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税理士コラム

吉田信康税理士事務所ブログ

今年の反省
2008.12.27

本日で仕事納め&ブログ納めです。
一年間大変お世話になりました。ありがとうございました。

しかし今年はトンでもない一年でしたね。
本当にこんな急激な経営環境の悪化の中で迎える新年は初めてですね。
来年はより厳しい年になるのではないかと多少危惧しています・・・。
これは今年の反省を踏まえ、より一層の努力が必要になることは
間違いないでしょうね。
しかも「踵で踏ん張っている」顧問先を何とか助けて
あげなければならない・・・。

個人的にも、もっともっとやらなければならないことがたくさんあります。
もっともっと勉強すべきことがたくさんあるし、
「夢をかなえるゼイ」も書かなくてはならないし、
「カバンの真実 完結編」もなんとか・・・・
あと「誰でも分かる事業承継物語」(仮題)も書き下ろしたいかなとも
思っています。


来年も頑張ります!
1月5日から「吉田会計09」がヴァージョンアップ・スタートします!!

年末年始は何処にも行きません。
読みかけの大量の本を片付けるのと仕事の整理に追われます。
でも新年を迎えるに当たって、多少のリフレッシュもしようかなと
思っています。

でも電話でもメールでも何でもご連絡ください。
24時間あなたのために。
年中無休の吉田事務所です!


夢をかなえるゼイ その3
2008.12.26

夢の続き・・・。

聖夜に神様ガネーシャが舞い降りてきました。
最終課題は
夢をかなえるゼイを書きなさい。」


証券会社に勤める主人公は、バブル崩壊した市場を目の当たりにして
悩み苦しむ。
「何のために私は証券会社に入ったのだろう。」
「何をしたかったのだろう。」
「自分の得意分野は何だったのだろう。」

ある日、企画部門に配属されてから興味を持って勉強し始めた税金に
自分の特性を見出す。
「そうだ!税理士になろう。」

ある地方支店への転勤辞令を受け取った翌朝
人事部長に辞表を叩きつける・・・。
「私は会社を辞めてこれから税理士になります。」

そうカッコよく言い放ったものの、まだ一科目も受かっていなかった。
それから必死になって勉強した。
結婚もしてまだ乳飲み子の子供も抱えていたので、
昼間会計事務所で働きながら夜間の専門学校に通った・・。
本当に寝る間も惜しんで勉強した・・・。
つらく苦しい毎日だったが、
「税理士になろう。税理士になって幸せになろう。」
そんな「夢」が心のよりどころだった・・・。

苦労の末、税理士試験にやっと合格した。
合格して1年後、中野駅前の一室で小さな税理士事務所を構えた。
やっと夢をかなえることができた・・・。
その後・・・。


どうでしょうか。
「夢をかなえるゼイ」170万部は無理として、17万部くらい?
印税は・・%として・・・!!

ガネーシャ・サンタがくれたプレゼント。
楽しい夢でした・・・。

でも来年本気で書いてみようかナと・・・。
ペンネームは ゼイリー吉田


夢をかなえるゼイ その2
2008.12.25

メリークリスマス!

やはりクリスマスはいいですね。
一年に一度、街中はクリスマスのイリュージョンに包まれます。
子供の時感じたサンタクロースへの思い。
どんなプレゼントがもらえるだろう?
ワクワクしながら楽しい夢見心地な気分・・・。
・・・つまらない税金のお話より、夢のある話題がいいですね。

昨日ご紹介した「舞台版 夢をかなえるゾウ」は
まさに夢がテーマでした。

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原作は自己啓発本なので、まったく違う内容と言っていいのでは
ないでしょうか。
マイクロソフトが後援をしてネット上で出演者を公募したり
全国でオーディションも行われ、まさに「夢をかなえる」ために
ダンサーや役者志願者の応募が殺到したようです。
劇中に公開オーディションというのも非常に斬新でしたね。

この舞台で本当に忘れかけていた「夢を見ること」を
思い出させてもらいました。
出演者全員の「夢」に対する熱い思い、その必死さが
伝わってくる舞台でしたね。

原作では、神様ガネーシャの影響で、「普通の」会社員が
建築士の資格を取って成功するというオチなのですけど、
私自身も脱サラして税理士になろうと必死になって勉強していた頃を
思い出させてもらいました。
夢を持って努力する喜びや楽しさというものでしょうか。
夢がかなって喜んでいる自分の姿を想像するだけで
本当に幸せな気分になるものです。

ところで、私もここ数日間サンタクロース!?なのです。
朝から晩まで年末調整の還付金を必死になって計算しています。
ぜひ還付金で欲しかったもの=夢 を買ってください。

夢をかなえる税!?


