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吉田信康税理士事務所ブログ

夢をかなえるゼイ 私の脱サラ日記 その23

2010.08.26

清水の舞台


脱サラしようと心には決めたものの
2日間眠れない日々が続きました。
「税理士試験受かるだろうか」
そんな心配と、
やはり野村證券を去る寂しさでした。
本当に高校生の頃から行きたいと思っていた会社です。

深夜まどろんでいると、夢を見ました。
修学旅行の時に行った清水寺でした。

清水の舞台.jpg

「清水の舞台から飛び降りた気持ちで・・・」
よく言いますよね。

そのときの夢は、まさに自分が清水の舞台から落ちてくような
感じでした。
「これが脱サラの気持ちか・・・」
これは絶対脱サラした人しか分からない感覚でしょうね。

今まで自分が立っていた場所が急になくなるのです。
安住の地が消滅し、そこから底なし沼のようにどこまでも
落ちてく感じです。

いささか恐ろしくなって目が覚めました。
そのときに目に入ったのは、まだ小さかった子供たちの寝顔でした。
ちょうどその頃、2DKの小さなアパートに住んでいたので
毎日親子四人、川の字になって寝ていたのです。

「子はかすがい理論」を私はよく言っていましたね。
子供達のために会社を辞めないで頑張ろうという理論。

でもこのときは逆でした。その可愛い寝顔を見ながら
「この家族のために死んでも税理士になってやろう!」
「清水の舞台から落ちても絶対這い上がってやる!」
そう心に決めたのでした。
そのまま机に向かい辞表を書いたのを覚えています。


月曜日の朝7時30分。
東京駅を通り越した私は、日本橋の本社前に立っていました。

「どうせ辞めるなら、辞表を人事部長に叩きつけて辞めよう!」
サラリーマンなら誰でもやりたいことですね。
それを最後にどうしてもやって、かっこよく辞めたかった。

ただサラリーマンとしての仁義もあります。
転勤拒否の非礼を何としても詫びなければならなかった。
それとその時の人事部長は、実は私が新人の時の研修課長で
まさに私に簿記研修をやってくれた恩人でもありました。
簿記会計の世界を教えてくれた恩人に
お礼も言わなければならなかったのです。

そのときにはもう迷いもなく、すっきりとした気持ちで
人事部のドアを勢いよく開けました。

「お早うございます!人事部長いらっしゃいますか!」

人生の新しい扉を、自ら開け放った瞬間でした・・・。


(炎の脱サラ編 おしまい)



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