妖怪大図鑑その3
2008.03.31

年度末。

おはようございます、30代初仕事が年度の締めでございます。
ま、誕生日は毎年同じなので、この感覚は毎度のことなのですが。


「コンサルタント」…名乗るだけならタダ。
頼むにしても、その業界に精通している人を探さないと。


「アナリスト」…自称多数。
意見を聞くなら、その業界に精通している人を探さないと。


「FP」…紺屋の白袴。
自分で勉強した知識を自分で実践しない人多数。
分野が広過ぎて、結局何もかもが中途半端になりがち。
意見を聞くなら、その分野に精通している人を探さないと。


「プロの投資家」…自称多数。
玄人っぽい手段を使おうと、儲かっていなければ素人未満。


「個人投資家」…投資家未満多数。
なんとなくで個別株式を買うのは、投資ではなくギャンブルです。


「日銀総裁」…金融の中心なのに、金融商品の保有高が少なすぎ。
海外総裁は、日銀総裁の10倍以上の金融資産を持っていることを、
なぜあの騒動のときに触れなかったのか。


「長期投資家」…お金が必要なのに、金融商品を売らない人。
何の為に投資をしていたのか、わからなくなっている人多数。
手段と目的が逆転している。


とりあえず、こんなところで。
これらの「近道」は、日頃の不満を押し込めるのには役立ちますが、
事業経営や人生設計には役に立たないものが多すぎます。
かなり辛口に評させて頂きましたが、一つの代わった考え方として
みて頂ければ、と思います。


Goodbye Twenties,Hello Thirties
2008.03.30

今から5分ほど前、私の20代が終了いたしました。


業務連絡
詐称になってしまいますので「20代若手税理士」の表記を
早々に変更して頂きます様、宜しくお願い致します。


30代は脂がのってくる時期らしいので、良い脂が体につくよう
努力して参ります。
とりあえず、この肩こりをどうにかしたいです。


誕生日プレゼントは、新規顧問先10件詰め合わせか、将来が楽しみな
若手人材のどちらからでお願いします。
至急、ご連絡下さい。


と、それはさておき…。

開業ほぼ一周年と20代終了というイベントが重なりました。
今後も、長期的視野を持ちながら、身近な課題を一つ一つ片付けていきます。

改めまして、今後とも税理士・FPの高橋昌也を宜しくお願い致します。


妖怪大図鑑その2
2008.03.29

穴三つ。

おはようございます、実に久しぶりに風邪を引きました。
確定申告が終わったこのタイミングでの発病、運が良いと考えるべきか。


「不景気」…とりあえず自社が儲かっていないのはこれのせいにしておけば良い。
実は自助努力が足りないケースも多数。


「政治」…不景気なのは、これのせいにしておけば良い。
その割に、自分の業界を守ることについてはやたらと頼りがち。
困ったときには「政治になんとかしてもらわないと」が口癖。


「政治家」…政治が悪いのは、これのせいにしておけば良い。
選んだのは自分自身なのに、それは棚上げ。
話してみると、実は結構面白い人も多い。


「○○省」…官僚が住み着く、諸悪の根源。
信用度低し。


「○○省公認」…信頼度が圧倒的に増す魔法の言葉。
悪用例多数。
信用しているのやら、していないのやら。


「経営者」…庶民の敵。
経営者にどれだけお世話になっているのか考えもしていない人多数。
日本の経営者の報酬水準の低さを知っているのだろうか?


「庶民」…そんな抽象的な概念で物事を語っているから、何も進まない。
行動しないものに、成果は出ない。


「サラリーマン」…弱者、ということになっている。
税制・企業経営の実態からして、とてもそうは思えないのだが。


「減税」…税金を大して払っていない人が大喜びするもの。
それなりに払っている人は、大して気にしていない。
1,000円の減税を受ける為に3日間を費やす人も多数。
時間もコスト、費用対効果を冷静に見つめるべき。


「サラリーマン増税」…少なくとも、ここ数年でサラリーマンのみを対象と
した増税は一度もされていない。
増税されたのは、経営者だろうが、個人事業主だろうが同じ。
下記も参照のこと。


「経営者(のみ)増税」…ここ数年でものすごい進んだ。
この事をマスコミは決して大っぴらには報道しない。


妖怪大図鑑その1
2008.03.28

人を呪わば穴二つ。

おはようございます、誰かが後ろにいるような気がしてなりません。
呪詛返しをされたようです。


この仕事をやっていてよく聞く呪い、つまり型に嵌め込む言葉をご紹介。
型に嵌め込む、つまりあらゆる可能性の内から自分の知っている近道を
選択してしまうという、人間の性質がよく出ている妖怪たち。
先に書いておきますが、特定の誰かを誹謗中傷する意図は全くございません。
世の中の常識と、現実との微妙なズレを書いてみたいだけです。


「最近どんな仕事が儲かるの?」…儲かると決まっている仕事などない。
どんな仕事でも、儲けられる人は儲かるし、儲からない人は儲からない。


「絶対上がる株とかないの?」…ない。
リスクという定義を正確に把握すれば、ないことはすぐにわかる。


「税金」…財布の紐を硬くする不思議な言葉。
募金に100円入れるのは平気なのに、税金100円は急に渋る。
使途の不明度合いは、実は大して変わらないのに。


「節税」…財布の紐を緩くする不思議な言葉。
実際の節税金額よりも、効果が大きいような錯覚に捕らわれていること多数。
50万円下げるために、500万円の出費って。


「税理士」…税のことなら何でもお任せ!といっている税理士には要注意。
実際には、税目は多数、一分野でも複雑怪奇。
全部把握することなど、一人の税理士では不可能。
得意分野「何でも大丈夫」は、限りなく危ない。
あと、経営についてはそれほど詳しいわけでもない。


「公認会計士」…企業の不正をすぐさま探知!出来ていない。
監査にかけられる費用や日数等、当の昔に限界を迎えている。
経験の足らない人間が、やっとこさっとこ日々の仕事をこなしている。
あと、この人たちが株をやっても、別に儲からないこと多数。


「弁護士」…結構知識が偏っている。
いうほど儲かっていないケースも多数。
弁護士同士でのレベルの差が、外からはわからない位大きい。


「士業」…プロフェッショナル、ということになっている人々。
実は結構普通。
偉ぶっている士業は、実は自信がないことの裏返しだったり。


Curse Upon Money
2008.03.27

シャーマンドラムが鳴り響く。

おはようございます、マニアックなネタに走りすぎると誰も付いて来て
くれなくなります。
こういう遊びはボチボチで止めておかないと…。


呪いとは名付け、意味付け、影響を与えること、という話を何かの本で読みました。
京極夏彦さんだったか、高田崇史さんだったか…。
ある果物に「りんご」と名づけたことで、その果物は「りんご」という属性を
付加されることになります。
産まれたばかりの赤ん坊に名前を付ける事も、その人生が名前に縛りつけ
られるという意味では、立派な呪いです。
対象に影響を与えることの多くは、広い意味では呪いといえます。
例えば「今、あなたの後ろに人が何かが立っていて、あなたをじっと見ている」と
いう文章一つで、呪いは成立します。


民俗学のお話。
闇は恐怖です。
そこに「見えない何か」があると人は考え、闇から聴こえる音に恐れおののきました。
そこで、人は闇に名前をつけることで対象を確定させることにより、闇をはらいました。
山にこだまする音が天狗などの妖怪のせいにされたわけです。
その意味で、「妖怪が呪う」のではなく、「人の呪いで産み出されたのが妖怪」だと
考えることが出来るのかもしれません。


人は、何かわからないものがあると、全ての可能性を考えるのではなく、自分の知って
いる知識の引き出しから引っ張り出してきて対応します。
このような手続きをヒューリスティク、言い換えるなら近道選びといいます。
わからない、得体の知れないものに対する恐怖は、人間の根源的なものです。
これに対抗するには、自分の知っている形に落し込む、つまり呪ってしまえば良いのです。
名付け、形を与え、対象を確定させる、誰しもが行っている行為です。

少し、金融・経済に関する呪いについてでも触れてみます。


ところで、あなたの後ろにいるその人、誰ですか?


