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吉田信康税理士事務所ブログ

夢をかなえるゼイ 続・脱サラ編 その13

2009.11.20

横浜というところは坂が多い街です。
でもその坂を上りきった見晴らしの良い高台には、必ず屋敷街があって
会社経営者など資産家が多く住んでいました。

その大金持ちを目指して、休みの日に株式の資料をたくさんカバンに入れて
その坂道を登って外交しました。
横浜港に有名な「中華街」がありますね。その裏手の山を登っていくと
「港の見える丘公園」があって「外人墓地」もあります。
だれでも知っている有名なデートコースですね。
実はその先にこれが「格差社会か」と本当に実感できるような
超高級なお屋敷が、当時並んで建っていました。

楽しげなカップルを横目に、背広を着たセールスマンが大汗を拭きながら
重いカバンを持って回っていました。
「こんにちは。野村證券の吉田です。」
休みの日に来られても、ほとんどが相手にしないか、居留守を使われます。
でもそんなことは最初から覚悟の上で、資料をポストに入れ、
翌週また電話するのです。
「資料読んでいただきましたか?」と・・。
その繰り返しの中で新規顧客開拓を目指しました。
そう簡単には成果がでませんでしたが、毎週末「丘営業」を繰り返しました。
その頃は、もう観念して、株式の営業は「夢を売る営業」なのだと
思うようにしていました。

そんな古典的な営業を数ヶ月した頃でしょうか、
ある大邸宅で「若いのに熱心だね」と老経営者が
扉を開け私を家に招いてくれました。
その時は自分が公務員を脱サラして会社を起こしたことと
苦労して大きな企業グループにしたことを話してくれました。
今思えば自分が脱サラして努力していた頃を思い出しても
いたのでしょうか。

それから数週間何度か訪れたあと、鉄鋼株の株価が急に上昇してきました。
意を決し、老経営者に電話しました。

「社長!東京ウォーターフロントの夢を買いませんか!
50万株買ってください!!」
一世一代のセールス・トークだったかもしれません。

「分かった。いくら必要?」
思いがけずそう言われて、電卓を叩く手が震えていました。
支店中が急に静まり返って、私の電話を聞いているようです。
「×億×××万円です。あ、ありがとうございます。」

電話を切った瞬間、支店中がスタンディング・オベーションです。
金太郎支店長が飛んできて、いきなり握手を求められました・・・。


20年経っても忘れられない、私の短いセールスマン人生で
絶頂の瞬間でした・・・。


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