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吉田信康税理士事務所ブログ

夢をかなえるゼイ 炎の受験生編 その20

2011.08.29

徒弟制度


レストランに入社した新人が毎日じゃがいもの皮ばかりむいている。
でも料理は一切教えてくれない。
夜こっそり皿に残っている先輩の作った料理を舐めながら味を覚えていく・・・。

20年近く前の会計事務所もそんな感じでした。
毎日毎日、じゃがいもではないですが、伝票入力ばかり。
ちょうど入社したのが2月という繁忙期だったせいか、
誰も何も教えてくれません。
大企業なら研修制度があって、インストラクターがついて・・・
となるのでしょうけど、まさに零細会計事務所なんて
そんな余裕もありません。


2、3日すると黒いカバンを渡されました。
「月次に行ってこい」という命令です。
カバンの中に領収書が入っていて、要するに月次をしながら集金も
して来いということなのです。

「月次とは何をやるのですか?」
何も知らない新人は正直に聞きました。
大原簿記学校では月次決算なんておしえてくれません。

「そんなことは自分で考えろ!」

多少頭にきましたが、そこで開き直って顧問先を回りました。

「今までの担当者は月次では何をやっていいたのですか?」

これも正直にすべての顧問先に聞いて回りました。
頼りない担当者だと思われたでしょうけど、
向こうも正直に聞いてくる担当者に
好感を持ってくれたのでしょうか。
今までの不満や疑問までもすべて言ってくれました。

所内に戻ってもそんな調子で聞きまくっていました。
教えてくれないのなら、こちらから聞くまでです。
皿を舐めて味を覚えろ!というのなら先輩に「味を」教えてもらうまでです。

机が隣の「二十歳の先輩」にところ構わず聞いていました。
税務知識では負けないのですが、所内の機械操作は分からないと
仕事になりません。
また、税務会計以外でも、社会保険や登記実務など
知らなければならないことはいくらでもあったのです。

ただその聞き方も、所内の古参の女性に聞こえるように、
大きな声で聞くのです。
そうすると、「それはこうなのよ」よく助け舟も出してくれました。


でもあるとき、二十歳の先輩に、こんなことを聞いてしまいました。
「ノートクって何?」

ノートクとは「源泉税の納期の特例」のことです。会計事務所ではまさに
そんなことは「あたり前田のクラッカー!」
(すいません。かなり古いギャグ!)
でも大原簿記学校に何年通っていてもそんな実務的なことは
教えてはくれません。

「そんなことも知らないの?」あのあきれた顔は忘れられません。

税理士先生となってしまったら聞けないことはたくさんでできてしまうのです。
学ぶ姿勢があれば、知らないことを羞じてはいけないと思うのです・・・。


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