割り算のススメその5
2008.03.26

コピー機搬入。

おはようございます、昨日搬入されました。
今まで使っていた複合機を自宅へ持ち込みました。
一度レーザプリンタを使ってしまうと、インクジェットは使う気が中々
しないですね。


とりあえず、指標に関する話は今日で一段落させようかと思っています。
最後に、売上を使って企業の安全性を図る為の指標です。


まず、天下のトヨタが革新をもたらした、この指標から。
仮に棚卸資産(商品)が200万円手元に残っているとします。

200万円(棚卸資産)/250万円(1月当たりの売上高)=0.8ヶ月分

棚卸資産回転期間を見るための割り算です。
通常、企業は手元に在庫を持っておかないと商売が出来ません。
但し、在庫を抱えすぎると管理が大変だったり、売れ残りや不良品が発生する
恐れがあります。
従って、過度に在庫商品を抱えることは、企業にとってあまり良いことではありません。
通常、この回転期間が1ヶ月を超えるような場合、少し過剰な在庫を抱えていると
判断して差し支えありません。
(もちろん、業種によって程度の差はあります)

トヨタは、この在庫を抱えない為に「注文を受けてから商品を作る」という製造方法を
浸透させました。
確実に売れる商品を、注文を受けてから製造するわけですから、在庫として手元に
抱え込む危険性がぐっと下がります。
これが所謂「看板方式」と呼ばれる方法です。


そして、売上をあげ、商品を相手に手渡した後には代金の回収が待っています。
仮に、未集金の売上債権が600万円あるとします。

600万円(売上債権)/250万円(1月当たりの売上高)=2.4ヶ月分の未集金

売上債権回転期間とよばれる指標です。
この指標が高くなっている場合、代金の集金状況に支障が出ている可能性が
あります。
そのようなケースでは、売上があがっているのに代金は回収できないという
「勘定あって銭足らず」の典型例に陥ってしまいます。
この指標の大まかな目安として、2か月分が分水嶺だと考えて下さい。

多くの中小企業では、儲けが出ないことよりもお金が手元にない、つまり
資金繰りに苦労をしています。
この指標が高まっている場合、その会社の資金繰りがかなり苦しくなってきて
いる可能性があります。
売上先に倒産が懸念されるようなケースが想定されます。


上記のケースを分析すると
「商品の販売は滞りなく行われているが、代金の回収にやや遅れがみられる」
という企業実体が浮かび上がります。
複数の指標を組み合わせると、より立体的に企業の実態が浮かび上がります。


以上、本当に簡単な経営分析のための指標をご紹介しました。
全ての指標で割り算を使っていたことがお分かりになられるかと思います。


割り算のススメその4
2008.03.25

相談員。

おはようございます、昨日も相談員のお仕事でした。
今年度の指導員系のお仕事はこれでお終いです。


昨日までの続き、今度は売上高を分母に持ってきた指標でも。
まず、一番簡単なものがこちらです。

300万円(利益)/3,000万円(売上)=10%

利益率ですね。
おそらく、多くの方がこの数字を気にされているのではないでしょうか?
かなり世の中にも浸透してきた考え方ですが、売上については単なる
規模の問題ではなく、如何に利幅の取れる内容のあるものになっている
かどうかのほうが(端的にいえば)重要だったりします。

同じ売上でも、経費を圧縮することが出来れば利幅は増やせます。
経費を圧縮する術として、設備投資や人件費の問題がよく出てくるわけです。
このような観点から、昨日触れた固定資産と自己資本の比率等が注目に
値するわけです。


あとは、売上の伸びを見るための指標もあります。
仮に昨年の売上が2,400万円だったとします。

3,000万円(今年の売上)/2,400万円(昨年の売上)=125%

売上高の増加率です。
先ほどは「売上高よりも利益率が重要」と言っておいてなんですが、一概に
そうとも言い切れません。
売上高が多いということは、選択肢が増えることに繋がります。
経費の圧縮方法にしろ、設備投資や人材の確保や削減にしろ、一定の売上高が
ない場合には、とれる手段も限られてきてしまいます。
従って、売上高はやっぱり昨年よりも今年のほうが多いに越したことはないのです。


上記2点の指標から、所謂「増収増益」という言葉が好まれることがわかります。
しかし、注意をしなければならないのは、増収幅と増益幅の整合性です。
仮に増収幅が20%、増益幅が10%だとすると、なぜ売上増ほどに利益が増えて
いないのかが非常に問題になります。

10%(増益幅)/20%(増収幅)=50%

この数値が100%にいかないということは、増収を図る為の手段が余り好ましい
ものではなかった可能性があります。
どのようにして売上増をしたのか、その為の経費や損失はどの程度なのか、
こういった情報を分析しなければなりません。


明日も、売上を使った指標を見てみます。


割り算のススメその3
2008.03.24

模様替え実行中。

おはようございます、1年もすると、飽きてくるんです。
自宅と事務所、両方を使いやすいように色々いじっています。


割り算の続き、今日も資本、つまり元手を使った分析です。
昨日は、元手が効率的に活用されているかをみました。
今日は元手が事業の過程で大幅に毀損されていないかどうか、
つまり安全性をみるための指標です。

例示は昨日と同じ数値を使います。
まず、元手のうち、負債に頼りすぎていないかどうかをみるための式です。

400万円(自己資本)/1,000万円(資本)=40%

昨日も触れましたが、他人資本、所謂負債はいずれは債権者に返さなくては
ならない資本ですので、余り負債に頼りすぎると、返済で手一杯になってしまい、
事業運営に充分なお金が回せなくなってしまいます。
その為にも、元手のうちどの程度を自己資本でまかなえているのか、という
数字が重要になります。
所謂「自己資本比率」と呼ばれる指標です。

多くの中小零細企業において、この自己資本比率が問題になります。
借金を借金で返すような所謂自転車操業に陥ると、この数値は見る見るうちに
悪化していきます。
また、特に金融機関において、この比率は重要な意味合いを持ちます。