夢をかなえるゼイ その1
2008.12.24

ガンバレ開業シリーズにオチ(!?)がついたところで
話題を変えましょう。
クリスマスなので楽しいお話にしましょうか。

夢をかなえるゾウ」の舞台を見てきました。
今年ベトセラーになった本の劇場版というところでしょうか。
関西弁をしゃべる神様の役に小松政夫さんが演じていました。

何故かあんみつが大好きな神様を好演していましたね。
とぼけた神様のいい味出していました。
本当にはまり役ではないでしょうか。

それと演出がみごとです。
歌あり、踊りあり、タップダンスも太極拳もあり、そして
サーカスが圧巻でしたね。
まさにエンターテイメントであっという間の2時間でした。

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ところで原作はお読みになったでしょうか。
170万部の大ベストセラーですので多くの方がご存知のお話です。
原作は確かに面白いのですが、個人的な意見として
少し「説教くさい」内容です。
「靴を磨く」「トイレ掃除する」など課題と称するテーマが羅列されていて
あまた出版されている自己啓発本のダイジェスト版ではないかと
思うくらいです。
著者いわく、「啓発本はメチャメチャ読んだ。」といっているくらいですので
それは本当のお話のようです。

しかし舞台の演出にはドキッとしましたね。
なんと主人公は証券マンなのですね。
「原作と違うではないか・・。」
それがヘマして左遷され最後に業績悪化ではリストラされてしまう・・・。
何かこの年の世相を反映されているような内容に変更されています。
「自分はどうして証券会社に入ったのだろう。」
「自分は何が得意で何をしたかったのだろう。」
と、もがき苦しみます・・。

「なんだこれ?私の半生ではないか!」
舞台見ながら驚いてしまいました。

私自身今から25年ほど前、証券会社に就職しました。
リストラされたのではないですが、31歳で脱サラして税理士を目指しました。

このネタ!いただきですね。
つまり「税理士になるという夢」がその後の原動力となったわけです。
誰も書いていない本でも書いてみましょうか。題して

夢をかなえるゼイ



ガンバレ 開業!ガンバレ ビスカス!! その6
2008.12.22

そろそろ「ビスカスの回し者ではないか。」と勘ぐられては困るので
紹介会社のヨイショはもうこれくらいで・・・。

しかし、顧客開拓しろ、何であれ、自分の思いつくことを自分の意志
やっていく。
これこそ独立開業の醍醐味なのですね。

会社勤めした経験がある方はお分かりでしょう。
自分が良いと思っても新しいことを自分の好きにやらせて
もらえないものです。

新規事業を計画して・・
プレゼンして・・・。
上司に文句言われて・・・。
稟議書を書いて・・・。でも・・・。

だいたい自分のやりたいことは思うようにできないのです。
「ここの社長よりオレの方ができるハズだ!オレが社長になろう!」
だから独立したのでしょう?

せっかく社長になられたのであれば思い切りやってください。
自由に好きなようにやってみてください。
サラリーマンであったときにできなかったことが自由にできるはずです。

でもこの厳しい経営環境にあって、たまには人の意見も聞くことも
必要でしょう。
特によく分からない税務会計のことは税理士に相談してみては
いかがでしょうか。
その他資金繰りや保険のことなど、開業してみると
今まで思いもしなかった難題が待ち受けています・・。


社長と税理士との間の「赤い糸」が「白い綱」に変わり、
やがて、それが「たづな」のように太くしっかりとつながり、
一心同体となって、思う存分に駆け抜けてみたいですね・・・。

ガンバレ独立開業! ガンバレ有馬記念!?


