マネーフォワード クラウド会計とはどんな会計ソフト?わかりやすく徹底解説

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法人や個人事業主は、様々な会計ソフトを使用していますが、その中でも2025年の時点で、利用事業者数が40万事業者を突破しているマネーフォワードクラウドがあります。マネーフォワードクラウドは個人事業主から上場企業まで幅広い事業者に対応しているため、いくつかの種類があり、自社や自分に合ったものはどのタイプが合っているかを考えて選ぶ必要があります。そこでここでは、マネーフォワードクラウドの特徴や種類、それぞれのソフトでできることを解説します。
マネーフォワード クラウド会計ソフトの4つの主な特徴
まずは、マネーフォワードクラウドの会計ソフトがどのようなソフトなのか、その特徴から見ていきましょう。マネーフォワードクラウドは、お金に焦点をあて「お金と前向きに向き合い、可能性を広げることができる」サービスを提供している株式会社マネーフォワードの会計ソフトです。会計ソフト以外にも家計簿ソフトなども提供しています。
1. 2,400以上の連携先!圧倒的な「自動化」と「効率化」
Money Forward クラウドの最大の特徴は、銀行、クレジットカード、電子マネー、POSレジ、クラウドソーシングなど、2,400以上の金融関連サービスと連携し、明細データを自動で取得できる点です。
- ・自動仕訳: AIが取得した明細データを元に勘定科目を自動で提案・仕訳するため、手入力の手間が大幅に削減されます。
- ・AI-OCR機能: スマートフォンで領収書や請求書を撮影するだけで、AIが情報を読み取り、仕訳データを自動作成します。紙の証憑の処理も効率化できます。
2. いつでもどこでも使える「マルチデバイス対応」
名前にクラウドとあるように、インターネット上で起動して使うソフトです。自分のパソコンにインストールして使う会計ソフトとは違い、以下の環境でいつでもどこでも利用できます。
- ・インターネットが使える環境であれば、どのパソコンでも利用可能
- ・WindowsとMacの両方に対応
- ・iPhone、iPadやAndroidなどのスマートフォンやタブレットでも活用可能
複数拠点・複数人で同時にアクセスし、リアルタイムで情報を共有できるため、テレワークにも最適です。
3. 使うほど賢くなる「人工知能・機械学習(AI)の搭載」
MFクラウドの会計ソフトには、人工知能・機械学習(AI)が搭載されています。
- ・銀行明細、クレジットカードなど、自動で取り込んだ取引データに対し、AIがビッグデータを元に勘定科目を提案します。
- ・さらに、使えば使うほどAIが過去の仕訳を学習していくので、より自社に合った勘定科目を提案してくれます。これにより、自動入力や自動仕訳の精度が向上し、経理作業がさらに効率化できます。
4. バックオフィス全体を効率化する「豊富なサービス連携」
同社が提供している請求書、経費、給与、マイナンバーなどの各サービスとシームレスに連携できます。
会計データが他のサービスと自動で紐づくため、業務全体のコストを削減でき、経理・労務などのバックオフィス業務全体の効率化を実現できます。自社の成長段階に合わせて必要なサービスを柔軟に追加できる点も大きなメリットです。
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マネーフォワードクラウドの会計ソフトの種類と機能
マネーフォワードクラウドの会計ソフトの種類と機能
マネーフォワードクラウドのソフトは、大きく分けて経理・確定申告のものと人事労務のものがあります。経理・確定申告の中には、法人向け、個人事業主向けの会計ソフトと請求書や経費精算のものがあります。今回は法人向け、個人事業主向けの会計ソフトについてご紹介します。
マネーフォワードクラウドの会計ソフトは、複数の料金プランが用意されており、それぞれで使える機能が異なります。マネーフォワードクラウドの会計ソフトのラインナップは次のものになります。
①Money Forward(マネーフォワード) クラウド会計
| プラン | 機能・特徴 | 基本料金 |
|---|---|---|
| スモールビジネス |
|
月額4,480円 年額53,760円 (年払いだと年間18,000円お得!) |
| ビジネス |
|
月額6,480円 年額77,760円 (年払いだと年間18,000円お得!) |
②Money Forward(マネーフォワード) クラウド確定申告
| プラン | 機能・特徴 | 基本料金 |
|---|---|---|
| パーソナルミニ |
|
月額1,280円 一括年払い10,800円(900年/月 年間4,560円お得) |
| パーソナル |
|
月額1,680円 一括年払い15,360円(1,280年/月 年間4,800円お得) |
| パーソナルプラス |
|
年払いのみ 35,760円(2980円/月) |
クラウド会計、クラウド確定申告ともに、1ヶ月の無料トライアルやフリープランもあります。
マネーフォワードクラウド会計はこんな人におすすめ!freeeとの違いも徹底解説
マネーフォワード クラウド会計はこんな人におすすめ!freeeとの違いも徹底解説
上述したとおり、マネーフォワード クラウドの会計ソフトには、法人向けの「クラウド会計」と個人事業主向けの「クラウド確定申告」があり、それぞれ複数の料金プランがあります。自社に合ったソフトを選ぶ際には、単に料金だけでなく、「経理のやり方(簿記の知識の有無)」と「拡張性」という2つの観点から検討することが重要です。
