顧客にとっての資格の価値
2008.10.31

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彼はいったいいつからここに…。

おはようございます、ホント、何年いるんでしょ。
彼とス〇゜ーの間にも確か何人かいるんですよね?


昨日からの続き、資格の価値とは?
まず事業者本人にとって。
これはもう「堂々と商売ができること」につきます。
免許業者ですから、資格なしではいつ捕まっても文句は言えません。


では、顧客にとっての資格の価値とは?
さて、この質問に対する回答がないからこその現在の傾向なのではないかと。
以下、私が思っていることを口語調で簡単にご説明。


税理士
「おれはあの取るのが難しい税理士の資格を持っているんだぞ。
 だから報酬はこれ位貰わないとな。
 当然だ、税理士は資格がなければ出来ない仕事なんだ。
 いいか、税理士資格は取るのが難しいんだぞ。
 どれだけ大変か分かっているのか?
 分かったらさぁ報酬はこれだけ払ってもらおうか」

市場
「はいはい、で、その資格をお持ちの税理士さんにお聞きしたいのですが。
 私にとってあなたの持っているその資格はどんな価値があるんですか?
 商売ができないってそりゃあなた達の都合でしょ?
 私が知りたいのは、あなたがその資格を使って私に何をしてくれるのか、
 ということなんですけど。」


現在進んでいる低価格化の傾向や決してなくなることのない無免許業者の
横行の背景にあるのは、このような事情だと思うのです。

税理士の能力を「 有資格であること + 業務遂行能力 」の二つに分けるとします。
ところが、前者の能力は市場では大して評価されていないのです。
そして後者の能力は非常に価値が分かり辛いものです。

税理士業務の高付加価値化という戦略は、後者の業務遂行能力を向上させることに
ありますが、努力の方向は本当に個々人で変わってくると思います。
その一方で前者の能力をどのように考えるべきなのか。
必要条件ではあるのは間違いがないのですか…。

この項、明日まで続く。


無資格者
2008.10.30

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足こぎジェットコースター。

おはようございます、いや、これが結構バカに出来ないスピードが出てまして。
流石に一回転はしてませんでした、もしあれば必死になるでしょうが。


昨日からの続き、資格ということについてです。
他の資格業界の実態までは知りませんが、少なくとも税理士業界について
私が確信をもって言えることがあります。
それは「無免許業者は腐るほどいる」ということです。

講師を引き受けた先や顧問先からも度々似たような話を聞きます。
「ウチに来ている人、どこに勤めているのか絶対に言おうとしないんですよ」
「署名と印鑑をみると、違う人の名前が書いてあるんです」
前者はまず無免許、後者は名義貸しのような案件です。

このような人間が多数いることは従前から業界で問題になっています。
法律的に確実にアウト(名義貸しは微妙ですが)ですから、本来このような
存在を許すことは出来ないわけです。


しかし、これらのことから得られる最大の課題は実は次のことなのではないかと。

「市場は税理士という資格に対してそれほど興味があるわけではない」

自分の経理や申告をやる人が資格を持っている、持っていないということに
対して、多くの人は興味がないのではないでしょうか。
となると、資格の価値ってなんなのでしょうか?

この項続く。


業界人のおごり
2008.10.29

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迷路。

おはようございます、子供と鬼ごっこしたのですが、面白いですね。
我を忘れて走り回っている大人も多数。


昨日からの続き、低価格競争下でどうするのか、というお話です。
顧問先にとっては、競争の促進による価格低下の進行ということで良い面が
あるのも確かです。
仕事の品質確保についてはかなり深刻な問題が発生するかと思いますが、
それは「その金額で受けた税理士の責任」ですから私には興味がありません。
私の感覚からすれば、その顧問料で適正な仕事をするのは無理だと思うけどな…
というような案件も多数ありますが。

これもよく言われることですが、値段の安さで商品やサービスを選ぶ人は、
より安い代替品が見つかればそちらに移っていきます。
私はこの仕事が時間をかけて相互に信頼関係を築く仕事だと考えているので、
値段のみで税理士を選ぼうとしている方を対象に仕事をするつもりがありません。
ただ、それだって「私がそう思っている」というだけの話です。
「低価格で市場に商品を提供することにこそ意義がある」という考え方は、
その約束を守れている限りにおいては非常に立派な事業戦略だと思います。