次に、元手が過剰な投資に回されていないかをチェックします。
仮に、例示の企業に固定資産が300万円あるとします。

300万円(固定資産)/400万円(自己資本)=75%

事業の用に供する固定資産は、出来れば負債、特に借入金に頼るのでは
なく、自己資本のみでまかなうことが望ましいとされます。
この指標が100%を超えている場合には、自己資本以上の設備投資を
負債を用いて行っていることになります。
身の丈にあった設備投資をしているかどうか、これも企業運営において
大切な観点です。

ただし、大きな効果が期待できる設備投資については、他人資本の力を
借り手でもやる価値があるものも多くあります。
その際には、他人資本、つまり借入金の返済期間を出来る限り長めに
設定しておくことです。
設備投資は、通常短期的にすぐ効果が出ることはマレです。
あまり借入金の返済期間を短期にしてしまうと、設備投資の効果が出る
前に返済だけは済ませなければならないという苦しい状態になってしまい、
結果的に「勘定あって銭足らず」と呼ばれる状態に陥ります。


昨日の2つと併せ、資本を分母にもってくる指標を4つほどご紹介しました。
明日は少し違う数字を使ってみます。


割り算のススメその2
2008.03.23

髪を刈りました。

おはようございます、切ったのではありません、刈ったのです、自分で。
マイバリカンを使い始めてそろそろ2年位でしょうか。


昨日の続き、割り算の発想法についてです。
まず、今日は「資本」を用いた割り算について。
「広義の資本」を言い換えると、「元手」という言葉が一番しっくりくると思います。

会計を少しでもかじったことがある方ですと、「負債」と「資本」という言葉を聞いた
ことがあるかもしれません。
実は、どちらも事業を行う為の元手である点では変わりがありません。
負債は他人への返済義務があり、資本には返済義務がありません。
そこで、負債のことを「他人資本」、所謂「狭義の資本」を「自己資本」と呼んだりします。


本題の割り算に入ります。
仮に元手を1,000万円(他人資本600万、自己資本400万)を用いて、
売上を3,000万円、利益を300万円上げたとしましょう。(1年間の数字)
では、これらの数字をどのように割り算すると、会計的分析になるのか?

知りたいのが「お金がどれくらい活発に動いているのか」ということだとします。
お金の動きは、滞っているよりは動いているほうが遥かに健全です。
すると、次のような算式が思いつきます。

3,000万円(売上)/1,000万円(資本) = 3回転

現在、この事業体では元手の3倍の金額が1年間で動いていることになります。
もし、この回転数を上げられる、要は効率を上げることができれば、より多くの
お金が動くことになりますので、利益もそれだけ上げられるでしょう。
単純に4回転になるだけでも、400万円の利益が見込めます。


次に、元手を使ってどれ位効率的に儲けられているのか、を考えてみます。
次の2つの式が代表的なものです。

300万円(利益)/1,000万円(資本) = 30%
300万円(利益)/400万円(自己資本) = 75%

上の式は、資本全体でどれ位の利幅が取れているのかをみています。
下の式は、自己資本のみに注目し、利幅を計算しています。
さて、これらの式は株式投資をしている人には非常に馴染み深い数字です。
上の数字がROA(総資本利益率)、下の数字がROE(自己資本利益率)です。


同じ元手(資本)ならば、より回転数が高く、より利益率が高い企業のほうが
優秀なのはお分かりいただけるかと思います。
大事なのは、各数字の絶対値よりも、効率をみることです。
「資本金100億円の大企業です!!」なんて売り文句には、本来何の意味も
ないことを知らなくてはなりません。
資本がいくら大きかろうと、効率が低ければ元手の持ち腐れです。


割り算のススメその1
2008.03.22

少しだけお金持ち。

おはようございます、昨日確定申告分の報酬請求をする為の下準備を
しておりました。
…頑張ったな、オレ…と少しだけ自分を褒めてあげました。


昨日、事務所にFAXが入っていました。
「繁盛する会計事務所のノウハウ教えます!!」みたいなヤツです。
この手のFAXは本当にしょっちゅう入ってきます。
これ自体は別に良くも悪くも書くつもりはありません。

で、気になったのはその中の文面です。
「毎年100を超える顧問先増を達成しています!!」
「100人を超える所員が、一丸となって頑張っています!!」
ふ~ん、随分と大きいんですねぇ…。

…ちょっと待て、100人の所員がいて、年間100件増?
…一人当たり年間1件しか増えてないってこと?
それって全然大したことなくないか?ひょっとして。
私、昨年なら、所員総勢1人(ワタクシ)で軽く10件は増えたぞ?
と思った、というお話です。

まぁ、単純に人数割りで考えるのも乱暴な意見ですし、絶対数として
100件も顧問先が増えるのは凄いことだと思います。
しかし、税理士事務所も商売ですから、所員がそれだけいるならば、
もっとすごい勢いで顧問先が増えないと、経営が厳しいような気が
してしまいます。
余程既存の顧問先が多いだとか、要因は幾らでもあるのでしょうが…。


で、タイトルの話。
「利回り」や「回転率」等、会計的な要素の多くは割り算を使います。
絶対数にこだわるのではなく、効率を図る為には割り算が非常に
有用だからです。
上記の話なら、単純な顧問先の増加数をみるのではなく、所員一人当たりの
増加数にこそ注目すべきではないか、という分析をします。

明日からこの話でも少し触れてみたいと思います。

なお、会計的割り算について説明している書籍として、コチラの
世界一やさしい会計の本です」をお奨めしておきます。


けいせいさいみん
2008.03.21

風、強し。

おはようございます、春の嵐という感じです。
桜が咲く前で良かった。


タイトルの言葉、正しく漢字に直せますか?
「経世済民」と変換します。
世を経(おさ)め、民を済(すく)うという意味です。
これを略して「経済」という言葉が形成されました。

元々は、現在でいう所の「経済」の概念のみではなく、政治・行政等々、
様々な趣旨を含んだ言葉でした。
現在では経済と政治は一定の距離を保つことが美徳のように思われて
いますが、本来は二人三脚の関係であることが、この言葉の成り立ちから
して分かるような気がします。
政治の良し悪しで経済が左右される、という構図は、いつ、どこの時代でも
変わりません。


ま、この世界金融危機の最中、中央銀行総裁の席を空白にする等という
愚挙を犯した役立たずの方達に、もう一度よく噛み締めて頂きたい言葉です。
この国には本物の政治も金融もないことが改めてわかりました。


ラックとプラック
2008.03.20

久しぶりに予定表が空白。

おはようございます、ここの所休日でも必ず予定を入れていたので、
本当に久しぶりにゆっくりとした一日です。
家族と少しお出かけでもしてみようかな…と算段中。


dice2.jpg

お客様の所で衝動買いしたサイコロです。
幸運の象徴として、携帯電話に付けてみました。


結局の所、幸運を掴めない人は商売で成功をすることは無理だと
私は考えています。
ただし、幸運とは「運が良いこと」だとは思いません。

現状を打破し、より高みへと登ろうとしている方の所には、不思議と
何かしらの機会が訪れるものです。
後から振り返ってみると「あの時のアレは運が良かったよねぇ」と
評される方がよくいらっしゃいます。


幸運とは、勇気を持って進む人の所に訪れるご褒美みたいなものだと
私は考えます。
行動をする人全員に訪れるわけではないのかもしれません。
しかし、行動をしなければ決して来ることもありません。