日々の取引の入力を中心に会計ソフトを利用する場合は、基本のスモールビジネスやパーソナルライトを利用します。請求書の発行についてもサービスを利用する場合は、クラウド請求書の全機能を利用可能なビジネスやパーソナルを利用しましょう。個人事業主の場合で、顧問税理士がいない場合は、電話サポートのついたパーソナルプラスを利用したほうが良いでしょう。
1. 法人向け「マネーフォワード クラウド会計」が特におすすめの企業
マネーフォワード クラウド会計は、特に以下のような企業に最適です。
- 📘 従来の会計処理(借方/貸方)で経理をしたい企業
従来の会計ソフトと同じように、借方・貸方の「仕訳入力」形式で帳簿付けができます。簿記の知識がある経理担当者や税理士が、違和感なくスムーズに導入・運用できます。(競合のfreeeは、取引ベースで入力する形式がメインです。)
- 🤝 顧問税理士との連携を重視したい企業
多くの税理士が慣れ親しんだ入力形式であるため、顧問税理士がMFクラウドの会計ソフトを使用していなくても、連携や指導がスムーズに進みやすい傾向があります。
- 🏢 複数部門・複数拠点の管理を細かく行いたい企業
最上位プランでは部門登録が無制限で、2階層までの詳細な部門別管理が可能です。部門ごとの収支を細かく分析したい、中堅規模への成長を見据えている企業に適しています。
- 🧩 必要なサービスから段階的に導入したい企業
会計、請求書、経費精算、給与計算など、バックオフィスに必要な各サービスを、連携を保ちながらも、自社の業務や成長フェーズに合わせて必要なものから個別に導入・拡張できます。
日々の取引の入力を中心に会計ソフトを利用する場合は、基本の「スモールビジネス」プランを利用します。請求書の発行についてもサービスを利用する場合は、クラウド請求書の全機能を利用可能な「ビジネス」プランを利用しましょう。
2. 個人事業主向け「マネーフォワード クラウド確定申告」の選び方
個人事業主の場合、確定申告が不安であれば、電話サポートのついた「パーソナルプラス」を利用したほうが良いでしょう。
- 日々の取引入力中心で、とにかくコストを抑えたい
→ 「パーソナルライト」
- 取引が多く、請求書発行までサービス内で完結したい
→ 「パーソナル」
- はじめての確定申告で不安があり、操作方法について電話で相談したい
→ 「パーソナルプラス」(電話サポート付き)
マネーフォワードクラウドの会計ソフトのメリットとデメリット
マネーフォワードクラウドの会計ソフトの導入を検討する際には、メリットとデメリットをしっかり把握しておく必要があります。そこで、マネーフォワードクラウドの会計ソフトのメリットとデメリットを見ていきましょう。
マネーフォワードクラウドの会計ソフトのメリット
マネーフォワードクラウドの会計ソフトのメリットには、次のようなものがあります。
①人工知能・機械学習(AI)を搭載
マネーフォワードクラウドの会計ソフトには、人工知能・機械学習(AI)が搭載されています。これは、銀行明細、クレジットカードなど、自動で取り込んだ取引データに対して、人工知能(AI)がビッグデータを元に勘定科目を提案するというものです。
しかも、使えば使うほどAIが学習していくので、より自社に合った勘定科目を提案してくれます。使うほど自動入力や自動仕訳が楽になっていくので、作業を効率化できます。
②他社の会計ソフトからの乗り換えが簡単
マネーフォワードクラウドの会計ソフトは、他社の会計ソフトのデータのインポートに対応しています。
新たに入力しなおす必要がないので、乗り換えが簡単です。
③業務効率化
マネーフォワードクラウドでは、会計だけでなく、他のマネーフォワードクラウドの請求書や経費精算、給与のソフトと連携可能です。うまく連携させることで業務全体のコストを削減でき、業務効率化が可能です。
マネーフォワードクラウドの会計ソフトのデメリット
マネーフォワードクラウドの会計ソフトのデメリットには、次のようなものがあります。
①ランニングコストがかかる
マネーフォワードクラウドの会計ソフトは、買いきりではなく、月額または年額の課金制となっています。そのため、パッケージ製品よりランニングコストがかかる場合があります。導入する際には、費用対効果をしっかり分析しておきましょう。
②ソフトごとに初期設定が必要な場合も
マネーフォワードクラウドでは、会計だけでなく、他のマネーフォワードクラウドの請求書や経費精算、給与のソフトと連携可能です。ただし、それぞれのソフトごとに初期設定が必要な場合も多いので、導入から使い始めるまでには時間がかかることがあります。
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まとめ
マネーフォワードクラウドの会計ソフトは、さまざまな料金プランがあり、自社に合ったものを選ぶことができます。ただし、マネーフォワードクラウドの会計ソフトにはメリットもデメリットもあります。まずは、1ヶ月の無料トライアルやフリープランを利用するのも良いでしょう。
▼参考サイト
会計事務所に約14年、会計ソフトメーカーに約4年勤務。個人事業主から法人まで多くのお客さまに接することで得た知見をもとに、記事を読んでくださる方が抱えておられるお困りごとや知っておくべき知識について、なるべく平易な表現でお伝えします。
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