むしろ問題は、無為無策の税理士が多いことなのでしょう。
潜在顧客の多くが「値段の安さ」を基準に税理士を選び始めていることに
対して、どのように対処していくつもりなのか。
自分も低価格に走るのか、値段を下げず高付加価値商売に特化するのか。
仮に高付加価値に特化するとして、その付加価値をどのように顧問先や潜在顧客が
わかる、見えるようにするのか。
その戦略がなく「自分は付加価値の高い人間です!」なんていっても、多分市場からは
そっぽを向かれてお終いでしょう。


そこにはやはり「自分は有資格者である」ということに対するおごりがあるのでは
ないかと思うのです。
で、資格に関する話を明日にでも。
この項続く。


我が業界でも低価格競争
2008.10.28

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程良い色付き具合。

おはようございます、ここから本当に綺麗に染まることは少ない気も。
陳腐な言い方ではありますが、やはり「秋らしく」なってくれた方が嬉しいです。


ここ最近何となく感じていたことですが、税理士業界でもかなり低価格競争が
進んでいるようです。
「年間20万円で!!」なんて広告を目にすることも多いですね。
普通の規模の法人一社(年間売上が1,000万円を超えるような規模)をこの金額で
やるとすると、相当の安値だと思います。


確かに当業界は適正価格を算定することが難しいです。
未だにありえない高価格の報酬を顧問先からふんだくっておきながら、大した
仕事をしていないろくでもない税理士が横行しているのも事実です。

ろくでもないのは規模の大小を問わず存在します。
よく「大手は仕事が雑だ」とか「個人は丁寧にやってくる」という話も出てきますが、
これだって一概にそうとは言い切れません。
いい加減な個人だって本当に多いですし、立派な大手も存在します。


サービスの価値が非常に分かりにくいからこそ、価額の適正さが判別しづらい、
これは特にサービス業では永遠の課題ともいえる問題です。
以前私は紹介サイトを使うことのメリットを書いたことがありますが、その辺りの
相場をしっている人を間にかませると割とスッキリするのかな、と思う次第です。


で、この低価格競争時代にどのような対処をするのか。
この項続く。


個人事業を巡る話
2008.10.27

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まだ青いです。

おはようございます、中々涼しくなりきらないからでしょうか。
そろそろ寒くなり始めないと、景気的にも微妙なのですが…。


個人事業を巡るニュースを2件ほど見つけたのでご紹介を。
自営業主が減少傾向にあるというニュース。
特に地方都市圏ではかなり下落率が高いようです。
卸売りや小売りなど、大手が強い業種ではより顕著だとか。

さて、これをどう判断すべきなのでしょうか。
「規制緩和のせいだ」「大手ばかりずるい」と非難すべきなのか。
「消費者のメリットが大きい」「物流の進展が図られた」と歓迎すべきなのか。


もう一つ。
個人事業者の申告漏れについて、大阪国税局での調査結果。
平均でも800万円超、最大で5,000万円ですか…。

税を安くするための方法としては、以下の3つがあります。
・節税…合法的税削減、積極的に利用すべき。
・租税回避…合法ではあるが異様な法形式、課税庁からは目をつけられる可能性あり。
・脱税…論外。

一説には個人事業者や中小法人に税理士がついている割合は3割程度だとも言われています。
この内にどれだけの人が「税の怖さ」を本当に理解して脱税に及んだのやら。
あるいは税理士ぐるみで脱税でも図ったのか。
前者だとしたら浅はか、後者だとしたら税理士免許剥奪ものですが。


小規模な事業体はいい加減なやり方で商売をやっても大丈夫、という時代は
確実に終わりを告げたと私は感じています。
ある程度の科学的なアプローチをもって経営に臨むことが必要です。
その為の努力・資金・時間をどれだけ割けるかこそが、今後起こるであろう
大淘汰の時期を生き残れるかどうかの分水嶺になるのではないかと。

以上、雑感でした。


老若男女、勉強しよう
2008.10.26

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紅葉少し。

おはようございます、少しずつ色づいているようです。
ここから一気に冷えると、綺麗に赤くなるのですが。


昨日からの続き。

みなさん、勉強しましょう。
あなたが高齢者でも、働き盛りでも、学生でも。
退職した後の悠々自適の生活をしているのでも、会社を立ち上げたばかりの経営者でも。
男でも、女でも、親でも、子でも、祖父母でも。
社長でも、無職でも。