中でも「良い人に出会える」というのは最大の幸運ではないでしょうか。
お客様にとって、私と出会ったことが「運が良かった」と言って頂ける
ような仕事が出来れば、というのが切実なる願いでしょうか。


意識改革
2008.03.19

通常業務、2日目にして繁忙なり。

おはようございます、昨日から通常の月次処理に軸足が移っている
のですが、初っ端からすっ飛ばしております。
明日の休日が実に久しぶりにゆっくり出来そうな気配…私が事務所に
足を踏み入れさえしなければ、の話ですが。


昨日の続き。
認識を変えるべきことがあるのではないか、ということでした。
極簡単に列挙します。

・不労所得に対する蔑視をやめる。
「労働が尊い」ことにそれほど異論はありませんが、「労働のみが尊い」とは
全く思いません。
不動産だろうと、金融資産だろうと、何から得ようと金は金です。
「私にはこれしかないんだ」と退路を断って事業に打ち込むのは潔し、かも
しれませんが、本当に駄目だった場合のリスクを考えれば、余裕ある資産設計を
しておいた方が絶対に良いです。
不労所得を生み出す資産の後ろ盾は、本業にも余裕をもたらすはず。


・金融に関する情報と実体経済のリンク
現在の原材料の高騰は、実は数年前から読めていました。
だからこそ、私はここ1年半ほどを掛けて商品市況への投資をしてきました。
その結果、私のアセットアロケーションで株式系の投資先はボロボロですが、
それを商品市況系の投資先がカバーしています。
高騰が読めていたからこそ、顧問先にも「販売先への値上げを今のうちに
打診し続けて下さい」とお願いしておきました。
結果、値上げに成功していたお客様は、現在の材料高騰を見事にカバーして
います。

大切なのは、金融や投資の世界の情報が、自分の商売とつながっているという
認識です。
そして、投資の世界の数字は実体経済に比べ少し早く動くという定説を
信じるならば、先の動きはある程度読めるということです。


・経営者にはもっと高報酬を。
何度でも繰り返します。
サラリーマンと経営者では、抱えているリスクの大きさが違いすぎます。
日本はもっと経営者が評価されていて良いはず。
それは大企業のみならず、多くの中小零細企業についても同じです。
日本の多くの零細企業の従業員に対する給料が、実は社長の持出金によって
まかなわれている現状を考えれば、どれだけ経営者が苦労しているのかが
わかりそうなものです。


もちろん、他にも幾らでも変えるべき点はあるとは思います。
とりあえず、今すぐにでも変えられる認識を列挙してみました。
今後もちょぼちょぼと取り上げていくつもりです。


中小企業を救う術
2008.03.18

後片付け。

おはようございます、実質的に開業後最初の確定申告期。
気が付けば結構な件数をこなしていたようで、返送の準備を進めていて
自分でびっくりしました。
さて、来年は更に倍、といきたいところですが、人を雇う算段でも立てないと
ちっとばかしまずいことになりそうです。


で、そんな申告期真っ只中だったとき、ある税務署に申告書を提出しに
行きましたところ、すぐ近くである団体が集会を開いていました。
曰く
「中小企業に活力を」
「課税点の引き下げに反対」
「消費税増税反対」
うん、まぁわかり易い集会です。


で、そんな苦しい中小企業を救う最も簡単な術があります。
実に簡単、給与を下げれば良いだけです。

今まで繰り返し述べていますが、日本の税制は弱者と呼ばれる人々、
とりわけ給与所得者に寛大で、法人など経営側には非常に厳しいです。
更には少し前にも触れましたが、日本の労働者分配率の高さはかなりの
ものであり、生産性の低下に直結しています。


少なくとも「中小企業を救う為」に最良の手段は、税率の引き下げではありません。
なぜなら、そもそも多くの中小企業は税金なんて払っていないから。
(消費税は間接税ですので、企業の負担には勘定していません)
強いてあげれば概形標準課税が対象になるくらいでしょうか。

が、ここで給料を槍玉にあげると「弱者イジメだ」という反応がすぐ返ってきます。
しかし、この「中小企業を守れ」と「最低給与水準を上げろ」という要望がどれほど
正反対を向いた主張なのかをきちんと認識した上で、所謂「富める者」「強者」と
呼ばれる存在を非難している人ってどれ位いるのでしょうか?
お客様にも常々言っているのですが、どんなに小さな会社でも、そこに経営者と
従業員がいる限り、労使の問題は必ずあるのです。
どうも、ああいった集会を見ていると「中小企業を守れ」といいながら「経営者を
守れ」とは全く言っていないような気がしてならないのです。


上記の話は、別に給与を何が何でも下げろ、という話ではありません。
企業たるもの働いて下さる方がいなければお話にならないわけです。
双方が納得できる水準の給与が支払われるのは当然のことでしょう。
組織たるもの、人あってこそです。
問題は、その「双方」という点において、どうも経営者側の分が悪いのでは
ないか、という点を言いたいだけです。


で、こういった点の意識が変わらないとだめなのではないか、という話を明日にでも。


機関には期間が効かん
2008.03.17

一位だった。

おはようございます、昨日のコンテスト、どうにかトップの成績で終了。
やりきった感もマズマズ、こういう演奏の後のお酒は美味しいものです。


昨日の続き。
投資期間について、どう考えるべきかという話でした。

株式投資などでもよく言われることですが、機関投資家ががっぽりと勝って
個人投資家が利益を毟り取られる、という構図があります。
これは大枠で間違っておらず、多くの個人投資家が市場から撤退している
のも事実です。

なぜ個人は機関投資家に勝てないのか?
もちろん情報処理うんぬんという話もあるのでしょうが、何といっても資金力の
差が大きいのでしょう。
彼らにとっては「数億円」程度の含み損などなんてことないわけですから、
取れるポジションにも必然的に差が出てきます。
また、24時間相場に貼り付けるのは、普通の個人投資家には無理です。


では、個人は機関に勝てる要素はないのか?
実はある一点において、個人の方が圧倒的に有利らしいのです。
それは投資期間の設定です。

ご存知の方も多いかと思いますが、機関投資家のディーラは期間契約です。
3ヶ月毎に契約更新など、都度成績が判定され、首が切られるか否かが
決まるわけです。
彼らは、決められた期間で結果が出せないと職を失うわけです。

ということは、一つの銘柄が「長い目で見れば上がりそう」だと思っても、
長期的な上昇を待っている暇などないわけですから、そういった銘柄には
手を出せません。
また、契約期間満了の間近になって成績がイマイチなら、一か八かの
手を打ったり、無理な売買を繰り返す羽目になるでしょう。


その点、個人なら期間は自分で自由に決められます。
のんびり長期でいくもよし、超短期でやるもよし、どちらも個々人の自由です。
特に長期方向に関しては、非常に広範な選択肢が用意されているといって
良いでしょう。

ただし、気をつけるべき点が一点。
「最初に決めた投資期間は守ろう」ということです。
超短期で買ったけどもう少し、だとか長期で買ったけどもう売る、といった
方針の転換は、概ね良い結果を生まないようです。
自由に決められる分、己を律する気持ちが大切なわけで。


