているシールに記載されている追跡番号を利用し、日本郵便のホームページにある「郵便追跡サービス」で検索します。

 

簡易書留で郵便物を送るときは、基本料金に320円が加算されます。たとえば、A4サイズの封筒で確定申告書を簡易書留で送る場合、重量が50g以内なら基本料金120円+簡易書留料金320円=440円になります。

 

レターパックはA4サイズの専用封筒に郵送したいものを入れ、重量4㎏以内なら全国一律520円で送れるサービスです。対面で配達してくれるので安心です。

まとめ

確定申告書を郵送する際には、控え用申告書などを返送してもらうための封筒を同封する必要があります。返信用封筒には返信先の住所・氏名を記入し、返送してもらう書類に見合った切手を貼りましょう。返信用封筒の切手代が不足しても、税務署から控えが送られてきますが、不足分の料金を納める必要があります。

 

また、郵送するときに簡易書留やレターパックを活用すると、郵便物を追跡して確定申告書が税務署に届いたか確認することができます。以上のような郵送時のポイントを押さえ、確定申告書の郵送提出をうまく利用しましょう。

長谷川よう
会計事務所に約14年、会計ソフトメーカーに約4年勤務。個人事業主から法人まで多くのお客さまに接することで得た知見をもとに、記事を読んでくださる方が抱えておられるお困りごとや知っておくべき知識について、なるべく平易な表現でお伝えします。
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