ジェラピケ展開のマッシュHD米投資ファンドへ2000億円で株式譲渡

男女問わず人気のルームウエアブランド「ジェラートピケ」をはじめ、「スナイデル」といったアパレルブランドから「コスメキッチン」などのビューティー事業など幅広い領域で事業を展開するマッシュホールディングスが、上場を視野に12月末までに米投資ファンドのベインキャピタルに2000億円で株式を譲渡し、その後同社の近藤広幸社長が再出資することが分かりました。
株式譲渡した背景とは
マッシュホールディングスの連結売上高は、2022年8月期に初めて1000億円の大台を突破。売上高の約8割を占めるファッション事業の主力ブランド「ジェラートピケ」と「スナイデル」が軒並み前期比15%以上と好調で、コロナ禍でアパレル業界全体の売上が落ち込む中で、成長を遂げています。
株式譲渡をした背景として、近藤社長は「現状は国内と海外の売上比率が9対1。パートナーシップによって海外事業の成長を加速させ、上場後に売上を1対1にまで持っていき、3〜5年後の上場後には売上高全社で3000億円を目指したい」という思いを明かしています。
また譲渡先としてベインキャピタルを選んだ理由としても、カナダのダウンブランド「カナダグース」や韓国の化粧品大手「カーバー コリア」などに投資経験があり、投資先の成長を支援してきた知見を生かすことで、事業基盤の強化およびグローバル視点での中長期的な事業成長の加速を実現する運営体制を構築するためともしています。
再出資後の株式保有比率は、ベインキャピタルが約6割、近藤社長が約4割となるそうです。
まとめ
投資ファンドによる国内アパレルのM&Aとしては最大規模となったマッシュホールディングスの株式譲渡。今後業績がさらに上昇すれば上場での売却により再び創業者が筆頭株主となる可能性があるものの、他ファンドへ売却される可能性も少なからずあるそうです。ファンドの知見を活用して海外の成長を加速させることができるのか、これからの動向が気になります。
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