しどう
2007.11.30

お師匠さんが走るまであと一日、寒さから流行病まで今年は脚が早いですね。


昨日の記事で、私は「戦いとは避けられぬもの」ということを書きました。
そして最後には孫子の言葉で「戦わずして勝つ」にも触れています。
さて、もう一つ戦いについての考察を示した言葉で、武士道でも簡単に。

「死ぬことと見つけたり」なんて割と物騒な話が多い武士道。
常に様々な角度から研究がされ、近年でも新渡戸稲造のソレを原本として
映画が作られたりしました。
今回私が触れる解釈も、数多くある内の一つでしかない点はご了承下さい。

「敵に隙を見せるな」等、武士道の世界でも敵、つまり戦いという観点が
非常に色濃く映し出されています。
そんな中、最終的な解決として「敵をなるべく作るな」という思想があるそうです。
腰に刀は下げていても、抜かずに済むならそれで良いじゃん、という
ある意味で真っ当な話です。
現代社会において最も応用が利きそうな武士道とは、この当たりにあるのでは
ないのかな、と個人的には思っています。


ただ、ここら辺の言葉をみると、武士というそもそも職業軍人が、泰平の世にあって
どれだけ腐れていたかが何となく感じ取られる気がしています。
多分、何か「敵」と戦いたかったんだろうな…と。
ゆうきまさみさんという漫画家の作品で、常に何かとの戦いを求めている先輩に
向かって「今の先輩に必要なのは敵ですね」という台詞を言う場面があります。
ランボーも戦いが終わり、その後の喪失感から暴走を始めました。
この辺りの話題について、最近読んで個人的に面白かったのは
パンプキン・シザーズという漫画です。


私ももちろん、殺し合いとしての戦いは御免被ります。
今の日本の平和ボケ位の軍事情勢は大歓迎ですし、どこかの国と戦争を
したいわけでも全くありません。
しかし、昨日と今日の話は、商売人としては心得ておくべき点も数多くあると
思っています。
商売とは「戦い」で、周囲には「様々な敵」が溢れています。
商売を始めてもう少しで1年、もしこの戦場を奪われたら、私はおそらく
呆然としてしまうような気がしています。
そんな戦場での心得として、無駄に敵を作らないだとか、こちらに対する
敵対行為に対しては毅然とした対応をするといった点は、覚えておいても
損はないのでしょう。

そして最後に、対応すべき敵がどこにいるのか。
「私の敵は私です」という歌詞が出てくる歌が中島みゆきにありました。
敵は外敵とは限らず、内側にも潜んでいるわけで。
皆様、努々油断なされないよう、残り一月の今年をお過ごし下さいませ。


力が欲しいか?
2007.11.29

防衛省を巡る話が連日世間を賑やかしています。
兵器というのは、単価が高いのと案外関わっている人が多いというのが
大きな特徴ではないかと思われます。
町の金型屋さんが作っている鉄枠が、軍事用通信機に使われていたり
するようです。
ただ、作っている人たちはそれが何に使われるものなのかは知らないまま
作っているのがほとんどなんだそうですけど。
(上記の話は、確証があるわけではありませんので、ご了承下さい。)


今日も今日とて天邪鬼な意見です。
軍事に対して非常に強いアレルギーを持つ日本らしいこんな話を。
無防備地域宣言ね…何というか、理想論としてすら成り立たない気がします。
以前にも書きましたが、現代法の基本は暴力が存在する事を
根底においた上で、どうやってそれを乱用させないか、という考え方です。

おそらくこの無防備宣言派の方々は、武器が無ければ人間は戦争をしない、と
お考えなのでしょうが、現代法の立場は違います。
人間は武器があろうとなかろうと、戦争を起こすのです。
逆に言えば、武器があっても平和は保てます。


話を少し変えて、スイスの話でもしましょう。
スイスというと「永世中立国」などといわれ、平和の象徴のようなイメージがあるかも
しれません…が、それは大きな誤解というものでして。
あの国は、国民皆兵制度の下、有事の際には全力で外敵を排除できるよう、
一般家庭等にまで広く銃器が普及しています。

中立国ということは「どの国にもこちらからケンカは売らないよ」とも言えますが、
「どの国とも手は組まないよ」とも宣言していることになります。
つまり、軍事的な同盟関係をどの国とも結んではならないのです。
さて、そんな独立独歩の国に、もし外敵が攻めてきたらどうするのでしょうか?
答えは簡単、「自分の身は自分で守るしかない」のです。

その為に、スイスでは全員が兵隊として活動し、食料等も備蓄し、要塞のような
建物を要所要所に作り、外敵が「攻めてきにくい」状況を作ることにより、中立国
としての立場と平和・安定を守っているのです。
そんなスイスには「外敵は内部に入り込み、武装力を持つことへの忌避感情を
蔓延させることで、結果的に侵略する」というような意味合いの教訓があります。
今回の無防備地域宣言がそれと直結しているとは思いませんが、少なくとも
現実に目を背けている動きだとは思います。


「ウチに手を出すと、痛い目みるからね」と思わせるのが国防の基本です。
もし私が侵略者で、無防備地域があれば、まずそこを占拠し、そこを足がかりに
周辺に武力侵攻します。
そして無防備地域で略奪の限りを尽くし、物資を調達するでしょう。
戦争犯罪などという事項は、事後的にどうとでも処理すれば良い話です。
そんなことは、今までの歴史が嫌というほど証明していると思うのですが。


現代法で考えうる理想論としては、互いに破滅的でない武器を持ちつつ、
それをどことなく周囲にちらつかせながら、何となく使うのを皆がためらっている。
この程度の状況が現実的なのではないでしょうか。
以前にも引用した孫子の言葉ではないですが、「戦わずして勝つ」とは、
「戦える力を持ちつつ、敢えて使わずに解決する」という程度の意味かと。


悪餓鬼と鋏
2007.11.28

ここ最近、運動不足解消のため、近所に用がある時はなるべく歩くようにしています。
昨日は3~4kmは歩いたのではないでしょうか。
で、その際にとった一枚がこちら。

kspandtower.jpg

当事務所の近所にある遊歩道からの風景です。
手前方に見える建物群は、KSP(かながわサイエンスパーク)といいまして、今からもう
17~8年前に建てられた、当時では最先端の総合オフィスビルです。
奥に見える大きなマンションは、地上30階建てという代物でして、最近はソレを目印に
すればどこからでも家の方角がわかるようになりました。


で、話はKSPについてです。
この施設、開設当初には館内各所に情報端末のようなものが設置されていました。
そこには現在で言うところのBBSのような機能がありまして、館内ネットワークを
通じてその書き込み内容は共有されていたようです。
今では当り前過ぎる話ですが、当時は1980年代だということをお忘れなきよう。