ガンバレ 開業!ガンバレ ビスカス!! その5
2008.12.19

ヨイショついでに、もっと言いましょうか。
税理士を紹介するビジネス。これはなかなか面白いビジネスだと思います。

「税理士探し」だけでなく、「嫁さん・婿さん探し」で、
最近「結婚情報センター」というのが流行っていますね。
私の知り合いにも何度もトライして最良のパートナー探しを
一生懸命やっている方がいます。(でも結構費用が高いらしい。)
最近のドラマや映画ではないですが「赤い糸」を
求めて必死に努力するのでしょう。
(コブクロの赤い糸は好きな曲です・・・)

昔は結婚には「お見合い」というのが多くありましたね。
年頃の子を持つ親同士が情報を共有し、結局は親の顔を立てて結婚
なんて当たり前にあったと思います。
最近その「お見合い」自体が激減しているとも聞いています。
若い男女が、親や親戚に頼らず、当たり前にネットや情報センターで
将来の伴侶を見つけに行く。もうそんな時代なのですね。

税理士もビジネスの伴侶、パートナーだと私も思っていますから
こういう時代に、税理士探しに自ら紹介センターに出向くこともあっても
よいのではないでしょうか。

以前はネットで税理士を探す人も多かったと思います。
5年程前にホームページ(HP)を開設したばかりの頃
このHPを通じて新しいお客様に結構来ていただきました。
比較的税理士のHPは少なかったからでしょうか。
でも最近では、ネット検索するとあまりにも多くて
迷ってしまうのでしょう。
そういう方のためにその「道案内人」として
客観的な立場でアドバイスしてくれるのも
大変いいことだと思います。

何人ものビスカスの担当者とお会いしましたが
税理士の必要性を第三者の立場で説明してくれます。
これもありがたいことだと思います。


クライアントと税理士も「赤い糸」で結ばれている・・。
ちょっとキザでしょうか。

でもクライアントと税理士は、糸どころかもっと深い絆で
結ばれてるのではないかとよく思います。

実はもっと太いのです。どうでしょうか。
「白い綱」


ガンバレ 開業!ガンバレ ビスカス!! その4
2008.12.18

ところで、どうして私が「ビスカスを始めたか」というお話でしたね。

これもやはり、「レッツ・ビギン!」ということでしょうか。
まずやってみようと。

開業して10年間。いろいろ試行錯誤の営業努力をしてきました。
自慢ではないですが、普通の開業税理士が考え付くことを
すべてやってきたかもしれません。

郵便局の封筒、電話帳の広告、iタウンページの広告。
そして楽天サイト出展、HPなどなど・・・。

ただご存知かどうか分かりませんが、
税理士業界という「鎖国社会」では数年前まで
実は広告宣伝が一切禁じられていたのですね。
例えば昔は、街角に普通のネオンカンバンなんか出したら、
「税理士という神聖な業界に何だ!」
孫子の代まで(!)文句を言い続けられてしまう・・・!?

結構普通の業界から飛び込んだ人には
想像もできない閉鎖社会なのですね。
だから大きい事務所はあくまでも大きくなり、
私のような基盤のない弱小事務所はなかなか入り込めない
参入障壁」があったのです。
結局「口コミ」だけの世界ではそうなりがちですからね。

開業して5年ほどはこの「壁」に苦しめられました。
本当に私の開業時の10年前など地道な営業活動しか
許されなかったのですね。

でもここ10年のネット社会の発展により、
また急激に様変わりしてきているように思っています。

やはり税理士を探す人は、
「この税理士は何が得意どんな人だろう。」
それを知りたいのに違いないのです。
弁護士には「弁護士年鑑」というのがあって、
出身大学から得意分野まで分かることができます。
でも「税理士年鑑」なんか存在しません。どうしてでしょうか?

宣伝活動というより、もっと自由な情報開示や
税理士同士の自然な競争を促すことにより
結果的にはクライアントの満足のいくサービスの向上が
得られるのではないでしょうか。

ここでビスカスのシステムは、私が説明するまでもないでしょう。
税理士を正当に評価してもらって公平な宣伝活動ができる。
この業界がよりよくなるには必要なシステムではないでしょうか。

なんかビスカスの宣伝部長みたいになってきましたね・・・。(ヨイショ!)