ま、正解は「儲かっている人が正しく、損している人は間違っている」という
唯一無二の事実です。
辺に玄人っぽいことに手を出して損をするより、素人らしく儲けられる人の
方が圧倒的に正しいといえるでしょう。


複利
2008.03.16

今日は本番。

おはようございます、コンテスト本番です。
まぁ悔いのないように歌ってきます。
何せ、今日の本番に間に合わせるように、日が変わるまで仕事を
やっていたのですから…。


昨日の続き。
複利計算の考え方が投資では大事なんだよ、ということでした。
理屈としてはお分かりになると思いますが、そこでその効果の程を
実感して頂きたいと思います。

お手元に電卓を用意して下さい。
まず利回りを想定し、それを電卓に入力します。
例えば年利1%を想定するならば「1.01」と入力します。
次に「×(掛ける)」のキーを「2回続けて」押します。
そうしたら、次は「=」を押します。
後は、「=」を押すだけ「1.01」を掛けることができます。
1.0201、1.030301、1.04060401と数字が増えていけば成功です。

この「2回続けて」キーを押すテクニックは、足し算でも掛け算でも
使えますので、電卓の一つ上の使い方として覚えておいて損はないです。


ここでもう一つ、FPの世界で非常に有名な数字として72というのをご紹介。
これは「72を年利回りで割れば、何年で元本が倍になるかわかる」という
ものです。
例えば、年利回り4%で運用すれば、複利効果で18年で元本が倍に
出来るよ、という意味です。
上記の電卓を使った複利の計算で確認してみると、概ねその数値に
妥当性があることがわかります。


複利に積立の手法を絡ませると、更に投資の効率は上昇することになります。
現在価値や複利、積立の手法は、全てある程度の期間を掛けないと、
効果がイマイチ実感できないものばかりです。
これが、所謂「長期投資」が推奨される理由の一つです。

では皆が長期で投資をすれば成功するのか、といえばそうとも言い難いのですが。
明日は「投資の期間」の話でも。


現在価値
2008.03.15

申告終了(一応)。

おはようございます、どうにか終わりました(一応)。
何で(一応)なのかというと、電子申告に絡む添付書類関係が少し
残っているから。
結局は17日に持っていくようかな…。


一年前の1万円と現在の1万円と一年後の1万円は皆違う金額なんだよ、
というお話でも。
考えてみれば当り前なのですが、このような考え方が現在の経済・投資・会計など
色々な分野で重要なポイントになっている点を知って頂きたく。

仮に、1年ものの定期預金の利息が年利1%だとしましょう。
今日10,000円を預ければ、1年後には10,100円になります。
つまり、真っ当に定期預金に預けておけば、現在の10,000円は
1年後には10,100円の価値がある、逆にいうと1年後の10,100円は
現在の10,000円分の価値しかないことを意味します。

さて、さらにもう1年前に戻してみます。
現在、手元に1万円があります。
これは、今から1年前に定期預金を組んだ結果の1万円です。
元々預けた金額は、10,000円÷1.01なので、9,900円になります。
真っ当に定期預金に預けていた結果が現在の1万円です。


すごく当り前のことを書いていますが、このような考え方を現在価値だとか
割引現在価値という言葉で説明します。
「1年後に1万円を手にしたいとしたら、利回り○%でいくら預ければ良いか」と
考えたりします。
上記の例でいえば
「1年前の9,900円 = 現在の10,000円 = 一年後の10,100円」という
算式が成立することになります。
名目上の金額は違っても、実質的な価値はどれも一緒なのです。

これに、複利計算という仕組みが加わると、まぁとんでもないことになるよ、という
考え方が現在の資金効率を考える際の大前提です。
複利の話は明日にでも。


還付金
2008.03.14

返ってきました。

おはようございます、確定申告後始末開始、と思っていたら突然の
新規案件が入ったり。
忙しい、ですが、悪くない流れです。


で、電子申告の結果、早々に還付金が返ってきました。
申告をしたのが2月21日でしたので、確かに返ってくるまでの時間は
紙での申告より大分早かったです。
友人の申告を電子申告でやってあげたのですが、その人の分は24日に
やりましたが、13日には還付があったみたいです。
還付金が返ってくる早さについては、明らかに電子申告が優れていますね。

私の周囲を見てみると、同業者で今年辺りから本腰をいれて電子申告を
導入している人がチラホラ見受けられました。
税理士が本格的に始めるとなると、今までは無駄なシステムと思われていた
e-taxも、少しずつ存在感が強まってくるのかもしれません。
個人はどんなにやっても一人一件ですが、税理士は一人が始めれば、
少なくとも数件、多ければ数百件分の利用をすることになりますので。

電子申告は、税務署の中では総務課が担当しているのですが、最近では
税務署に行く度に総務課の偉い方とお話をしています。
「こう使うと便利ですよ」なんて話もよく聞けるので、ためになることしきり。
課税庁側の威信を掛けたシステムですので、導入に積極的な税理士には
色々と面倒をみてくれます。
この調子で、調査のほうも手加減を…とは流石にいかないでしょうけど。


取り敢えず導入には成功しましたので、来年からは自信をもって対応できます。
興味がおありの方は、是非ご連絡下さいませ。


オフバランス(取引)
2008.03.13

雑務色々。

おはようございます、確定申告の後始末も始まりました。
改めてみてみたら、開業当初に比べるとお客様が倍以上に増えていました。
とても嬉しいことですが、責任もその分重くなっていくわけで。
より一層の精進が必要です。


続き。
オフバランスの手法について、昨日は取引主体の話を簡単に触れました。
今日は取引手法の話をごく簡単に。

株式投資をやったことがあるかたにはわかりやすいかもしれませんが、
株式そのものを取引することを「現物取引」といいます。
「Aさんが持っているB社株をCさんが買う」という、わかりやすい取引です。
最近ではメジャーになりつつある投資信託も基本的に現物取引です。


これに比較される手法として「信用取引」というものがあります。
信用取引がどんな取引かを極簡単に説明しますと
「Dさんが証券会社Eに保証金を預け、E社から株式なり金なりを借りてF社株を
売買する」というイメージです。
ここでポイントは、Dさんが借りてきたF社株はあくまで借りた金で買ったものです
から、Dさんのものではないのです。
信用取引は、Dさんが借りた金でかったF社株を第三者であるGさんに売却した
時点でやりとりが終了します。

F社株を借金で買った時点での株価が100円だとして、Gさんに売ったときが
120円だとすると、Dさんは120円を一端は手にして、その内100円をE社に
返します。
従って、差額の20円がDさんの儲けになるわけです。


このように、現物取引以外の手法を用いた取引をデリバティブと呼びます。
(厳密には信用取引がデリバティブに該当するのかは微妙ですが…)
多くのデリバティブにおけるポイントは、決済をするまで損益がわからない
という点にあります。
上記の例でも、Dさんが最終的に儲けたのか損をしたのかは、Gさんに
売却をした時点で初めて確定しています。
先物やオプション等、様々なデリバティブがありますが、これらを幾つか
絡めると、途端に会計が複雑なことになります。