当時の私の友人たちが、この面白そうな端末に目をつけました。
まぁ中々にやんちゃな友人でした(私自身は割と大人しかったんですよ、ホント)ので、
当然のようにその端末を使ってのいたずらに取り掛かったのです。

で、何をやったかというと…同級生をからかう文章を定期的に書きこんだのです。
悪戯なんてのは、いつの時代でも変わらないものです。

私がそのいたずらを知ったのは、ソレが始まってからもう大分経ってからのこと
だったのですが、当時は「大丈夫なの、そんなことして?」という風に思ったのを
よく覚えています。
私自身は(これは本当に)書き込んだことは全くなかったので、割と他人事のように
傍から見ていたような気がします。


この話、どうやってオチをつけようか先ほどから悩んでいるのですが、実をいうと
どのように決着がついたのかよく覚えていないのです。
何かしらお咎めがでたのだか、何となくみんなが飽きたから止めたのか…。
私の知らないところで始まり、知らないところで終わっていました。


おそらく、このイタズラ、いや敢えて言うならイジメは、大人の想定の外から持ち
込まれたモノだったことが、今になってみるとよくわかります。
何せ、私の周囲の大人はその端末のことをほとんど知りませんでした。
近所の目ざとい悪餓鬼共が、一番最初に目をつけ、新しい使い方を編み出したのです。
その使い方が褒められたものではなかったにしろ、この発想力は評価できるのでは
ないでしょうか。

以前にも書きましたが、私人同士におけるネット上のトラブルについては、
技術的に特化した救済機関を用意したほうが良いのかもしれません。
しかし、では全ての技術を否定しなければならないというと、それは早計に過ぎる、という
ことも、前述の通りです。


世の中少子高齢化が叫ばれ、老人産業が栄華を極め、子供産業は衰退の一途、という
ような風潮がみられます。
が、子供の数が減るということは、一人当たりに与えられる様々なグッズ、選択肢は
相対的に増えることになります。
色々なおもちゃを手にした「悪餓鬼共」が、大人にも思いも付かないような使い方や遊び方を
編み出していく、それは老人が何人束になってかかっても適わない力ではないかと。


多分通常更新で相場のこととか
2007.11.27

昨日微妙な頭痛がしていたのですが、疲労からきたものだったようです。
などと言っている間に月末、あぁ、申告書にまだサインと印を頂けていない…。


ここ2~3週間、かなりキツイ下げ相場が続いています。
それ以前はどちらかというと日本株相場のみの下落でしたが、ここ最近では
海外株や商品市況まで巻き込んでの調整が起こっているようです。

そこで以前私が書いた記事、特に最後の方をご覧下さい。
うん、我ながらなんという的確な指摘なのでしょうか、ホレボレしてしまいます。
ファンダメンタルズ自体への不信感もあるのでしょうが、この利益確保による調整も
一つの原因ではあるといって間違いないのではないでしょうか。


まぁ問題は、私のアセットアロケーションもそれなりのダメージを避けられなかったという
現実なのですが(駄目じゃん)。


特にここ最近はほったらかしに出来るポジションにしておいたため、このキツイ下げには
対応し切れませんでした。
最も長期的視点に立てば、この下げ相場も絶好の買い場といえますので、それほど
あせってはいません。
とりあえず今年の投資は少しだけプラス、納税額がちょびっと出てお仕舞いになりそうです。


まだまだ荒れ模様が続きそうですが、今後もノンビリ投資家を続けていきたいものです。
長い時間をかけて、一つの財産に仕上げられれば良いと思っています。


少しだけ縮小更新
2007.11.26

とりあえず家族内感染の波は治まった模様です。
水際で何とかせき止めた、という所でしょうか。

が、私自身が慣れないことに三連休を費やしたため、疲労困憊。
今日はボチボチペースで一日を過ごさせて頂きます。

お子様達は、父の作ったナポリタンが余り御気に召さなかったようです…。
昔はもっと料理はいけたんですけどね…すっかりと腕が錆付いてしまったようです。


では、皆様も流行病にはお気を付けて(お前が言うな)。


まだ引き続き縮小更新
2007.11.25

少しずつ事態は改善の方向に向かいつつ、しかし今度は
私の体調が少しずつ悪くなっているような…。
気のせいだって、うん。

久しぶりの家事は案外疲れますね、ええ。
毎日洗濯、してますよ~。


引き続き縮小更新
2007.11.24

引き続き、家族内病人続出中のため、超縮小更新です。

昨晩撮影された、冬の月をどうぞ。
うん、冬は星が綺麗ですね…(現実逃避)。


moon.jpg


引き続き縮小更新
2007.11.23

家族にインフルエンザ患者が出たため、看病兼家事担当のため、
大幅縮小更新です。
本当に流行は早かった…。

予防接種は全員打っていたのですがね…皆様もお気をつけて…。


ハンドメイド
2007.11.22

最近、ちと長文が続いているので手抜き更新です。

このBlog以外にも事務所のHPはありまして。
完全お手製です。

業者さんにお願いすれば、もっとかっこ良いHPに出来るのはわかって
いるのですが、まぁこんな素人臭いのも良いかな、と思って今でも時間が
出来た時に、自分で更新を続けています。
少なくとも私はサイト運営のプロではないので、そこまで高度なモノは作らなく
ても良いと思っていますので。
…まぁ書いてある内容がご立派かといえば、そうでもないのですが…。

あくせくせず、かといってつぶさず。
コレ位のテンションで更新を続けていくつもりです。


金儲け、悪いことですか?
2007.11.21

って言ってた方が捕まってもうどれ位経ちましたでしょうか?

