『財務諸表論編』
昼食休憩後、財務諸表論受験。
試験開始前はやはり何もしない。
いまさらジタバタしても始まらない。
カバンからアイスノンを取り出し頭を冷やす。
「心配するな。財表はキャリアが長いのだ。何が出ても恐ろしくはないさ。」
と自分に言い聞かす。
試験開始前15分前入室。
すぐ黒板を見て試験問題の問題用紙と解答用紙の枚数をチェック。
これは意外に重要だ。
中には意地の悪い試験官がいて枚数を開始時間まで書かない時もあるが、
そんなものはキャリアの長い私には通用しない。
隣の教室を覗けば良いのだ。
作戦通り理論1問目から取り掛かる。
しかし理論1問目なにを書いたらよいかまったく分からない。
どっと汗が噴出してくる・・・。
ここで熟練兵士の私は、これはまた敵の戦略だと気付く。
こんな問題飛ばせばよい。
こうゆうときは、やはり2問目がやさしい。
さあ計算勝負。お!意外にやさしい。
しかしここでケアレスミスしたら命取り。慎重に解く。
早く切り上げ、手付かずの理論1問目に戻り、分からないながらも、
とにかく字を埋める。財表終了。
やや不安ながらも、多少の手応え・・・。
(吉田信康著 「税理士試験こうすれば合格する」より)
書きながら昔の受験生時代のことを懐かしく思い出しました。
あの当時は試験会場に冷房も完備されていなく、まさに
汗だくで格闘していました。
タオルを握り締め必死に問題に食らいついていたあの時。
自分の青春時代のようセピア色になってきています。
今となっては夏のいい思い出ですが、ただもう一度あの頃の受験生に
戻りたいとはやはり間違っても思いません・・・。
ガンバレ!税理士受験生!!