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吉田信康税理士事務所ブログ

夢をかなえるゼイ 私の脱サラ日記 その18

2010.08.19

株主総会での出来事


バブル崩壊で、いろいろな事件がおきました。
もう20年も前のお話になりますが、
野村證券が株式運用で損失した特定の顧客に対して、
その損失を補填してしまったのです。
これは証券取引法違反であるのは明白な事実です。
当然バブル崩壊で大損した一般の方々から大ブーイングです。
しかも、その時の社長さんが株主総会で
「大蔵省のご承認をいただいた上で、損失補てんをした。」
と発言したものですから
世間で大騒ぎになって、結果的に辞任してしまいました。

実はその株主総会に私は出席していました。
これも「今だから言えるネタ」ですね。
しかも、最前列で社長から一番近い席に座っていました。

株主総会でいうところの「社員株主」です。
総会が始まる前から出席して、前から数列を社員で陣取ります。
「意義なし!」
「議事進行!」
という掛け声を早朝から何度も何度も練習していました。
株主だけでなく日本中のマスコミが注目していた中で
株主総会では荒れることなく無事に終わるように全社員で
戦うような、まさに「戦闘兵のような」覚悟でした・・・。

その時の社長は私にとっては「神様」です。
営業主体の会社で、その営業畑を若くして上り詰めたお方です。
社員にとっては「生き神様」でした。
野村證券には当時は
「ペロは人格」
という言葉がありました。
ペロとは注文伝票を指す業界用語で、ペロ=数字、つまり
「営業の数字をあげている人は人格者だ!」
という考え方さえありました。
「洗脳」させられたというと語弊があるでしょうか。
全店ボイス(社内放送)で社長の声を聞くと、直立不動で聞いている
古参の営業マンも多くいました。
例えが悪いかもしれませんが、金正日と北朝鮮の人々の関係のような・・・。

総会では神様を何としてもお守りしなければならない。
最前列に座った社員は、暴漢が社長に詰め寄った際の対応まで
練習させられました・・・(これは内緒かな)

それが、あの「大蔵省のご承認を」のたった一言で
失脚してしまいます。
それから、証券不祥事が勃発して、野村證券どころか証券界全体が
永いトンネルに入ってしまったのです・・・・。

その歴史的な一言を、全世界の誰よりも近いところで聞いていたのが
実は私でした。

あまりの衝撃でしたね。
営業のトップに上り詰めた「神様」があの一言でコケてしまったのです。
でも法律違反をしていることは事実で、やはり「原理原則」から
外れているのです。
正直、「呪縛が解けた」瞬間でした・・・。


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