少し前にも書きましたが、私は現在の日本は低格差社会であると思っています。
言葉を補足すると、少なくとも税制上は高所得者高負担、低所得者低負担の原則が
非常に強く出ていると考えています。
経済的な仕組みについては、格差というよりも搾取の仕組みが問題ではないかと。
その辺りは、また日を改めて書いてみます。


給与所得者に少しでも増税の影響が出る改正が上ると、すぐに「サラリーマン増税だ」と
マスコミがこぞって反対の姿勢を鮮明にします。
でも、そうやって煽っているマスコミ側が実は「搾取する側の人間」だということに
きちんと気が付いていないと、良いように踊らされて終わってしまうのではないでしょうか?
何故彼らが騒ぐのかといえば、現状が都合が良いから騒いでいるだけであって、
別にマスコミは庶民の味方でも何でもないことに、私は確信を持っています。

更に補足すれば、例えば今回の配偶者控除の改正ですが、別に影響を受けるのは
サラリーマンだけではなく、自営業者だって増税されます。
「サラリーマン増税」という言葉自体が大嘘であって、実際は「全員増税」なのです。


その一方で「特殊支配同族会社の役員報酬の損金不参入」という、対象が中小企業の
経営者のみに重い負担を強いるような制度については、ほとんど非難の声がありません。
この規定は会社法が成立したことをきっかけにして導入されました。
その会社法の目的・要点は「会社を使いやすくすること」にあります。
ところが、この損金不算入の規定により、多くの中小法人にとって成長の原動力となる
内部留保を蓄積することが非常に困難になりました。

確かに法人設立を利用した過度の節税は非難されるべきなのかもしれません。
しかし、その為に企業の成長力の根源を奪い去ってしまうというのは、国家戦略的に
大きな間違いではないのかと思います。
多くの中小企業では所有と経営は不可分のものであり、その実態を無視して一律に
重い負担を強いるような税制を敷くことが、本当に国のためになるのでしょうか?


私もサラリーマンの経験はありますので、決して楽な仕事だなどとは言いません。
しかし、では経営者とサラリーマン、どちらの方がより苦労が多いのかと聞かれれば、
私は間違いなく経営者と答えます。
経営者はとても大きな負担を強いられていますが、その代償として得られる利得に
ついては、どんどん削減される方向に進んでいます。
そんな状況だからこそ、起業者の逓減傾向が進んでいるのではないでしょうか。

繰り返します、「一旗上げて大もうけ」という夢をみられない国に、強い企業は
決して育ちません。
もっと経営者の面倒をみてくれるような制度にしないと、いずれこの国からは
産業が逃げ出していくのではないでしょうか。


犬年
2007.11.20

今年の冬は「普通に」「きちんと」寒くなるのでしょうか。
昨年のような冬未満も困りますし、一昨年のような厳冬も嫌ですし。
地球温暖化、という話題についていえば、多少誇張されている部分があるとも
聞くのですが、真相は未だによくわかりません。
ただ、それを理由にした商売が成り立っているのはよくわかっていますけど。


暑く、いや熱くなり続けたものといえば半導体、集積回路の世界です。
この世界で有名な言葉に「ムーアの法則」というものがあります。
半導体の処理能力は2年で2倍になるという経験則です。
この法則は、現在までにおいては破られたことがないといわれています。
しかし、数年前からその限界は唱えられ続け、先週の新聞でもその旨の
記事が載っていました。

そこで、単なる高密度化、高精密化を目指すのではなく別の方向に転換して
みてはどうか、という話が出てきます。
例示出来るだけでも、こんな辺りがあります。
・積層半導体(平面から立体へ)
・生体処理装置(生物細胞を使った集積回路)
・量子コンピュータ(物質の最小単位を用いた仕組み)

今後、様々な商品に半導体は組み込まれていきます。
食品のトレーサビリティの動き等をみてもわかりますが、半導体の普及・一般化が
進んでいくわけです。
ということは、既存製品の単価は間違いなく低下していきます。

更にいえば、今までは半導体の開発に併せて製品が作られてきました。
(もちろんそんな開発行程ばかりではないのですが)
これからは、製品のコンセプトが先にあってから、それを充足する程度の半導体が
用意されるようになるのではないかと思われます。
不必要に高性能であることは求められないわけです。


新技術の開発と一般化・低廉化、どちらも平行して進んでいくのでしょう。
技術の高度化と共に、市況のニーズを取り込むことが、半導体には求められています。


儲けと税金
2007.11.19

宝くじで高額当選すると増えるのは親戚ですが、税理士が年末近くになると
増えるのは友人だったりします。
確定申告の時だけ話をする「友人達」。
普段から付き合いのある方々なら、大歓迎しているのですけどね。
私の周囲でも、結婚や転職、住宅の購入等、人生の節目を迎える人が増えてきました。
微力なれど力になれれば良いな、と思っています。


そんな師走の足音も聞こえ始める今日この頃、こんなニュースでも。
配偶者控除の見直しということですが、この控除を巡っては常々議論がありました。
特にこの規定は働く女性側からの批判が大きかったのが特徴です。
「何故働いていない女性だけが控除の対象になるのか。不平等だ!」と。
この流れから、数年前に配偶者特別控除の規定は見直され、ほとんど利用価値がないものに
なりましたし、今回は本丸である配偶者控除にその手が伸びようとしています。

まず用語説明を。
所得控除とは、税金計算の元になる「所得」を控除する、つまり下げるものです。
所得控除38万円で、対象者の税率が10%なら、下がる税金は38,000円です。
もし税率が20%なら、下がる税金は76,000円になります。
税額控除とは、「税額」自体を控除するものです。
税額控除50,000円なら、誰でも下がる税額は50,000円です。

以上からわかるように、所得控除を中心とした課税体系は高所得者ほど有利になります。
そして、現在の個人所得税の課税体系においては、所得控除が非常に大きな位置を
占めており、税額控除はそれほど規定がありません。
(昨今で有名なのは、住宅取得控除くらいでしょうか)


私見になりますが、配偶者控除を筆頭に、扶養控除や医療費控除等、各種所得控除に
ついては一度見直した方が良いのではないかと思います。
所得控除額自体の妥当性も非常に不明瞭ですし、効果が平等に発揮されているわけでも
ありません。
その上で税額控除を中心にして、その効果を国税だけでなく地方税にも広げる。
そうすることで、所謂「租税公平主義」がかなり充足されるのではないかと考えます。


私は「現在の日本が格差社会である」という点には余り同調していません。
税制について言えば、これほど高所得者に厳しく、低所得者に優しい国はないと
本当に思っています。
しかし、この所得控除と税額控除の制度については変えるべきだと思っています。
理由は簡単、高所得者にとっては、所得控除や税額控除の減額によって増える程度の
税金は、大した問題にはならないからです。

各種控除なんてのは瑣末な問題に過ぎず、もっと考えるべき本丸があります。
一旗上げて大もうけ、という夢がみれない国に、強い企業は育たないのではないかと。
(その辺り、また機会を改めて書いてみようかと思います。)


潮流
2007.11.18

少し前に「税を考える週間」ということで、無料税務相談を担当したことは書きました。
実は事前に聞いていた所では、ほとんど人は来ないと思う、と言われていたのですが、
これが結構来訪される方が多かったため、それほど暇ではありませんでした。

余り具体的な相談内容はここには書けませんが、結構難しい案件も多かったです。
大まかに多かった相談でいうと
・最近ご家族が亡くなられたということで、相続税の相談
・親から子供へ住宅取得資金を贈与したいという贈与税の相談
・不動産をもっていて、不動産所得分を確定申告する際の計算について
・個人投資活動
この4本だったでしょうか。

