Intel vs. AMD
2007.08.05
Intel vs. AMD
ニューマシン組み立て
自宅のパソコンが調子悪くなってきました。電源が入らなかったり、突然切れたり。おそらく電源ユニットが劣化してきたものと思われます。もともと電源付で2,500円のケースの300W電源なので品質は良くはないと思うのですが、それにしては長持ちしたものだと思います。
さて、電源だけでなくCPUやメモリ、グラフィックスボードも古くなり、ハードディスクの容量も少ないので、この際、全部新しくすることにしました。

今回購入したパーツです。ケースはWINDY ALCADIA XR-2JV SUPER HYBRIDヤフオクで9,800円で落札しました。CPUはIntelにするかAMDにするか迷うところです。Intelは7月22日に価格改定があり値下がりし、Core2 Duo E4300は15,000円を切ってきました。AMDはそれに先行して値下げをし、Athlon 64X2 3600+は8,000円を切っています。従来はベンチテストでIntel製品のほうが性能が上でも、体感的にはAMDのほうがサクサクと動いた記憶があるのですが、現在はどのソフトを使ってもIntelのほうが優れているということなのですが、事務所のパソコンがIntelを使っているのと、自宅のがAthlon Thunderbird-1200MHzとマザーボードMSI K7TMasterであること、Core2 Duo用のマザーボードがまだ高いので今回はAMDプロセッサを使うことにしました。
AMD Athlon 64X2のモデルナンバー3600+、周波数1.9GHz、L2キャッシュ1MB、SocketAM2、TDP65Wを7,980円で購入。マザーボードはBIOSTAR TA690G AM2チップセットにAMD690Gを採用したものです。DDR2-800MHzのメモリをデュアルチャンネルでサポートするメモリスロットを4個備えMAX8GB搭載可能です。また、SATA2-3Gb/sのコネクタを4個備え、SATA RAID: 0,1, 10に対応しています。IDEコネクタも1個付いているので従来のIDEドライブも使用可能です。グラフィックスはオンラインゲーム等をやらないので、とりあえずオンボードの機能を使うことにしました。ATI-Radeon-X1250を搭載しており、メモリは最大512MBをシェアします。ビジネスソフト、ウェブ閲覧程度では当然のことながら全く問題ありません。メモリはノーブランド品のDDR2-PC2-6400CL5-1GB4,970円を2本購入、少し前までは4,000円を切ったこともあるのですが、このところ少しあがってきました。CPU、マザーボード、メモリは秋葉原のarkで購入。このお店はCPU、メモリ、フラッシュメモリが安いようです。HDDはシーゲートのST3320620AS(SATA320GB)8,280円を2台、電源はオウルテックのSS-410Cを5,980円で共にTWO TOPで購入。TWO TOPはカカクコムにはでていないのですが行ってみると安いものがあるので覗いてみました。

IntelもAMDも最近の製品はデュアルコア化による処理速度の向上、省電力化を設計コンセプトにしており、従来の高周波数で電力消費量が多く、発熱量の多い効率の悪いプロセッサから脱しようとしています。

ノーブランドと言いながらもメーカー名の入ったシールが貼付してあるところがちょっと安心させてくれます。メモリテストでも特に問題ありませんでした。

マザーボードにCPU、CPUクーラー、メモリをインストールしたところです。以前はCPUクーラーを取り付けるのが難しくて、CPUのコアを欠いてしまうこともあったらしいのですが、最近はCPUもコア剥き出しではなくなり、CPUクーラーも取り付けやすくなりました。BIOSTARは今回初めて使うブランドです。今まではASUS、MTI、GIGAなど昔から名の通ったものでした。ちょっと心配でしたが、お店の人が数が出ているしクレームもないというので採用しました。

ケースに全てのパーツをインストールしたところ。このケースの特徴はHDDを横向きに取り付けるところです。これによって、マザーボードとHDDケーブルが干渉するのを防ぐと共に、HDDの冷却効率を高めています。HDDの前後にクーリングファンが取り付けられ、さらに背面にあるファンとの効果でケースの前から後への空気の流れによってHDDとCPUを効率的に冷却できるようです。HDDがSATAになったので以前のIDEケーブルのときよりも少しケース内がすっきりしました。

さて、組み上がったところです。左がニューマシン、右が以前のものです。パールホワイトのケースにアイボリーや黒のドライブ類を入れたのでなんともちぐはぐですが、まあいいでしょう。以前のHDDからのデータの移動を考慮して、ラトックシステムのRexDockというHDD用のリムーバブルケースを付けました。このケースは起動ドライブにも使えてとても便利です。新しいHDDは320GBが2台、以前のHDDは40GBが3台だったので、とりあえず全部コピーしてぼちぼちと整理することにしました。
電源を入れると無事BIOSが起動、OSは周辺機器やソフトがVISTAに対応していないものも使っているので、XPのSP2をインストールしました。Windows Updateの自動更新をオンにしておいたので、最初にシャットオフしたときに89個も新しいプログラムがインストールされました。
アンチウィルスソフトはフリーウェアのavast、スパイウェア対策はやはりフリーのAd-Aware
をインストールしました。以前の環境に戻すには時間がかかりそうです。