税理士紹介会社とは?経営者が使うメリット・デメリット、税理士紹介会社の選び方を解説

税理士紹介会社とは?経営者が使うメリット・デメリット、税理士紹介会社の選び方を解説
 公開日:
2019/11/18
 最終更新日:
2020/01/24
 
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「会社を設立したので、顧問税理士を探しているんだけれど」「今の税理士はイマイチだから、チェンジしたい」。そんなとき、税理士紹介会社に依頼するという方法があります。
「でも、高い紹介料を請求されるんじゃないの?」「紹介会社はたくさんあるようだけど、どこに頼んだらいいの?」今回は、そんな疑問にお答えします。

そもそも税理士紹介会社とは?

税理士を探し始めた方であれば、税理士紹介会社というキーワードを目にしたこともあるでしょう。では、税理士紹介会社とは何をしている会社なのでしょうか?

税理士紹介会社は「税理士を紹介してくれる会社」

税理士紹介会社は、「経営者・事業者・税理士を依頼したい個人に最適な税理士を紹介する会社」のことです。字面の通りですね。

税理士紹介会社のニーズとは?

ひと口に税理士といっても、得意分野・不得意分野はさまざまです。
特に会社の顧問税理士ということになれば、業界知識なども必要になるでしょう。優秀で税金や経営上の数字について気軽に相談できる人間に頼むのか、ただ税務申告をこなすだけで節税策も怪しい税理士を雇うのかは、業績を左右しかねません。税理士選びには、慎重さも求められるわけです。

税理士はどうやって探す?

税理士を選ぶ場合に一般的な方法が、インターネットの活用です。手軽で便利、検索自体にコストはかかりませんから、有効な手段であることは確かです。ただし「求める人を確実に見つける」という観点からすると、その情報の幅広さがかえって仇になることも。

例えば「なるべく会社に近い場所に事務所があって、流通業界に詳しく、ITスキルも持っている先生。顧問料は年間〇〇万円以内」という細かい条件を完璧に満たす税理士を探し当てるのは至難の業でしょう。見つかっても、実際に会ってみたら「ネットの看板に偽りあり」だった、ということも考えられます。

税理士紹介会社は、そういうインターネットの限界をカバーする存在と言っていいでしょう。税理士紹介会社には多数の税理士が登録しています。そのデータベースと照合し、迅速に個々の依頼者のニーズに近い先生を選び、「お見合い」を設定してくれるのです。

税理士紹介会社を使うメリット

このように、時間や手間をかけずに税理士を選べるのが税理士紹介会社の長所です。他にもこのようなメリットがあります。

紹介料金がかからない

多くの税理士紹介会社は、依頼者と税理士が成約した場合、その税理士から手数料を受け取る仕組みになっています。逆に、税理士選びを依頼する側には、手数料は一切かかりません(※)。
ただ「基本は無料で、面談キャンセル時は料金が必要」といった紹介会社もありますので、そういったオプション料金が必要かどうかも確認が必要です。

※全ての税理士紹介会社が紹介料金および手数料無料というわけではありません。

税理士紹介のプロの視点から、最適の税理士を探してもらえる

基本的に税理士紹介会社は、税理士のことをよく知っています。ネットなどで自力で探すのとは違った視点で、税理士を選んでもらえる可能性があるでしょう。

いい先生が見つかるまで、面倒をみてくれる

面談のアポイントなどを設定してくれるだけでなく、相手が希望にそぐわなかった場合の断りの連絡なども代行してもらえるので、その点でも手間いらずです。

税理士紹介会社を使うデメリット

一方で、紹介会社ならではのデメリットも存在します。

税理士紹介会社に登録している税理士のみ紹介される

基本的に、税理士紹介会社が紹介できるのは「自社に登録している税理士のみ」となります。そのため、希望のエリアに最適な税理士がいなかったり、自分の業界に精通した人間は紹介してもらえなかったり、ということがあり得ます。

紹介会社によって、税理士選びに差が出る

ネットを見れば明らかなように、税理士紹介会社は多数存在します。会社ごとに、いま説明したメリットも含めて、提供されるサービスの充実度には、多少の濃淡があると考えてください。

中には「税理士を知らない」業者もある

実は税理士紹介会社にも、「看板に偽りあり」の場合があります。税理士をよく知らないネット系企業が「事業の一環」として紹介サイトを運営し、トラブルに発展したような例も報告されていますので、注意が必要でしょう。

税理士紹介会社を選ぶポイント

では、紹介会社を使う際には、どういった点を考慮すべきなのか、どういう会社を選べばいいのか、ポイントを挙げてみましょう。

税理士登録数

登録している税理士の数が多いということは、紹介してもらえる税理士の幅が広いことでもあります。

年間の成約件数

「税理士を紹介した数」だけでなく、「税理士との成約の実績」もどれくらいあるのかが重要です。

サイトの情報量

紹介の流れや料金表、紹介事例が用意されているか、確認してみましょう。
また、紹介を案内する「税理士コーディネーター」の詳細が分かるかどうかもチェックしてみても良いでしょう。