上の二つは、大きく分けて相続税(贈与税は相続税の補完税です)の範疇です。
住宅取得資金の贈与については、相続時精算課税の仕組みが出来てから、
選択肢が大きく広がりました。
が、どうやら仕組みの内容が世間に中途半端に広まってしまったため、
「住宅取得資金を贈与しても税金がかからない制度」という間違った理解をされてしまう
方が結構いらっしゃったようです。
気軽に使ってしまうと、後悔する羽目になる可能性もある制度ですので、ご利用を
お考えの方は、くれぐれもご注意下さい。
あと、相続税の課税の有無に関わらず、少しでも資産がある方は遺言書をしっかりと
書いておくことをお勧めします。
相談会でも、相続税相談というよりは、相続対策相談が半分位でした。

三点目は、やっぱり減価償却がよくわからないみたいです。
80歳過ぎのご婦人に仕組みを何となく理解して頂けた時には、嬉しかったですね。

四点目は、やはり時流でしょうか。
株式はもちろん、FXなどの相談もポチポチありました。
中には株式の話だと思って話をして、いざお帰りになられるときに「旦那が自社株の
売買で少しだけ儲けたらしいんですよ~」と聞き、もう一度席に座って頂いたような例も。
所謂ストックオプション課税なので、話が全く違うのです。
簡単な売買だと思いきや、説明する側もされる側もあたふたしてしまいました。


こんなん、誰が関係あるんだろ…と思っているような規定も案外利用されているのかも。
もっと勉強せねばなりません…。


今日の企業会計は適正な期間損益計算を…
2007.11.17

という文言を覚えるところから、税理士試験の財務諸表論は始まりました。
その辺りに対する突込みを以前したりもしたのですが。


最近会社法の制定や会計参与の創設に伴い、税理士がどんなことが出来るのか、という
ような話題が業界内の方々で出てきます。
私自身も色々な講習会に出席したりして、必死に勉強しています。

そんな中で、企業会計の方針についてもかなりの変更がありました。
私が財務諸表論を勉強したのは6年ほど前ですが、当時にはなかった処理や科目が
嫌というほど出てきます。
10年後には通用しないかな…と当時から思っていましたが、まさか5年でその時が
来るとは思いませんでした。

専門学校時代に財表でお世話になった先生には未だに連絡をとっていまして、
会計方針が色々変わった「理由」について説明しているような本がないかを問い合わせて
みました。
「こうやって作ってね」という本は沢山あるのですが、「何故こうなったのか」を解説して
いる本が、あまり無いんですよね…。
作り方がわかることも大事ですが、やはり何故そうなったのかがわからないと、作るに
しても完成度に差が出てくると思うのです。


今日は子供の幼稚園でフリマがあるようなので、繰り出してみるつもりです。


MTSH
2007.11.16

天邪鬼故のお話ですが。

「昔は良かった」「最近の若者は…」「俺たちが若い頃は…」
まぁいつの時代にも繰り返される言葉です。
古くは平安時代にも「最近の若者は言葉がなっていない」と書かれているそうな。

昭和を懐かしむようなブームがここ数年続いています。
それ自体に文句をつけるつもりもありませんし、実際に昭和の時代に青春を過ごされた
世代の方々がそれらを懐かしむのは自然なことだと思うのです。


ただ、個人的には今の時代の方が気に入っています。
以下、様々な理由。
・ウチの近所のドブ川は、最近とても綺麗になった。
・隣近所の付き合いがなくなったのは、その必要がなくなったから、という理由だけ。
・ネットがないと調べものや各種手続きが不便。
・昭和には大して思い入れがない。私の青春はほぼ全てが平成以後の体験。
・家族もいるし、今の仕事が少しずつ楽しくなってきたし。

昔を知ることには意義を見出しています。(ホント、先輩方のお話はタメになります)
懐かしむことには意味をもてません。
多分若さ故、何とも青臭い意見なのかな、とも思います。


きゅうかん
2007.11.15

お酒は月に1~2回程度しか飲まないので、肝臓は大丈夫(なはず)。

おはようございます、胃弱です。
ワタクシ、日経金融新聞を購読しているのですが、今日の一面にて
来年1月で休刊、週刊誌へ移行とのお知らせが載っていました。

まぁな~読んでる人なんてホント少なそうだったもんな~。
知り合いの銀行マンの方にコレ読んでるって言ったら、随分と変なもの
読んでますね、って感心された位だからな~。
好きな読み物も結構あったんだけどな~…
と、そんなことを考えておりました。


旧型のメディア各所で、部数減少や休刊・廃刊が続いています。
ネットが出始めた頃から一部では囁かれていた事態が、現実のものに
なってきたようです。
特に速報性のみを売りにしているような雑誌には、最早活路はないと言っても
過言ではないのではないかと思います。

だからといって、今すぐに既存メディア(紙媒体やCD)が絶滅するのかというと、
そんなこともないのではないかと思います。
まだまだ(広告宣伝媒体としての)既存メディアは、ネットを遥かに凌駕しています。


これから先の情報メディアについて、個人的にポイントとなるのは次の2点だと思います。
それは携帯性と閲覧性です。

本を鞄に入れるような感覚で、移動しながらでも情報を見られる端末は今のところまだ
存在していません。
本格的なユビキタスの実現には、まだ少し時間がかかるのでしょう。

携帯電話で新聞記事を読むのは無理でしょうから、閲覧性もまだまだです。
(いや、そんなこともないのかもしれませんが、私は対応出来ていません)

電波の送信環境と受容機器の開発、その両面がポイント…となると、面白そうなのは
電子ペーパー辺りなのでしょうか…。
この辺りの話をすっきりとまとめてくれている「本」が欲しいと思う今日この頃です。
(結局はアナログな本が好きなだけなのかも)


頬を刺す朝の山手通り
2007.11.14

昨日は、朝から夕方まで地元スーパーでの無料相談だったわけですが、空気が
恐ろしく乾燥していたため、案の定今日は喉の調子がイマイチです。
マスクしたまま相談受けるわけにもいかないので、仕方がないのですが。


裁判員制度の導入が迫っています。
今まで司法の専門家のみが判断すれば良かったことが、私達のような素人が
関わることによって、どんな影響が出るのかが注目されています。

日経新聞には「試される司法」という連載があります。
今日の一面には「素人感覚が活かされると、厳罰化の傾向がある」という内容の
記事が載っています。
心神喪失や計画性の有無等、素人が判断をすると重めの量刑が出やすいようです。