ガンバレ 開業!ガンバレ ビスカス!! その3
2008.12.17

ブログをやってまだ半年。
結構面白いものです。

まったくの「ブログ素人」が
おかげでかなりブログに詳しくなったような・・。
まだまだ錯覚かもしれませんが・・・。

最初本当にどうやってブログを始めてよいものか分からなかったので
ホームページ業者の方に「大金」を払って「手取り足取り」教えてもらいました。

いろいろブログでの試行錯誤もありました。
でも業者の方は
「そもそもSEOとは・・・」
「ブログで検索ヒットを上げるには・・・」

知らないことも多く結構ためになりましたね。
技術的なお話は、まだまだ分からないのですが、
たまにPCに詳しい顧問先の社長から
「先生ダメだよ~。ブログはこうやって・・・。」
なんて言われることも多くなりました。

本当に最近お付き合いを始めた顧問先の社長は
結構ブログくらい当たり前にやっていますからね。

でも正直なお話。忙しい時など、毎日の更新が結構大変なときもあります。
昔小学生のときに
「毎日必ず日記を書きなさい!」
そんな宿題がありましたね。
それをたまに思い出します。
その時はイヤイヤ書いていましたからね。
でも義務感で書くのではなく、
楽しんで自由に書けば結構楽にかけてしまうものです。

更新していないブログをたまに見かけますね。
きっとこの人は小学校の時、日記の宿題がキライだったのだろうナ。
と思わず同情してしまいます・・・。


ガンバレ 開業!ガンバレ ビスカス!! その2
2008.12.16

「飛び出せ!青春!!」
という学園ドラマが昔、あったのをご存知でしょうか。
(でもかなり古い!私が中学生の頃だから30年以上前!)

主題歌の「太陽がくれた季節」(青い三角定規)が大ヒットした
青春学園シリーズです。(昔この青春シリーズ好きでよく見ていました・・。)

そこで村野武範が扮する主人公(太陽学園のスポコン熱血教師)が
毎回必ず言う言葉。
レッツ・ビギン! Le't begin !

これは私の好きな言葉でもあります。
この番組の影響でしょうか。
「好奇心旺盛」というか「新し物好き」というかそんな性格になりました。
まずやってみること。
これは大事だと思います。

私は税理士事務所を開業して10年にもなりますが
常にレッツ・ビギン!でやってきました。

まず、独立開業そのものがまさに「レッツ・ビギン!」ですし、
ホームページをやりだしたのもずいぶん前のことですし、
それだけでなく、その他いろいろチャレンジもしてきました。

それらがすべて成功したわけではないですが、
「失敗してもいいのではないか!」
それくらいのつもりでいろいろやってきました。

失敗したお話はたくさんありますが、
そのうち「私の独立開業日記」でこれもブログネタということで・・・。
とりあえず今は勘弁してください・・・。

ということでまず、ブログにレッツ・ビギン!



ガンバレ 開業!ガンバレ ビスカス!! その1
2008.12.15

全国ビスカスユーザーの皆様こんにちは。
税理士の吉田信康と申します。
この度は、他のブログサイトから思い切って「お引越し」をしてきました。

田舎のサイトからメジャーのサイトに移ってきた感じです。
いわば、地方の草野球のエースがいきなりメジャーリーグのマウンドに
立っているようなある種の緊張感を覚えます・・・。

実はビスカスというサービスがあるのを知ったのは、
ほんの半年前のことです。
しかもブログを始めたのも、これも半年前。

では「初登板の」ご挨拶代わりとして
なぜ、私がビスカスを知ったか。
どうしてブログを始めたあたりから説明していきましょう。

半年前の夏、ある進歩的な税理士の研究会(これもブログネタなので
いつか紹介します・・)の顧客拡大の討論会で、
「ブログ」や初めて「ビスカス」のことを聞いたのですね。

ここで、その研究会の出席理由はご説明しなくても、
お分かりのことだと思います。
これだけ不景気なのは本当に久しぶりのことだとも思います。
業界の集まりでも、(たいていは懇親会と称する飲み会が多い)
「どう?景気は??」というのがお決まりの「まくら言葉」です。
「今年はお客さんが大変でね・・・。」
「さすがに今年は事務所の売上が減っていてね・・・。」
だんだんお話が暗くなってきます・・。
だんだんボルテージが上がり、アルコールのメーターもつられて上がり、
ついにはまた、「河岸」を変え、さらなる愚痴が始まります・・。

・・・「初登板で」そんな業界の後ろ向きのお話は良いとして、
やはり経営コンサルタントの一翼を担う税理士として、
(このあたり異論を唱える税理士も多いらしいですが、
私は少なくともそう思っています。)