と心の底から思っています。
最近、当事務所では「学ぶことや知ることの大切さ」を発信することを一つの目標に
しました。

これは私自身が毎日本を読み、新たな試験を受け、日々の仕事に活かしながら
仕事を進めていく上で本当に感じていることです。
自分でいうのも何ですが、開業当初から比べれば多少は顧問先の役に立つような仕事が
出来るようになってきました。
それも日々の学習のおかげかな、と個人的には思っています。

満足できるレベルではありませんが、少しずつやれることが増えてくると本当に
仕事が楽しいものですね。


より具体的には、これからは
・仕事に役立つ勉強
・投資に役立つ勉強
やはりこの二本柱が必要なのだと思います。
どちらか一方ではおそらく足りません。

私も本当にまだまだです。
もっと努力しなければ。


ちぐはぐ
2008.10.25

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またもやこどもの国。

おはようございます、先日また遊びに行ってきました。
コストパフォーマンスが良いのでついつい行ってしまいます。


昨日からの続き、教育が不足していると思うのです。
ここでいう教育はかなり広い範囲でのものです。


「税金が高い」という多くの人々に「自分が幾ら払っているのか知っているか」と
質問をすると、大概は「難しいから分からない!」という返事が返ってきます。
はて、税金の計算ってそんなに難しいのでしょうか?
少なくともサラリーマンの給与にかかる税金は、せいぜい中学生レベルの読解力と
四則算が出来れば計算できるのですが。

租税教育の名のもとに小学生に税の作文を書かせる。
「税金がないと学校に行くのも大変なんだなぁということがよく分かりました」という
お役所擁護の文章が表彰され、これ見よがしに税務署に掲示されています。
悪いのはこの文章を書いた小学生では決してありません。
このような文章を書かせることの意味が本当にあるのかを理解していない多くの
大人こそが最大の罪人であると考えます。

「株なんてのはギャンブルだ」「金儲けは悪いことだ」「金持ちは悪人だ」と
決めつける人の何と多いこと。
そういった忌避されているお金持ちの存在がこの国をどれだけ助けているのか、
本当に理解しているのでしょうか?
真っ当に努力をして財を掴むことはそんなに悪いことですか?
その人たちがどれだけ多くの税金で世の中を助けているか知っていますか?

「自分は努力している、悪いのは政治だ、経済だ。」
で、何の努力をしているのでしょうか?
自分がどんな努力をしているのか、はっきりと言えますか?


やや挑発的な物言いになってしまいますが、これらの問いに自信をもって
答えられるかどうか、ということなのです。
今後しばらくの間、経済は確実に淘汰の嵐が吹き荒れます。
曖昧な努力ではダメなのです。
科学的な根拠のある努力を精神論をもって遂行する必要があるのでは。

この駄文、明日で締めくくり。


学ぶべきこと
2008.10.24

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梨園。

おはようございます、近所の梨畑です。
多摩川梨のブランドで、結構有名だったりします。


昨日からの続き、この状況で我々がやるべきことはなんなのか。
過去10年の動きを考えるならば、私は「今証券口座を開いて買う」という行動は
非常に理にかなっていることだと思います。
投資において本当に大切なのは「買い時」であり、それさえ間違わなければ
8割方成功したも同然ですので。

そして、つい最近までは「金融市場さえ押さえておけば大丈夫」な時代だった
わけです。


しかし、今は「それだけ」では足りない気がするのです。
そう、今後相対的に実体経済の地位が上がるのだとしたら、そちら側への
対処をどのように取るべきなのか、という観点です。

「そんなものは今までにもやっていたことだ」というのはごもっともな指摘です。
みんな、より良い成果を出すために必死に努力をしています。
自分の能力を高め、会社の力を強めるための努力を続けているわけです。
しかし、それだけでは足りない、おそらく。
なぜなら実体経済を覆う状況も以前とは大きく変わっているから。


不足している要素は何なのでしょうか?
私はやはり「教育」なのではないかと思います。
もう少し駄論を続けてみます。


金融と実態
2008.10.23

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コッペパンを要求する!