もう一つこちらの記事を。
「状況証拠での立証はより高度でなければならない」というわけでもない(ややこしい)。
この記事は別に裁判員制度を意識したものではないでしょうが、やはり厳罰化の方向に
向かっているのではないか、という一つの傾向を示していると思われます。
が、この状況証拠、もし裁判員制度が導入された後には、立証は物凄く難しくなるような
気がしています。

私見かつ素人による感覚なのですが、裁判員制度導入後の司法にはこんな傾向が
出てくるのではないでしょうか。
「罪を犯したことがはっきりしている場合(有罪が確定)、罰も重めになる」
「罪を犯したかはっきりしない場合(無罪かもしれない)、有罪にはなりにくい」

殺人罪等々の量刑が軽めではないのか、という感覚は私にも理解できます。
よって上記の傾向が導き出されます。
しかし、罪を犯したかどうかわからない人に対する量刑を判断するとき、気軽に有罪を
下せる素人ってそんなにいるものでしょうか?
もし自分の判断が間違っていたら、無実の人間を何年にも渡って拘束することに
なるのですから、私だったらそう簡単には有罪判決は下せません。
以前もお勧めしたこの漫画の27巻に、裁判員制度の話があります。
下手な記事を読むより、余程裁判員制度がわかり易いと思います。


立証責任は検察のみにあり、立証できない場合は被告は無罪。
疑わしきは被告の有利に。
これらの言葉が空しく聞こえるほどに、現在の日本では「起訴=有罪」という風潮が強いです。
検察による強硬な起訴により、結果的に無実の人間が投獄された事件も多発しました。
一方で、素人感覚からすると明らかに軽すぎる量刑がまかり通ります。

「プロの言うことが絶対正しい」とは限りません。
裁判員制度は、プロでは決して成しえない「歪み」を修正するチャンスではないでしょうか。
(…税理士業にもそのまま跳ね返ってきそうな言葉だなぁ…)


ドファシ♭ラソファソシ♭ミ♭レドシ♭
2007.11.13

ド~ラ~シ♭~フ~ァレファ~  ピロリ!!


まずはこちらのお話でも。
任天堂に関する話では「ここまでやるのかよ!」というケースが後を絶ちません。
製品の頑丈さや、設計レベルから考えられた修理の容易さは驚嘆に値します。
有名な例をひとつ)
決して売りっぱなしにはせず、アフターサービスを欠かさないその姿勢には見習う点も
非常に多いのではないかと思います。
そういった姿勢が、子供だけでなくその保護者までをも巻き込み、結果的に
世代を超えた支持につながっているのでしょう。

「あそこのやる事だから、多分間違いはないんだろうな」と思わせることが出来れば、
商売にとってどれほど有利なのか、言うまでもありません。
今の任天堂にはその勢いがあります。
実はWiiの発想だって、以前から似たような商品があるにはあったのです。
が、それを任天堂が再構築し売り出したことによって、目新しいものとして世間から
認識されるようになりました。
新しい技術や発想を生み出せれば商売が上手くいく、とは限りません。
要はプレゼンテーション能力の多寡にかかっているのでしょう。


税理士という商売は、お客様に夢を売れるようなものではありません。
お金という面に関わる以上、どうしても人の汚い面も出てくるし、争いも起こります。
お客様が夢を持って話していることを「無理!」と否定することも数多くあります。
しかし、それでも私は、関わった方々がなるべく納得をし、新たな夢を抱けるような
仕事が出来れば良いな、と青臭いことを真剣に考えています。
その為には、私の知識を常に高めるのと同時に、プレゼン能力についても常に
磨きをかけなければならないと思っています。
前述の通り、相手に自分の意図を伝えるのは至難のわざです。
まだまだ今の私では力不足ですが、誠意あるお仕事をしていきたいものです。


今日は地元スーパーで無料相談のお仕事です。
長丁場ですが、頑張って参ります。


はっとして~
2007.11.12

昨晩の夕立のような雨も上がり、素晴らしい晴天の今日このごろ。
仕事の難しさを噛み締めつつ、今週も頑張ります・・・。


それはそれとして、こちらの記事をお読み下さい。
田原俊彦さんですか…うん、お懐かしい。
ただ、私自身はテレビをサザエさん以外は見ないので、最近の流行の芸能人を見ても
さっぱりわからないのですが。
えっと、世の中では「関係ない」とかいうのが流行っているのですか?(子供がマネしてました)

ある意味において、事業・商売の完成系がここにみられるのではないでしょうか。
お得意様をがっちりと掴み、それなりの単価のものを定期的に購入してもらう。
新規開拓に尽力するのではなく、既存の顧客に対するフォローを大切にする。
手に持っているものをこぼさない、これも事業における鉄則の一つです。

よくディナーショウに出るようになったら芸能人は落ち目、などと言われます。
が、一概にそうとも言えないのではないかな…というのが今回わかりました。
テレビに出る、店舗を拡大する、上場企業を目指す、それらは確かに華はあります。
が、それだけが成功への道だとするのは、近視眼的に過ぎるのでしょう。


以前お付き合いのあった方は「商売を始めたからには、人より良い生活を
しなければならない」と言っていましたが、それは因果関係が逆転しています。
「商売人は良い生活をする」のではなく「良い商売が出来たから、良い生活が出来る」のです。

あなたが欲しいものは、家族が裕福に暮らせるお金なのか、上場企業社長としての名誉か。
良い商売も良い生活も、あなたが欲しいものによってその意味を大きく変えるのです。


Say it not so, Hikonyan.
2007.11.11

コンクールもどうにか終わり、合唱モードも少し沈静化しました。
とはいっても年末にはまた大きな舞台があるのですが。


で、ですね…。
ひこにゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっっっっ!!!!
何!!どうしたの一体!?この子に何があったというの!!?