専任の担当者の有無

税理士との契約は、会社・事業にとっては一つのターニングポイントでもあります。また、相続税申告では、税理士の選び方が納税金額に影響します。だからこそ、契約には慎重な決断が必要です。
そういった決断をサポートするためにも、色々な相談ができる「専任の担当者(税理士コーディネーター)」付きの税理士紹介会社を選ぶ方が安心とも言えるでしょう。

電話やメールの対応

上記の通り、専任の担当者がいるかどうかも重要ですが、その担当者がどれだけ親身かつスピーディーに対応してくれるかも大事です。

担当者の面談同席の有無

税理士紹介会社にもよりますが、税理士との面談の際に、担当者が同席して話をまとめてくれることもあります。その場合は問い合わせ時に「担当者の面談同行を希望します」と添えておくと良いでしょう。

希望に近い税理士の選定

せっかく税理士紹介会社に依頼するならば、年齢・業界知識・事務所の規模・相談のしやすさなど、税理士に対する希望はあらかじめ紹介会社の担当者に伝えておくべきです。そうでないと、イメージとは全く違う税理士を紹介される確率が高くなります。
それを踏まえて、実際に紹介された税理士が希望に沿っているかをチェックしましょう。もし「きちんと希望を伝えたのに、全然違う税理士を紹介された」という場合は、別の紹介会社も視野に入れた方が良いかもしれません。

特定の税理士の「押し付け」

税理士との契約上やらざるを得ないのか、特定の税理士を強引に推してくる税理士紹介会社もあるようです。ただ、よほど納得のいく理由でない限り「その税理士でなくてはいけない」ということはありません。

例えば、紹介された税理士ではなく別の税理士を紹介してほしいとリクエストを出した場合に、紹介会社が「いや、この税理士でないと…」と強く引き留めてきたり「この税理士以外は紹介できません」と開き直ったりしたのであれば、その税理士紹介会社にとって相談者の希望は二の次…ということも考えられます。

予算に合った税理士の選定

希望の金額よりに高額な料金の税理士を紹介された、というケースは少なくありません。しかしながら、それには3つのパターンがあります。

相談者側の希望金額と、税理士顧問料の相場が乖離している場合

税理士も十人十色ではありますが、あれもこれもやってほしいけど料金は格安で、という希望で引き受けてくれる税理士は、残念ながらほとんどいません。
まず、依頼する業務量が多いほど料金はどんどん高くなります。さらに、税理士だけでなく弁護士など全ての士業に言えますが、国家資格を持つ専門家への依頼はそれなりの金額が必要です。この2点を考慮すると「あれもこれもやってくれて料金も格安な税理士」は逆に怪しいのではないでしょうか。

税理士および税理士紹介会社は、税理士業界における顧問料相場金額をもとに金額を算出し提示しています。税理士紹介会社に問い合わせをする際に、税理士業界の相場表で金額を大まかに把握しておくのも良いでしょう。
また、実際に税理士に提示された金額で疑問があるのであれば、なぜその金額なのか、内訳を聞くのを忘れないようにしてください。

税理士紹介会社に登録している税理士のうち、予算に最適な税理士がいない場合

税理士紹介会社の登録税理士数とも関連していますが、「その紹介会社に登録している税理士の中で、希望の予算で引き受けられる人がいない」という場合もあります。
この場合、相談者自身が妥協するか、別の税理士を紹介してもらうか、他の税理士紹介会社を探すかになります。

紹介会社が雑な選定を行った場合

残念ながら、事前に相談者から予算を聞かない、あるいは事前に予算を聞いているにも関わらず、全く当てはまらない税理士を選定する税理士紹介会社もあります。
何かしらの理由があるのであれば別ですが、そうでないのならば、その紹介会社を利用するのは遠慮した方が良いかもしれません。他の税理士紹介会社にセカンドオピニオンを依頼して、意見を聞いてみるのも一つの方法です。

契約後のフォロー

「税理士と契約したら当社の役目は終わりです、契約後のトラブルは知りません」という紹介会社も少なくありません。レアケースではありますが、以下のような事例を考えると、契約後のフォローのある紹介会社を選んだ方が良いでしょう。

  • 面談時は親切丁寧そうだったのに、契約したらぞんざいな扱いをされた
  • 面談時と契約後で、請求金額が全く違った
  • 契約後しばらくして、税理士と突然連絡が取れなくなった
結局、どんな税理士紹介会社を選ぶべき?
ひとことで言えば、こちらの要望を丁寧に聞いてくれて、親身になって最適の税理士選びの努力をしてくれるのが目にみえる会社、ということになるでしょう。そういう点で疑問を感じた場合には、他の会社にも依頼して、比較してみるのもいいのではないでしょうか。

中には、個人事業主や零細企業が運営していて、突然倒産してしまうようなこともあるようです。さきほど触れたようなトラブルを避けるためにも、歴史と実績を持った税理士紹介会社に任せるのが無難と言えるでしょう。

まとめ

税理士紹介会社を使えば、コストをかけず、迅速、手間いらずで税理士を探すことができます。実績などを参考に、気軽に相談してみましょう。

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