おはようございます、って分かりにくいな、このネタ。
この辺りを舞台にした物語も非常に多いような気がします。


昨日からの続き、モヤモヤについて。
過去10年以上に渡り、世界は「金融市場中心」で動いていました。
これは動いていた資金量からしても明白です。
実体経済の流通資金を1とするならば、金融経済では10のお金が動いていました。

そう、我々はつい最近まで「金融市場の気の向くまま」良いように操られていた、
といっても過言ではないと私は思っています。
はっきり言えば「実体経済でどれほど頑張っても」絶対に金融経済の動向に逆らう
ことは出来なかったのです。
人々は確実に「資本主義の奴隷」と言える状態だったのです。

このことに関する善悪の判断をするつもりは全くありません。
社会資本的な発想の重要性や相互扶助の考えについても、ここでは一切
言及するつもりもありません。


で、この数カ月でその状態が一気に変わりました。
金融市場におけるレバレッジの急激な解消、膨らんだ資金の収縮。
その結果起こるのは、実体経済の地位の相対的な向上です。
「お金がお金を産む経済」が終焉し、再び「実物がお金を産む経済」へと回帰が
進みつつあります。
(もっとも、今は金融の冷え込みで実態まで風邪をひく目算が高いですが)

で、この状態になって我々がすべきことはなんなのか、ということを改めて
考えてみる必要があるのではないか、と。

この項続く。


買い時…なのかなぁ
2008.10.22

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カラーペン。

おはようございます、超こだわりの一品、勉強や仕事に大活躍。
こういうのは一度慣れてしまうと、他には変えられませんね。(こちら


最近気になったニュースでも。
とりあえずはこちらから。
証券口座開設が大盛況ですか…ネット証券系は自己トレードが多いわけでも
ないでしょうから、案外こういった荒れ相場は手数料の稼ぎ時なのかもしれませんね。

この状況で投資に手を出すことについて、私は何とも評価は出来ません。
長期的には「絶好の買い場」であることは間違いないでしょう。
今後2~3年位で考えればまだ下落の余地もあるでしょうが、10年単位で考えれば
まぁ普通に考えればそこそこ上がっているはずです。
30年後には株価が今の3倍・5倍・あるいはそれ以上になっている可能性だって
十分に考えられます。

ただし、果たしてそこまで時間を見て投資できる個人投資家がどれ位いるのか。
ここで参入した人の何割かが1年以内に淘汰されそうな気もしています。
さて、本当にどう考えて良いものやら。


ただし、どのような投資についてもいえる一つの真理があります。
それは

「買った時点で勝負はほとんどついている」

ということです。
明らかに安い時に買う、これさえ出来れば投資では負けません。
その意味において、やはり今は買い時…なのか…でもなぁ…。

なんでしょう、ちょっと何とも言えないモヤモヤ感があるのです。
明日、少し書いてみます。


人事採用
2008.10.21

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長津田の方にあるお蕎麦屋さん。

おはようございます、美味しくて安いです。
しっかりと食べても、こんなもんか、ということばしばしば。(こちら


昨日からの続き、海外から人が来る日本、ということを実感しました。
で、実は最近当事務所でもそんな話がありまして。
海外の方から「人事採用の件」で突然連絡がきたのです。
正確には「日本在住の外国人」という方でしたが。
税理士になるのを目指しており、受験資格も満たしているようでした。

残念ながら、現在当事務所では人の募集を行っていなかったので
採用の件自体はお断りさせて頂いたのですが、お電話で色々と
お話をさせて頂きました。
大学でマーケティングなどを勉強されているようです。
非常にしっかりとしたビジョンをお持ちの方で、とても面白い時間を
過ごすことが出来ました。


この仕事は信用が命です。
残念ながら外国人の方が日本人と同じような信用を得るためには
非常に大きな困難が伴うであろうことをお話ししました。
しかし同時に、かの国での商習慣などを知っていること、マーケティングなど
経営に関する知識を保有していることを有効に使えば、そのハンデを乗り切る
ことも十分に可能ではないのか、といった辺りも話しました。


少し前にフラット化と集約化の話をここで書きましたが、ここ一週間は
その辺りのことをとても考えさせられる出来事を多く経験しました。
やはり体感すると納得できるものです。

より一層の精進が必要かな、と思うことしきりでございます。


日本公演が多い
2008.10.20

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まい泉。

おはようございます、初めて行きました。
中は随分とレトロな感じでしたね。


昨日からの続き、海外の方とお話した結果分かったこと。
よく「あの○○楽団が遂に来日!!」だのといった広告があります。
合唱の世界でもしかり、「世界トップの○○合唱団が待望の日本公演」
みたいなお知らせは私のところにもよく入ります。