揃いも揃って商売の何たるかを全く理解していないとしか思えません。
作成者(デザイナ)、依頼者兼管理者(彦根市)、利用者(各業者)揃って
契約というものを軽視しすぎです。

デザイナさん、改変や二次(商業)利用が駄目なら、もっと縛りをいれとかないと。
創作家たるもの、そこらへんの管理を怠っていては、これからの時代生き残るのは
難しいと思います。
これは別にデザイナに限らず、ミュージシャン、美術家等、全ての創作業について
いえることではないかと思われます。

彦根市及び実行委員会、著作権関係の整理をしてないから、デザイナからも
業者からも文句を言われるのですよ。

業者については前述の通り


ことお金が動く、又は動きそうな時にはきちんと契約書。
そして互いの権利義務を明確化しておくこと。
これ、営利だろうが非営利だろうが当然のことです。
事業経営者の皆様、よく肝に銘じておいて下さいね。


何か私、税理士界一のひこにゃんウォッチャーになっているような…。
…彦根ってどう行くんだっけ………あ、時間ないや…。


いっつあすもおるわあるど
2007.11.10

これから上野に向けて出発の予定なのですが、何でしょう、この雨は。


先日、行きつけのガソリンスタンドで、原油高騰について聞いてみました。
「やっぱりガソリンの値段上がって、客足は遠のきましたか?」と。
それに対する返答。
「ガソリン単価もそうだけど、建築確認がおりないっていう方が影響が大きい。
 職人さん達が動けないもんだから、スタンドにも来ない。」

昨今よく話題になっている件ですね。
この話題、私自身はここまで表面化する以前に「建築確認がおりなくて大変らしいよ」と
聞いてはいたのですが、ここまで深刻だとは思っていませんでした。
建設業は、大雑把に考えても作る人(設計業・建材業・土建業)や売る人(不動産業)が
非常に多いため、今回の件の影響も思わぬところまで波及してしまうみたいです。


早い所建築確認の正常な流れが確立されないと、洒落にならない事態になりそうです。


取り分
2007.11.09

今日は一ヶ月振りにお茶の水で租税法務講座を受講してきました。
民法を勉強しましたが、やはり難しいですね。
私法における基本法ですので、内容をある程度理解しておかないと、
どんな落とし穴があるかわかりませんし…。


国と地方の税配分を巡るニュースが連日続いています。
色々と細かい話はあるのですが、大きく主張は二つに分かれています。
・自治体間で地方税収を融通しあえば良いのでは?
・消費税上げるなりして、地方に回せば良いのでは?
前者を主張しているのが財務省、後者が総務省です。

で、それぞれ何を考えているのか?
財務省としては、国の財源を確保しておきたいので、地方税収の枠を変えず、
あるところからないところを回すことで調整したいのです。
そうすれば、国の財布は全く痛みません。

地方とのつながりが強い総務省は、国から財布を取り上げて、地方で回す
ことで財源の充実を図ろうとしています。
消費税は、現在では国4%+地方1%で5%です。
これを例えば国4%+地方4%で8%などにしたらどうか、と言っている訳です。
が、国としては国6%+地方2%辺りが狙い目なのでしょうか?
消費税率をあげるといっても、内訳については各々が考えていることは
大分違うようです。

…で、これって結局は、おやつの取り合いと変わらないんですよね…。
個人的には、地方税については賦課課税制度が普及している為、余りにも
地方税の割合が増えると、税に対する対処が難しくなると思っています。
税理士としては、やはり申告課税が中心である国税の割合が高い方が、
お仕事としてはやり易いような気がするのです。
(申告課税…自分で計算して納税/賦課課税…役所が税額を決めてきて納税)


明日は、上野で合唱コンクール全国大会です。


我は求め
2007.11.08

まずはこちらの記事を。
「ひこにゃん」、割とメジャーなマイナーキャラ(変な言葉)だったみたいですね。

このお話、何とも「日本的駄目商習慣」の典型のような気がします。
まず彦根市側。
「使用期限があるのは申請時に周知していた」とのことですが、周知だけしかしていなかった
としたら、それをどうやって立証するつもりなのでしょうか?
そもそも、利用しようとする企業側ときちんと意匠権や利用形態について、個別に契約も
結ばずに使用許可をしていたのだとしたら、何ともお粗末なお話です。

そして利用する企業側。
これまたお粗末限りなし、キャラクタを使って商売をしようというのに、使用期限についての
内容がよくわからない。
更に言えば、商売を始めるときに永続的に利用できるような契約を市側と結んでいない
のが、事業契約として杜撰極まりないと思います。


要は、契約というものを両者共に甘く見ているのだと思います。
日本の商習慣においては、契約が甘く見られすぎています。
だからこそ、大銀行の合併話ですらつまらない騒動になってしまったわけで。
ちなみに、映画やドラマに出演する俳優等が、個別に契約書を結ばないような国は
日本くらいしかない、という話を先日ラジオで聞きました。

契約書を交わすのは何となく堅苦しい、相手に対して失礼だと思っている皆様、
何かあった際の責任が誰に帰属するのかを確定させなければ、企業防衛など
覚束ないのではないのでしょうか?
商取引には契約書、これからの商売での常識として、一つ頭の片隅にでもおいて
頂ければ幸いです。


開き直り
2007.11.07

恥さらすが頑張りたい
野党故の気楽さでしょうか、与党ならこうはいかないのでしょうね。
所詮は仲間内の頭が誰なのか、という内輪な話ですから。


私も現在少し開き直り、いや、一応は謙虚な反省をしつつ、今年の活動を締める準備を
少しずつ進めています。
お客様と年調の話が出てくると、途端に年明けの足音が聞こえてくるものです。

締めくくりの一つとして、投資関係についても整理を始めています。
偶然なのですが、今年は個別株の売買は負けなしでした。
夏の相場急落時、年初に買った株が少し下がったときに躊躇せず売ったのが正解でした。
私が売った時は買値の約1.7倍でしたが、一週間後には買値程度まで下がっていました。

そんなわけで、このままだと10%の申告分離課税で課税されます。
そこで、明らかにパフォーマンスの悪い投資信託を換金することにしました。
以前書きましたが、REITについては買い方を完璧に誤りまして、大損とまではいかない
ですが、自分で納得のいかない状況になっています。
投資信託の運用損を確定させて、個別株の益と相殺して、課税額を抑えます。

アセットアロケーション全般を見渡して、運用益が納得できる程度に立っていれば良いと
考えていますので、個々の成績には余りこだわらないようにしています。
それよりも、成績の悪い投資に「長期投資」の名目でお金をつぎ込み続けて、もっと
パフォーマンスの良い投資を見逃すことの方が危険ではないかと考えます。
このような考え方をもっと大規模にやっているのが所謂ファンドです。
彼らは様々な投資先を物色し、全体でバランスが取れるように帳尻を合わせます。


ちなみに、11月は多くのファンドが決算期を迎えます。
そうすると、不動産市況等で被った損失をカバーしようとして、含み益が出ている
投資先を売却する可能性があります。
ここしばらく上昇を続けていた海外株や商品市況については、これらの売却による
調整が起こるのでは、という説があるみたいです。
これらの資産を中心にアセットアロケーションを組んでいる方は、ご注意を。


何者だ、名を名乗れ!
2007.11.06

名乗るほどの者ではございません…。

こんばんは、高橋昌也です。
真夜中に目が覚めてしまい、気が向いたので更新します。

とある芸能人達のこんな発言が目にとまりました。
1「ネットの匿名性が自殺サイトや犯罪請負サイト等の温床となっている」
2「誹謗や中傷の類が溢れている」
3「権利を主張するには義務が伴う」

一言で言います、「底が浅い」。
まず、匿名性がもたらしている利点に対する評価が全く行われていません。
ネットには様々なものを対象にしたレビューが溢れていますが、その数多くは匿名です。
そして、対象に対する誹謗中傷だけではなく、絶賛する声も数多くあります。
責任がないからこそお勧め出来るのです。
自分の書いたAmazonのレビューに対し「責任を取れ」と言われたら、対処できますか?