当然こんな不景気の時にこそ、自分の事務所の経営がうまくいってないのに、
他人の会社のコンサルなんかできる訳がない。
本当にそう思っています。
「この経営環境を前向きに考え、どうピンチをチャンスに変えるか。」
まさにその議論をしたくてその研究会に出席したのでした。

そこで
「最近は紹介会社を経由して顧客拡大をしている税理士が多い。」
「最近は猫も杓子も・・・税理士もブログだ・・・。」
というお話になったのですね・・・。


かばんの真実 その52
2008.12.05

この事件は遺言書の真贋で二回も最高裁で争われることになりそうで
結果的に遺言書の作成方法ということで
大変参考になる事案になりましたね。

「遺言書の書き方のすべて」
の本なんか書く時に (書いたらどうかな?と正直今思っています。
「超簡単!遺言書」なんてどうですか・・)
必ず紹介される事例になるかもしれませんね。

お話を戻すと長男の方から「第二の遺言書」が出てきた時、
三男は「この遺言書は無効だ!」という裁判を起こした訳です。

「第二の遺言書」を見ていただけると分かるのですが、
市販の便箋にボールペンで書かれたものです。
「第一の遺言書」が巻紙で毛筆で書かれたのとまったく異なります。
でも、「巻紙は有効で便箋はダメ」という法律もないですからね。

以前ある弁護士が
カレンダーの裏にかかれた遺言書で争った経験がある」と言っていました。
要するにどんな紙でもいいのでしょうね。

また同様に「毛筆は有効でボールペンはダメ」
という法律もないのですね。

また裁判の論点で非常に興味があるのは、ハンコですね。
「第一」が実印に対して「第二」が認印でした。
これも「実印は有効で認印はダメ」という法律もないのですね。

ただ今後の裁判に注目したいのですが、
最初の裁判で印鑑が「一澤」ではなく、使わない「一沢」であったので、
「おかしい」と三男は主張したのに対して、結局最高裁はそれでも有効としたのです。
でも今度の大阪高裁は「やはり一沢ではおかしい」としたみたいです。

最初の裁判で最高裁の判断は「やはりそうなのか。」と思っていたのですが、
今後どうなるのですかね・・・。

「超簡単!遺言書」
を税理士なんかが、お気軽に書いたらやはり怒られそうです・・・。残念。


かばんの真実 その51
2008.12.04

この遺言書の「後出しジャンケン」のお話は
大事なのでもう少しご説明しておきましょう。
民法の1023条にバッチリ定められているお話なのです。

「前の遺言が後の遺言と抵触する時は、その抵触する部分については、
後の遺言で前の遺言を撤回したものとみなす。」

要するに、遺言の内容をいくらでもあとから書き換えられるということなのですね。

でも、この一澤家の遺言書は、やはり内容がまるっきり異なります。
第一の遺言書は三男信三郎氏を後継者とするのに対し、
第二の遺言書は長男信太郎氏を後継者としています。

これを見て
「おかしいのではないか!」
と信三郎氏が文句を言ったのも納得できます。

ただ、一澤帆布事件はどうあれ、遺言書作成の際に、
もし弁護士など専門家が作成アドバイスしていたとしたら、

「民法の規定によりあとから改定することも認められている。
ただその場合作成した私の責任もあるので、必ず連絡相談して欲しい。」
など説明するべきなのでしょう。(多分そうしたとは思います。)

そうでなければ、わざわざおカネを弁護士に支払ってまで
作成する意味がないです。
また自社株式を相続させる意味を、ご本人にもっと噛んで含んで
分かりやすく説明する必要があったのではないかとも思います。
(そう説明したとも思っています。)

また本来なら、遺言書を作成したご本人が、
「弁護士先生に遺言書の作成の面倒をかけたのだから、
今度万が一書き換える際には相談しよう。」
と思ってしかるべきお話なのです。
そういった人間関係も構築されておくべきものなのでしょう。

どうも一澤帆布事件はこのあたりが何故か欠如していたのではないかなと思います。
(これは私の個人的な勝手な意見です)


かばんの真実 その50
2008.12.03

平成13年3月15日に
三代目信夫氏が亡くなります。
すると長男信太郎氏は「第二の遺言書」がある旨を親族に言い出しました。

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それは平成12年3月9日付で作成されたもので、
「信夫氏保有の株式80%を長男信太郎氏に
残りの20%を四男喜久夫氏に相続させる」
という内容でした。