「決済時まで損益がわからない」ということは、「決済が出来なければ
損益が確定しない」ということになります。
さて、こんな話、どこかで聞いたことがありませんか?
そう、話題のサブプライムロームというやつです。
あれは債券の形をとっていますが、複雑なデリバティブを集めて作られた
デリバティブ集合体なのです。
で、それが売ろうにも買い手がいないから売れないわけです。
ということは、いつまで経っても損失の規模が見えない、というオチが
つくことになります。


金融経済化が進むにつれ、取引の複雑性も確実に増してきました。
これが複式簿記の限界を超えているのでは、というお話です。


オフバランス(主体)
2008.03.12

ゴール目前。

こんにちは、ようやく目の前まできました。
以前は見えているだけですが、後は手を伸ばせば届きそうです。


昨日の続き。
オンバランスでは対処しきれない取引が多発していますよ、ということでした。
オフバランスの手法としては、色々なものがあります。
今回は極簡単なものをご紹介。

まず、取引の主体を別の主体に切り替えてしまう、という方法があります。
例えば、あるA会社がそのA会社専用の資金繰り専門B会社というものを作ります。
ここでポイントなのは、A会社は直接B会社の株式を持ったりはしないことです。
B会社がA会社の完全子会社だと、結局A会社の連結財務諸表に含めなければ
なりません。
B会社は、第三者を経由するなりして設立されます。

B会社は、A会社のために資金を調達してきます。
B会社が集めたお金は、何らかの費用を計上するなり、貸付金にするなりの
方法でA会社に還流されます。

この手法ならば、A会社は自分の財務諸表に借入金等の負債を計上することなく、
資金調達をすることができます。
このように、特別な目的を達成する為に作成された会社をSPC(特別目的会社)を
いいます。
企業の連結財務諸表、つまりグループ全体の財政状態や経営成績の開示からは
外れた場所で、その企業グループのために動く忍者部隊のような会社です。


このSPC、ここ数年はかなり濫用されていたのですが、今回のサブプライム騒動で
かなりの荒だしが進みました。
SPCを使って件の債券に手を出していた企業が、大きな損失を出してしまった
SPCについて、連結対象に含めるなどの処置をせざるを得なくなってしまった
からです。

ただ、現在でも多くの忍者が潜んでいるのは間違いありません。
そもそも、別にSPCという制度自体が問題があるわけでもありません。
ただ、余り際どいやりくりをするのにSPCが乱発されていたことが問題な
だけです。
何とかと鋏は使いよう、というやつでしょう。


これが、取引主体でのオフバランスの簡単な一例です。
明日は別の切り口からオフバランスをご紹介。


天秤
2008.03.11

提出回り。

おはようございます、今日明日で少し税務署回りをすることになっています。
一年で一番「やりきった」感が味わえる瞬間です。
問題は、まだ「やりきって」ない仕事があること。
資料、早く持ってきて~…。


伝統的会計学において、貸借という考え方は最も基本にして重要な事項です。
簿記・会計について余り詳しくない方でも、「貸借のバランスがとれている」なんて
言葉はひょっとしたら聞いたことがあるのでないでしょうか。

上記の説明をごく簡単にします。
現行の簿記では、一つの取引に二つの情報を入れ込みます。
「現金売上が10,000円」といった場合、次のように取引を記録します。

現金 10,000 / 売上 10,000

上の一行で「売上が10,000円あって、現金で回収した」とも言えますし
「現金10,000円が増えたのは、売上のせいだ」ともいえます。
相互に残高の推移を補完し合い、常に左右(この左右を会計用語で貸借と
いっています)のバランスが取れるように取引を記録していくのです。


この貸借のバランスによる会計の仕組みは、その発想が生まれてから既に
数百年の時が過ぎています。
しかし、その利用価値は高く、現在でも底流にあるものは変わらないまま
使われ続けているわけです。

一つの取引を、上記のような会計手法に基づき処理し、事業の帳面に
載せることを「オンバランス化」といいます。
貸借バランスの上で正式に計上することを表現した言葉です。
オンバランスされた取引は、会社の財務諸表にも計上されるので、
第三者の目からも(注意深くみれば)明らかになります。


さて、わざわざこんな話を載せるということは、何となく予想が出来る
かもしれません。
そう、オンバランス化されない取引が増加しているよ、という話です。
明日からでも。


噂話
2008.03.10

ちょっと小耳に挟んだんですけど、税理士で独身だとそこいらから
「家の娘どうだい?」とか声が掛かるってのは本当ですか?

税理士になった時点では既に既婚、二児の父親だった私には
わからない世界です…。

くどいようなんですけど、本当なんですか?ねぇ?

少し疲れ気味なので、今日はこの位でごまかさせて頂きます。
近所では「若いお父さん」で通っているイクメンでございました。
(注1:イクメン→育児に熱心なパパのこと。皆で流行らせちゃおう!!)
(注2:やっぱり流行らせなくていいです。)


反転
2008.03.09

大詰めの週末。

おはようございます、当然お仕事です。
もう一踏ん張り。


仮に市場、つまり人間の集合が効率的であるとするならば、という
前提付で言われている格言を一つご紹介します。
「全員一致は反転の兆し」というものです。

市場は常に先を読み、意見が表面に出てくる頃には既に値動きには
織り込まれている、という意味合いの言葉です。
全員が値上がりを表明したならば、既に値上がり要素は全て織り込まれて
いるのだから、これからは値下がりするだろう、ということです。

これは全ての市場について適用できます。
「これからはコレが売れ筋」という商品が売れ筋でいられるのは、皆が
それに手を出すまで、ということです。
どんな商品でも「最初の頃に手を出した人間が一番オイシイ」というのは
変わらないわけです。

上記のような理由から、市場に値動きが生じるのは新しい材料が発生した
時になるわけです。
その材料に対して、皆が態度を決めてしまえば、その材料の判断価値は
なくなることになります。
(まぁ、その頃には新しい材料が大体出てくるのですが)


問題は、その市場が本当に効率的なのか、ソレが微妙な点です。
余りにも市場参加者が少ない商売では、効率性が充分に発揮されるのか
とても疑わしい場合があります。
また、そもそも分母が充分に大きいとしても、人間はそれほど効率的では
ないのではないか?という疑いもあります。

市場は生き物、とはよく言ったものだと思います。
生き物だから、常に同じ反応を示すとは限らないのですね。


確認
2008.03.08

仕掛がどっさり。

おはようございます、終わらせたくても終わらないのです。
昨日の午前中までの平穏が嘘のよう…。


少し前の話、先月のBlogでふれた「決算書の暗号を解け!」という本の
出版記念講演会というのに行ってきました。
本には書かれていなかったお話も聴けて、中々面白かったです。

講演会の最後に質疑応答の時間があったので、せっかくだから手を上げました。
で、以前提示した疑問について、率直にぶつけてみました。
やっぱり日本企業の利益率は低いのですか?と。
以下、勝間さんの回答の要約。
・低い。しかもかなり。
・理由は簡単、日本は給料が高すぎる。おまけに首も切りにくい。
・外資系の給料が高いのは首が切り易いから。
・日本の労働者分配率の高さは異常。