以上を踏まえて、これら主張に対する反論を、実名公表の上で行いたいと思います。


一点目、犯罪の温床になるのが問題なら、全ての技術を停止するしかありません。
電話があるから遠方の人との遠隔犯罪が可能になります。
テレビやラジオで犯罪手法を放送するなんてのはもっての他ですので、全て禁止です。
新聞で事件の詳細を掲載すると、マネする人が出るかもしれないのでやめましょう。

新しい技術が犯罪を生み出すなどというのは詭弁でしかないと思います。
確かにネットを介した事件は目に止まり易いですが、テレビでみてマネをしたという
事例だって(敢えて強調されないだけで)数多くあるわけです。
どちらがより悪影響を及ぼしているかなどという議論はナンセンスではないかと。


二点目、ちょっとこの文章からは真意が汲み取れないのですが…
「匿名での誹謗中傷がダメ」なのか「誹謗中傷そのものがダメ」なのかわかりません。
そして「誹謗中傷の対象が誰なのか」もはっきりしませんが、ザックリとまとめます。
もし芸能人が誹謗中傷されていることを問題視しているなら、お話になりません。
色々と言われるのが嫌なら、テレビなぞ出ないことです。
その際に匿名性を問題にするのは、まるっきり見当違いでしょう。
自分の芸事で世間を納得させれば良いだけの話です。

公人でない一般人に対する誹謗中傷が溢れていることについては、何がしかの
救済があっても良い気はします。
(技術的に)ネットに特化した救済機関等が用意されても良いのかもしれません。


三点目、因果関係がよくわかりません。
何故「誹謗中傷する権利」と「名前を明かす義務」がつながるのでしょうか?
これが問題なら、新聞の投書欄は成り立たないと思いますが。
あと、記者名の入っていない新聞記事は全てダメということなのでしょうか。
政治家に対する誹謗中傷とも思えるような記事、沢山あると思うのですが。


世の中には良い話も、悪い話も溢れていて、それらに分け隔てなく触れていく
ことで多様な内面性を育む、これが憲法でいう「表現の自由」の理念のはずです。
悪いものに触れなければ良い人間に育つというのは、幻想ではないかと。


宝石と原石、そして石ころ
2007.11.05

祝、我が家の御次男様、幼稚園に入園決定~!!
…稼がなきゃ、オレ…。
お名前は?と聴かれて「ぶどうです!」と答えた2歳児君、もう少し頑張りましょう。
私はぶどうの親になった覚えはない!


おはようございます、扶養者です。
まずはこちらの記事をご覧下さい。
コンピュータの導入により、今まで価値のあった作業がその価値を失った、という事例は
数多くあります。
例えば、税理士事務所にとって主業務の一つである記帳作業については、会計ソフトを
使えば一般の方でも出来ないことはない状況になりました。
(まぁ、それでもやりきれないからこそ、我々のニーズもあるのですが…)
事務作業については言わずもがな、芸術面での表現作業についても様々なものが
コンピュータなしでは成り立っていないのは周知の所です。
ちなみに、現在昔ながらのセル画で作成されているアニメ番組はサザエさんしかないのだとか。
他は全てコンピュータで作成しているそうです。

が、今回取り上げた記事は、またそれらとは異質の意味を持っています。
上記の例は、あくまでもハードウェア(あるいはソフトウェアそのもの)の作成が楽になる、という
話ですが、今回の記事はソフトウェアの価値観が変わった、というお話です。
CDが最早商品ではなく、広告媒体でしかないという結論をアーティスト側が出してきました。
そして最後に価値を持つものは、ライブ演奏、つまり自分のパフォーマンスそのものです。

以前「私はネット万歳主義ではない」と書きました。
真に価値あるものは、生で聴く声、現場で手に入れる情報等であると考えているからです。
それを手に入れるためにこそ、ネットやコンピュータを活用すべきだと思います。


今、あなたが稼いでいる手段がそのまま価値あるものであり続けるものかどうか、
常に自問自答を繰り返して下さい。

実はすぐそばに原石が転がっているのかもしれません。

そして、価値を失った石ころは、思い出にはなっても役には立たないものです。


機会と結論
2007.11.04

「人は皆平等である」という言葉に対する理解は人様々です。


租税公平主義という言葉があります。
この言葉は、租税における課税や手続きにおいては、誰しも皆平等に
取り扱われなければならない、ということを意味しています。
例えば、担税力(税金を負担する力)が同じ人がいたら、その人たちは
同じだけの税金を負担しなければなりません。
また、各種手続きにおいて、「この人はかわいそうだから免除」だとか
「こいつは顔が嫌いだから受理してあげない」といったことは許されません。

ここでよく問題になるのは、何をもって公平とするかです。
租税について、知識がある人とない人との間では結果に大きな差が出ます。
ある人は条文をよく読み、理解をしています。
その理解に基づき、普通の人では思いつかないけれど、禁止はされていない
方法で租税負担の軽減を図ったとします。
その行為(租税回避行為といいます)は、租税公平主義の観点からして、
認められるのか、そうでないのか?

課税庁側は、租税公平主義を盾に、租税回避行為を否認します。
それに対し、裁判まで持っていった場合、案外と納税者が勝つこともあります。
何故課税庁が負けるのかというと「法律で禁止してない行為をして、否認される
のはおかしいから」という理屈です。
この理屈を租税法律主義といいます。
課税要件や手続等、全ての租税行政は法律に基づかなければなりません。


一見すると租税法律主義と租税公平主義は相克する関係にあります。
しかし、実際の意図はそうではなく、法律と公平の両面から特定層に対する
恣意的な課税を廃し、民主主義を守るという大儀のための両主義なのです。
その両主義が相克しているように見えるということは、現在の租税法には
問題があり、更にいえば公平性も保たれているとは言い難いのかもしれません。


