「嘘をつく時大事なのはその内容ではなく、なぜ嘘をつくかというその状況じゃ」
っていうセリフが先日読んだライトノベルで出てきたんです。
おはようございます、本についてはトコトン雑食家です。
純文学だって読みましたし、ひたすら軽いのも読みます。
最近は「コレ面白い」って評判がネットで簡単にわかるので、自分の好みと
合いそうな人の書評はとても役に立ちますね。
で、嘘があるんですよ、そこに。
1月18日、日経金融新聞の一面にこんな趣旨の記事が載りました。
・FX投資家の情報を課税当局が集めようとしているらしい。
・現在、ほとんどの投資家が適正な申告をしていないからだ。
・以前FXで儲けた投資家は、今年から申告するにしても、それまでのは隠したい。
・隠す為、FXの取引を止める。
・FX衰退、ところで先輩格である外貨預金についてはどうなのよ?
さて、何度か書いた通り、私、1月19日にFX会社主催のシンポジウムに行きました。
で、そこでこの新聞を、その会場で税務申告についての説明をしていた担当者に
見せて「コレホント?」って聞いてみました。
以下、こんな反応。
・記事は全くのデタラメ、私も読んだけどとても迷惑している。
・税務申告については、会社としてかなりの力をいれて顧客指導に努めている。
・顧客情報の収集要請について、特段動きがあるとは思えない。
・備品やセミナー参加費等の経費面については、課税当局側も整備がまだ、という感じ。
なるほど、両者の言い分はかなり食い違っているようです。
強いていうと、課税当局に対する不信感は共有しているという感じでしょうか。
で、冒頭の文章に従い、それぞれの立場から「ウソをつくメリット」を考えましょう。
両者が共に大嘘つきだとしたら、と仮定します。
FX会社側は至って簡単、業界が廃れては困るからでしょう。
税務が不明瞭ともなれば、イメージが悪すぎます。
「ちゃんと今でもやってるから、新しい人もドンドンきてね」と言っているわけです。
では新聞側がウソをついているのだとしたら?
FX業界が伸びないことを望んでいる人が金融業会にいるとか?
FX会社は新聞にとって、まだ付き合いの浅い業界のはず。
例えば外貨投資について、FXにシェアを奪われるのが嫌な懇意にしている
銀行関係者でもいるのか。
でも、その割には最後に銀行のことをチクリと刺しているしなぁ…。
それとも課税当局と手を組んで、投資家に対する牽制行動にでも出たのか?
…うん、よくわからない、所詮私の頭で考えることだからなぁ…。
で、こっからは私見です。
税務について、何億脱税なんていう大きな事件がありましたが、アレはおそらく
一罰百戒的な処分です。
如何にも日本的な手法であると思います。
では清く正しく申告をしているのか?
おそらく、新聞記事で書いてあるほど無申告の人が多いとは思えない、けど
数十万くらいの収益を隠している人は、結構いるような気がします。
実際に一番可能性が高いのは、新聞記者が個人投資家の実態をよく把握しないまま
記事にしてしまった、という辺りが正解のような気がします。
所得分類が雑にしかしようがない、というのは問題だと思うのですがね。


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