…だそうです。
質問をした時点で、このような回答があることは半ば予想していたのですが、
やっぱりそうか~という感じでした。


現在、これらの点が是正される方向に向かっている、つまり正規雇用と非正規雇用の
流動化、そして正規雇用に給与の低下と非正規雇用の給与の上昇。
簡単に言えば、首の切りやすい人の給料が上がり、そうでない人は下がるということ。

これが正解、というわけではありません。
というよりも、正解はないという表現が一番妥当なのでしょう。
しかし、私がより強く思ったのは以前にも触れたこの一言です。
「サラリーマンの時代は終わった。今後はスペシャリストの時代」だと。


このご時勢に商売を始めるなんて、という声をよく聞きますが、能力のある人は
このご時勢だからこそ商売を始めるべきだと思います。


圏外
2008.03.07

年度末。

おはようございます、事務所の色々なことに変更が生じそうです。
仕事がしやすい環境が構築できるよう、様々なことを考えております。


続き。
私は神奈川県の川崎市という所に住んでいます。
東京と横浜の間に挟まれ、影はかなり薄いですが、政令指定都市ですし、
全国区でみれば圧倒的な都会だと思っています。
川崎市と東京都の間には、多摩川という川が流れています。
川幅は精々100メートル、河川敷を含めても数百メートル程度でしょうか。

しかし、私は常々色々な所で言っていることがあります。
「多摩川は、見た目よりも遥かに広くて、深くて、流れが急だ」と。


私のお客様にも、東京の方もいれば神奈川の方もいます。
同じような業種を営んでいる方が川の両岸にいらっしゃいます。
が、商売のスピードは、東京と神奈川で大きな開きがあります。

どちらが早いのか?
言うまでも無く、東京です、しかも圧倒的に。
あの小さな川一本を隔てて、川崎で3年かけて進むことが、東京では
1年で進んでいるような気がします。


通信設備が整い、どこにいても同じような仕事ができるようになった。
こんな文句が一時期は流行しましたが、今ではあまり聞きません。
理由はいたって簡単、「そんなことはなかった」ということが、何となく
実感したからではないでしょうか。


住宅の話に戻ります。
私は、不動産の価値は「建物の価値」よりも「立地の価値」が圧倒的
なのではないかと思っています。
簡単にいえば「ダメな場所にどんな立派な建物を建ててもダメ」という
ことです。
極論をすれば、「東京23区以外の場所にある不動産は、どんどん
価値を減らしていきかねない」とすら思っています。
それ位、今の東京一極主義は進んでいると感じています。
そこまでの極論でないにしろ、今後都市の中核化はどんどん進むでしょう。


不動産を所有するなら、本当に価値ある場所に価値あるものを持つ
ことが重要です。
どうも、買い手にその意識が足りないような気がしてなりません。


堅実
2008.03.06

鼻が辛い。

おはようございます、花粉症ではないのです、ほこりアレルギーです。
最近風が強くて粉塵がまっているせいか、どうにも。


一昨日、昨日の続き。
売りたくて急いで建ててる、でも高くは売れそうもない、でも下げられない。
これが売り手側の論理。
では買い手側に必要な論理は?

そもそも、物を所有するに当たっては「効用」や「利回り」という考え方が
絶対不可欠です。
効用とは、その物やサービスから享受できる役務や良い点。
利回りとは、投下した資本に対する利得。


まず、買うことによって生ずる効用とはなんなのでしょうか?
「住む場所ができる」は、別に買わなくたって構いません。
賃貸住宅だって、立派に住む場所です。
「買う」つまり「所有する」ことによってのみ生ずる効用とはなんなのか、
まずこれをしっかりと考えなければなりません。
少なくとも「所有欲が満たされる」という効用は期待できます。
では、これ以外の利得はなんなのでしょう?

そもそも、住宅の所有による利得は「土地の価格が上がる」という
前提を基にしている場合が多いです。
「建物」は売買する際には残念ながら二束三文のケースがほとんど。
「安いうちに買っておけば、将来高値で売ってお金になる」という期待が
住宅の所有には込められています、いや、いました。

なぜ過去形なのか。
言うまでもなく、土地の価格が上がるという前提は、当の昔に崩れて
しまったからです。
この「値上がり期待」効用は、「住宅の購入」という行為には過度の期待を
してはいけない、ということがわかってしまいました。


ということは、何が期待できるのでしょう?
建物を売買するのではなく、利用するという考え方はあります。
いざとなれば住むだけでなく、他に貸す等の使い方ができるのかどうか、
という辺りはポイントになるかもしれません。


これらの指摘は、実は全て「利回り」という考え方にも当てはまります。
「借りる」のではなく「買う」ことによる利回りをどのようにとっていくのか、
この観点が買い手側に圧倒的に不足しているのが現状です。


で、そもそもどんな物件なら効用や利回りが高まるのか、というのが
ポイントなのですが…。
私は不動産鑑定士ではありません、が、一つ思うことはあります。
それは明日にでも。


倦怠
2008.03.05

歌い足りない。

おはようございます、最近練習に行けていないので、ややフラストレーションが。


昨日の続き。
建築ラッシュが凄いことになっているわけですが、建て単価は下がっている
みたいです。
マンションを建てても、それが思っていたよりも高くは売れないという状況が
相当出始めているようです。

今から1年ほど前、利上げが噂されていたころには、所謂「駆け込み特需」が
ありました。
「利上げ前にお金を借りて買ったほうが良いですよ」と煽られていたわけです。
いまや、利上げなど影も形も見えません。
景況感の冷え込みも一層厳しくなってきており、住宅の購入価額について
上昇方向への調整が起こるのは、かなり難しい状態です。


それに比し、原材料価格の高騰は留まるところを知りません。
物を建てる為に必要な資材は、どんどん高くなっているわけです。
原価が高くなる以上、売る側は販売価格を下げられません。
物件辺り数百万円~数千万円の利幅を乗せなければ、売る側としては
とても割りに合わないでしょう。


結果、需要と供給のバランスが崩れ始めています。
分譲マンションがすぐに完売、というケースが確実に減ってきているのは、
皆様も何となく実感されているのではないでしょうか。


で、そもそも「住居を買う」ということの意味を考えるべきなのでは、
という話を明日にでも。


喧騒
2008.03.04

予定表がまだ白い。

おはようございます、これから埋める作業に入るところです。
自分で書き込んでいく訳ですが、余り白いままだと不安になりますね。


ここ最近よく聞く話です。
現在、都内の各建築現場はとてつもない状況になっているみたいです。
とにかく人が足りないので、取り合いが起こっているとか。

原因は、件の建築基準法です。
アレが施行されて、全く許可がおりなくなったという話は割りと有名です。
最近になって、少しずつ許可がおりるようになってきたようなのですが、
結局その間ストップしていた工事が、今になってどっと進んでいる模様です。
しかも、売る側からしたら当然に3月中に完成させなければなりません。
不動産もシーズンもの、この時期を逃すと、かなり痛手を被ります。


今の現場では、石屋さんと内装屋さんが同時に働いているそうです。
通常、これらの職種の方が同時に現場で働くことは余りありません。
それくらい、時間の期限が迫っているということなのでしょう。
かなりの突貫工事気味という指摘もあります。