お分かりの通り、まったく第一の遺言書とは正反対のものですね。
しかも、いままで経営にタッチしていなかった長男に
株式の大半を相続させるという内容になっています。

さあ!遺言書が二つ出てきました!!
何となくこのあたりの、火曜サスペンス劇場(!?)のような
ドラマティックな展開になってきましたね。

・・面白がっていないで、
まずこの事例を通して真面目に学んでいただきたいことなのですが、
遺言書が二つ出てきた場合、日付があとのものが正式なものとされます。
これはぜひ知っておいて頂きたいことです。

ということは、遺言書の作成にいくらお金をかけ、例えば
公正証書にしたり、弁護士に作成を依頼し、執行人まで指定していても、
その後にまた遺言書が作成されてしまったら、
最初のものは無効になってしまうのです。

この一澤帆布事件で、まず押さえていただきたい大事な点です!




(おかげさまで、ついに「かばんの真実」50話突破!!
・・ほとんど自己満足・・)


かばんの真実 その49
2008.12.02

思いのほか、マスコミの報道もすぐ終わってしまいましたね。
あまり一澤帆布のお話はニュースバリューがないのでしょうか・・・。
再三申し上げている通り、これで遺言書を巡る事業承継を勉強するには
この事件は格好の題材になりましたね。
裁判所でも意見が分かれるくらいですから、
これは日本の司法の最先端!?を行く事例なのでしょうか。

やはり一澤帆布事件のことかよく分からない方も多いでしょうから、
予定通り「第一の遺言書」からご説明していきましょう。

平成9年12月12日。「第一の遺言書」が作成されます。
内容は、三代目信夫氏保有の株式(発行済株式のうち6万2000株)のうち
67%を社長(当時)の三男信三郎夫妻に、残りの33%を四男喜久夫氏に、
銀行預金のうち75%を長男信太郎氏に残り25%を四男喜久夫氏に、
自宅を四男喜久夫氏に相続させるという内容でした。

これで生前贈与した分を合わせ、結果的には信三郎夫妻に
約70%を承継させることができます。

70%というのは重要な数字です。
商法で会社の重要な事項(定款の変更・取締役の解任など)を
決定するのには、特別決議といって3分の2以上の議決権が
必要ですからね。
つまり、これで安心して社長業に邁進することができます。

なんと巻紙で毛筆で書かれていたそうです。

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弁護士に預けられていた状況からすれば、
弁護士が作成指導して、多分弁護士が遺言執行人となる予定では
なかったでしょうか。
これで万事が「メデタシ!めでたし!
となるはずでした・・・。


かばんの真実 その48
2008.12.01

もう!ビックリ!!の判決が出てしまいました。
このブログでいよいよ佳境のところだったのですけどね。
年末に掛けて遺言書のクライマックスにしようかと思っていたのに
ちょっと残念!ですね。
まあ私の先見の明があったということでしょうか!?

もう新聞やテレビなどで週末出てしまったので、ご存知の方が多いでしょう。
これからご説明する二つの遺言書のことで
最高裁まで争われて一応決着がついていたのです。
これが大阪高裁で遺言書はやはり偽造だとされてしまったのですね。

ブログで数ヶ月かも掛けて、この一澤帆布を取り上げていたのは、過去に
「トンでもない判決!が出てしまった!
これを教訓に事業承継は気をつけましょう!!」
とオチにしたかったのですね。

それと解任されてしまった三男信三郎氏を微力なりとも
応援しようという意図も若干あったのですが、
やはり日本の司法も捨てたもんではないようです。
まともな裁判官もいらっしゃるということでしょう。

でも最高裁まで争われて決着ついたものが、
大阪高裁でひっくり返すことができるのでしょうか。
解任された社長さんがすぐ復帰できるのでしょうか?
法律的な意味もまだまだ分かりませんし、どうなるのですかね。

でも三男を解任して社長の座に納まった長男の方は
今後一澤帆布をどうされるのでしょうか?

しかし、法律的なお話よりやはり永年のファンの方を
ぜひ大事にしていただきたいかなと思います。
そういう意味でも目が話せませんね。
"一澤帆布ウオッチャー"としても大事な研究テーマです。
これはいっそのこと「ライフワーク」にでもしましょうかね。


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