マイナ保険証の普及に伴い「紙の保険証」の負担増へ – マネーイズム
 

マイナ保険証の普及に伴い「紙の保険証」の負担増へ

現在使われている「紙の健康保険証」を2024年秋に原則廃止して、マイナンバーカード(「マイナ保険証」)に一本化する方針をめぐり、20日、厚生労働省は「マイナ保険証」が使える医療機関で、「紙の健康保険証」を使った場合の患者負担を引き上げる方向で調整をしていることを明らかにしました。

2023年春より紙の保険証での受診料が6円値上げに

マイナ保険証導入当初の2021年時点では、マイナ保険証を利用するよりも従来の髪の保険証を使ったほうが医療費が安くなりましたが、2022年10月からは逆に、紙の保険証よりもマイナ保険証を利用したほうが医療費が安くなっています。診療報酬の改定により、紙の保険証とマイナ保険証、それぞれに加算される金額が変更されたことが大きな理由とされています。
診療報酬の改定前は、マイナ保険証使用で初診21円、再診時12円、調剤薬局の利用は1カ月ごとに3円でした。一方で紙の保険証は初診9円、再診時なし、調剤薬局の利用は3カ月ごとに3円でした。

ところが現在、マイナ保険証を使用して医療機関を受診すると、窓口負担が3割の方で初診の場合で6円、再診時なし、調剤薬局の利用は6カ月ごとに3円に設定されています。しかし紙の保険証を利用した場合は、初診時12円、再診時なし、調剤薬局の利用は6カ月ごとに3円の診療報酬が加算されています。
そして厚生労働省は今回、2023年4月〜12月の間で、紙の保険証を使った場合の追加負担の値上げを実施することを明らかにしました。対象期間中に紙の保険証を利用する場合は、初診・再診ともにそれぞれ6円ずつ診察報酬が値上げされます。
 

<診察報酬の特例加算の影響>
マイナ保険証対応病院で受診時の追加負担 現在 2023年4月~12月
従来(紙)の
健康保険証
初診時 12円 18円に値上げ
再診時 0円 6円に値上げ
マイナ保険証 初診時 6円 6円
再診時 0円 0円

※窓口負担が3割の場合

値上げを実施する理由として、マイナ保険証を受け付ける医療機関で、カード普及と病院の対応を促す狙いがあるとしています。

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紙の保険証廃止へ マイナ保険証で医療費は安くなる?【3分かんたん確定申告・税金チャンネル】

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参考:政府、受診料6円値上げへ 従来保険証だけ、来春から【共同通信】
 

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