時代のうねり
2007.11.03

それらは決して 止まらない


正確には昨日ですが、当事務所からの最寄り駅近くにおいて、弁護士会と
税理士会の懇親会のようなものが開かれていました。
若手弁護士の方々と色々なお話をさせて頂いて、私にとってとても刺激に
なった三時間でした。
税理士も裁判に巻き込まれることが常態化し、司法の場において租税の
問題が大きくクローズアップされるようになりつつあります。
この流れは決して逆行することはないでしょう。
租税法務家の端くれとして、司法を代表する方々と対等にお仕事が出来る
ようになれたら、こんなに嬉しいことはありません。
(おこがましい発言だとは思うのですが)

税理士の存在意義は、租税法に対する理解もそうですが、経済合理性に
関する理解についてもあるのではないかと思っています。
そもそもはこういった狙いでした行為なのですよ、ということがわからない
限り、法律を適用するにしても不都合が生じるはずです。
世の中の経済がどのような仕組みで動いているのか、そこに関するフォローが
出来ることも大事な要素ではないでしょうか。


話は変わって。
こちらのニュースをご覧下さい。
私が人生で最初に遊んだテレビゲームは、ファミコンの「サッカー」でした。
「スーパーマリオブラザーズ」で何人マリオを殺したことかわかりません。
小学校4年生の時「ドラゴンクエスト3」が発売になり、学校中が大騒ぎでした。
初めてスーパーファミコンで遊んだ時には、大興奮したものです。
「エフゼロ」で無茶なショートカットに挑戦したりもしましたね~。
「ストリートファイターⅡ」が原因で、本気のケンカになりかけたのも良い思い出です。

そして、いまや任天堂はこの20年で最も成長した企業と言われています。
一介のゲーム屋でしかなかった企業が、日本を代表するようになったのです。
この流れを正確に読めた人はどこかにいたのでしょうか?


何もかもが流れ行きます。
流れに取り残されない為には何を学ぶべきか、取捨選択を誤らないように
したいものです。


お金にまつわる動き12
2007.11.02

ここ最近のこのBlogにおける私の執筆量は、下手な文筆業の人を超えるのでは
ないかと密かに(隠してない)思っています。
各出版社の皆様、執筆依頼はこちらまで!!

改めましておはようございます、執筆業界に突如現れたヒーロー、高橋昌也です。
…まぁ、いいとこ文壇界のチーターマンってところかな…品質保証はしかねます、あしからず。


それはさておき、小ネタを二つほど。


福田総理になってもうすぐ二ヶ月経ちますが、彼はデノミの推進者らしいですね。
デノミとは通貨単位の変更のことで、例えば今までの100円を1円に変えてしまうのも
それに該当します。
有名な所では、ハンガリーが戦後においてハイパーインフレに陥り、最高額の紙幣が
1000000000000000000000ペンゲーという状態にまでなったのを解消するために
フォリントという通貨が導入された例があります。
ある政治家は「1円が道端に落ちていて、誰も拾おうとしない状態は好ましくない」と
言っていました。
デノミ、定期的に話題には上りますが、結局実現はしていません。


昨日の日経金融新聞1面に、大阪の堺市がカード会社と契約し、事務用品の決済を
カードで行うとの記事が載っていました。
決済をカード会社に委託し、煩雑な作業から解放されることによる人件費等の抑制を
図ることを目的としています。
確かに相手ごとに版型の違う請求書等を処理することを考えれば、楽ですね。
今後もカード会社は自治体に売り込んでいくつもりだとか。

決済手段は色々と取り扱えた方が良い、ただし流行しているものを。
物を売る商売では、お客さんが簡単に買い物を出来る仕組みを作っておくことが
既に必須事項になっているのではないかと思います。
現金・カード・電子マネー等々、取捨選択のセンスが問われるところですね。


visibilium(見えるもの) invisibilium(見えないもの)
2007.11.01

FPですので、たまには資産運用の話でも。
FPの方々でも、自分では資産運用をしていないという人が多いみたいです。
私、実践派ですので、ありとあらゆる投資手法を自分で人体実験しております。


所謂「伝統的なFPの手法」においては、高リスク商品に手を出すことは余り好まれない
傾向があります。
また、投資する時期もずらすことが推奨されており、ドルコスト平均法等がその典型的な例でしょう。
これらの点については私も同感で、高リスク商品のみでアセットアロケーション(資産配分)を
組んでしまうと、相場の急激な変動についていけません。
8月に起こった急激な円高で、FXにより数多くの個人投資家が大損失を被ったのが良い例です。
また、投資時期を少しずつずらすのも大いに賛成です。
所謂「買い時・売り時」なんてのは幻想でしかないと私は考えています。
それはシステムトレードを使おうが変わりません。


しかし、ではどの商品が高リスクなのかという点についていえば、私の考えは
伝統的な手法からするとズレているかもしれません。
新興国株やオルタナティブ(商品や不動産)投資が誰でも手が出せる時代ですが、
FP関係の情報をみると「こんな危険なものは個人には必要ない、株式と債権程度で充分」という
解説がされていることが多いようです。

私が今でもわからないのは、なぜ形ある資産である商品や不動産、通貨よりも、株式や債券の
ほうが信用度が高いのか、という点です。
実は問題にすべきは、投資商品としての性質ではなく、投資方法なのではないかと。

日本における商品先物取引に大きな問題があることは私も認めます。
だからといって、投資先としての商品を否定する気は全くありません。
むしろ私自身のアセットアロケーションでは、商品の割合が逓増しています。
投資方法としては、大証の金債権連動ETFやコモディティファンドを使っていますが、
現在までの所、非常に優れたパフォーマンスを見せています。
但し、調子にのって一気に額を増やすようなことはしません。
買い付けはドルコスト平均法で行っています。

実はREITについてこの原則を破ってしまい、一気に買い付けた為大失敗しました。
ここ最近の不動産市況の下落の影響を思いっきり受けています。
これが教訓にもなり、一気に買い増すのは最近はしないようにしています。

新興国株にしても、個別株は確かに危険でしょうが、インデクスファンド程度なら
日本株と大して変わらないリスクを背負う程度なのではないかと考えます。
為替リスクも確かにありますが、これも買付時期をずらせば平均化されます。
外貨預金やFX等の外国為替取引についても同じようなものです。


要は、積み立てられる商品を少しずつ買い増せば、それだけでリスクは大分減ります。
これらの施策は、全て利回りを少しでも高めるための工夫です。
投資をする以上、利回りを気にしないわけにはいきません。
投資対象と同時に、投資方法にも様々な選択肢があることを忘れないで下さい。

と、ここまでだと以前言っていることと大分違うのですが。
実は、投資資金のどの程度を、どれ位の期間でどれ位リスクをとるのかという大前提を
考えずに、投資をしてしまうケースが多いのが一番問題なのではないかと思います。
これって、事業にも通じるものがあると思うのですが…。