で、もう一つの流れについて、明日にでも。


紫色のお金(税制:所得税)
2008.03.03

残り2週間。

おはようございます、確定申告期間、残すところあと半分。
提出できる算段が立ってきたので、これから仕上げる所です。
もう一分張り。


そんな個人の所得税、建前では「総合課税」が謳われています。
総合課税とは、個人に帰属する所得をすべて合算し、合算後の所得に対して
課税をする、ということです。
所得には数多くの種類があり、給与や事業、不動産や譲渡と、大枠で
10通りの所得分離がなされています。
これらを個々に計算し、最後には全部合算して課税することになっています。

しかし、実際にはそのようになっていないのは、皆様も何となくご存知では
ないでしょうか。
例えば金融取引に掛かる所得や土地建物の譲渡など、実際には所得税は
様々な分離課税制度が取り入れられています。


これは、所得は種類によって担税力が違う、という理屈に沿っています。
所得税では、「100万円」といっても、どうやって「100万円」を儲けたのかに
よって掛ける税金を変えている訳です。
基本的に、「楽して儲けた金」には重く、「苦労して儲けた金」には軽く課税を
するように設定されています。


さて、このような考え方、一見すると合理的なのですが、本当にそうでしょうか?

まず、明らかな欠陥を指摘します。
色々と気にしすぎて、税制が複雑怪奇になりすぎています。
税務署の職員や我々税理士でも、所得税の全ての規定を完璧に網羅している
人間は、ほとんどいないと言っても過言ではありません。
また、解釈もマチマチの規定が多く、とても税制度の安定性が図られているとは
言いがたい状態です。
これは、納税者側にとって思わぬ税負担を強いられかねないという点において
大きなリスクとなっています。

「税理士がそんなことを言ってどうする」と言われてしまいそうですが、実際に
その通りなのだから仕方がありません。
特に現状の所得税は、真っ当な努力をしてカバーできる程度の難しさなのか、
といわれると微妙な気がしています。
特例が同時に3つも4つも関わってきたら、それでも特例と言えるのでしょうか?
この複雑な税制は、海外からの投資を阻害する要因とも言われています。


さらには、そもそもの税率の設定自体に問題が多すぎると私は思っています。
「楽」と「苦労」の「色分け」が余りにも恣意性に満ちているからです。
繰り返し書いていますが、日本の税制は低所得者に対して優しすぎ、高所得者に
対して非常に厳しいと私は考えています。
「金融課税の軽減は金持ち優遇だ」なんて指摘も、的外れだと思っています。
資産税一般はもっと重課でよいと思いますが、所得に対する課税制度の恣意性は
如何ともし難いものがあります。


「租税法律主義」と「租税公平主義」という言葉があります。
現在、どちらも余り守られているとは言えません。
何故なら「何が法律に書かれていて、何が公平なのかよくわからないから」です。
それを正すのが税理士の使命…ではあるのですが、そのような活動も最近になって
ようやく活発化してきたばかりです。
法律による「色分け」が本当に正しいのか、これからチェックしなければなりません。

七色目、了。

というわけで、FP的発想から初めて、最後は税理士で締めてみました。
各項目とも、これから少しずつ深いところに触れられれば、と思います。


藍色のお金(行動経済学:損失)
2008.03.02

ゴールが見えてきた、けど見えているだけ。

おはようございます、そこら辺に見えてはいるんですけどね…。
現状では決して手が届かないのがポイント。


人間は言うほど合理的ではないよ、というのが行動経済学という学問で
研究していることだというのは、このBlogでも何度か取り上げています。
今日はその最たる例の一つ。

投資とは不確実なものであり、儲けが出るか損失が出るかわからないから
皆躊躇をするわけです。
「確実に儲かる」とわかっているものが目の前にあれば、お金を出さない人は
余程の変わり者でもない限りいないでしょう。


では、なぜこれ程に投資というものに対する恐怖感が強いのか?
これには、人間が感じる「感情の強さ」も関係があるみたいです。

例えば「100万円儲かる」と、心のパロメータが「100上がる」とします。
さて、このような仮定で「100万円損をする」とパロメータはいくつ下がるのか?
実は、心のパロメータは「200下がる」のだそうです。
人間は生来、儲けが出ることで得られる喜びよりも、損失で生じる悲しみのような
ものの方が、大きく出やすい生き物らしいのです。

「あの時ああやって損をした」記憶というのは、誰に聞いても存外覚えているもの
なのですが、「あの時あれで得をした」という記憶は案外と覚えていない、という
ようなことはないでしょうか?
そもそも、損失に対するイメージが大きいため、このような事が起こり得るみたいです。


合理的に考えるならば、100万円の儲けと損失は天秤に乗せれば釣り合う筈。
しかし、実際には釣り合わない、天秤のどちらに乗せるのかの「色分け」により、
重さは変わってしまうみたいです。

投資というものに向き合うには、こういったことを理解した上で望んでいたほうが、
変な動揺は少なくて済むかもしれません。
感情的な行動が良い成果につながる可能性はあまりありません。
人間の習性を理解した上で投資に臨みたいものです。

六色目、了。


青色のお金(行動経済学:一時所得)
2008.03.01

3月。

おはようございます、終わりと始まりの月です。
私もそろそろ開業満1年というところです。


宝くじで1万円当たったら、どうします?
この問いに対する応えの大部分が、一時的な消費ではないでしょうか。

私は車を運転中によくラジオをかけています。
よく聞く番組で、リスナー参加型のクイズコーナーがあるのですが、最高賞金が
1万円なのです。
で、パーソナリティが「1万円当たったら、何に使います?」と質問して、返ってくるのは
「家族と食事に」が半数を超えるのではないでしょうか。
あとは「引越」だの「入学」だのの個別イベントに対応した出費に充てます、等々。
未だに「貯蓄します」だの「投資します」という答えを聴いたことがありません。


この疑問に対し、「だってクイズの賞金でしょ?」と片付けるのは簡単です。
しかし、この問題には案外と人間の行動の深い所が関わっています。
昨日述べた「不労所得」の問題も相まっていますが、何故これほどに人間はお金に
色をつけて生きてしまうのか?

真に合理的な経済人であれば、どのような手段で獲得使用とも1万円は1万円です。
資金獲得源泉を問わずに、効用が最大化するように行動するというのが、伝統的な
経済学における定説のはずです。
が、実際にはそのように行動する人があまりいません。
「クイズでもらった賞金位、パーっと使っちゃおう!」という意見が大勢を占める訳です。


この性質は、別に日本人特有のものではありません。
海外でもクイズの賞金をパーっと使う傾向に変わりはないようです。
少なくとも、このレベルの「色分け」に差は余りないようです。

昨日の話にリンクさせるなら、こと日本国内における特質性を挙げるならば、やはり
「給与」と「それ以外」の「色分け」が異様に強いことでしょうか。
このような特質が、日本企業の労働者分配率が他国と比べて非常に高い、つまり
日本企業の給料は高い、という特色につながるのだと思います。
(この点につき、後日補足をしてみます。)


何が良いのか、悪いのか、正解があるわけではありません。
しかし、そこに区別が存在することを認識することは、決して無駄ではありません。
そこから自分の生活にフィードバック出来るものがあるはず。

五色目、了。