まぁ何を持って世界トップなのかが非常に難解なのですが、それは置いといて。
以前から「何故そこまでして日本に来るのだろうか」という根本的な疑問を
私は抱き続けていました。
この10年の不況で、クラシック界は滅茶苦茶です。
以前なら確実に満杯になっていた演奏会も空席がまばらなんてのはざら。
席を埋める苦労等を考えると、極東の島国まで来ることにそれほどの
メリットがあるようには思えないんだがなぁ…と。


しかし、先日の会話から答えが分かりました。
「十分帳尻が合うように出来ているのだ」と。
我々にとっての1,000円が、多くの国の人々にとっては10,000円、50,000円、
あるいはそれを超える価値を持っているようです。
いや、理屈では分かっていたつもりです。
しかし、改めて海の向こうの実態を聴いて、やっと体の中に落ちた感じです。

海外の方からすれば、やっぱり日本は恵まれているのだと思います。
「お金がすべてではない」のは私も認めます。
しかし、我々は「お金のために」人生の多くを費やしているのも事実です。
「自分の人生が幸せ」だと感じるのが下手だと言われがちな日本人ですが、
やはり初期設定がかなり高いのだろうな、と思いました。

この項続く。


選択の自由の価値
2008.10.19

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神社。

おはようございます、盆踊りから祭礼の神輿までここでやります。
近所の子供の集会所なのは、今も昔も変わらず。


昨日からの続き、海外では社会保障等があるから高税率でも仕方がないのでは?
というお話です。
しかし、これ、実際に自分の身に置き換えて考えてみてください。
「ここに100万円がある。
 30年後には楽させてやる。
 だから6割は天引きね。」
これ、納得できますかね?

医療、教育等が無料に近いのも確かに利点です。
しかし、だからといって飲食や服飾、嗜好品等々をすべて我慢できるかと
いえばそんなことはないわけで。
つまり「自分のお金を自由に処分できる権利」は結構価値が高いのです。

商品・サービスの品ぞろえの豊富さ。
低所得者層の低税率。
この2点において、やはり日本は「低所得者に優しい国」だと思います。
「家賃を払って水道光熱費を払って食事をして少しお釣りが出る生活」を
低税率で実現できる環境というのは、世界的には結構稀有なのです。


と、そんなことを海外の方と話していて思ったのですが、同時に一つの
疑問が氷解しました。
この項続く。


海の向こうより
2008.10.18

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神社裏の道。

おはようございます、両面は畑。
子供のイモ掘りなんかは、我が家から歩いていけるところでやっています。


ここのところ、妙に海外の方と話をさせて頂く機会に恵まれました。
そこら辺の話を少しかいつまんで。

少し前、私の趣味、というよりライフワークである合唱の演奏会に行きました。
演奏者は海外の方で、もう何度か日本にも来られています。
演奏会自体はとても面白く、打ち上げの飲み会にもお邪魔しました。

そこで少し演奏者の方とお話をしたのですが、そこで聴いた話で双方ビックリ。
あちらは「日本では年収100万円程度の人には税金がかからない」ということ。
私は「かの国の最低税率が60%近くだということ」に。
かの国は確かに旧共産圏なのですが、それにしてもこれは…と思いました。
それに対し、あちらは「日本はなんて恵まれているんだ」と思われたようです。


確かに物価水準を考えれば、簡単に比較できることではありません。
しかし、購買力平価を測るのによく使われる「マクドナルドのビックマック」で
考えてみると、最早あちらの国の物価がそこまで安いとは言えない状況に
あるのも確かなのです。(私は何年か前、その国を訪れています)
現在はその当時よりもインフレが進んだ結果、もっと厳しいはず。

でもあちらは社会保障が進んでいるのでは?という指摘もごもっとも。
その辺りは明日にでも。
この項続く。


結局は経済の安定化が必要
2008.10.17

KSPkouen.jpg

ご近所の公園。

おはようございます、昨日までとは違い「地に足がついた写真」です。
虫の声が奇麗な時期です。


昨日からの続き、米ドル供給の安定化には何が必要なのか。
結局は「経済の安定化」が必要です。
先日紆余曲折を経て米国で成立した「金融安定化法案」も、米国経済の
安定化を図ることにより為替・金利や株式市場の動向を安定化させることを
目的としています。
また、G7・20等々でも言われているのは金融機関や企業の支援です。
「お金が回らない」状況を打開するため、市場に公的資金等を投じて
皆が調達をしやすい状況を作ろうとしています。


ちなみに、この恐慌を最大のチャンスととらえる向きもあります。
米ドルをはじめとする資金をたんまりとため込んでいる者からすれば、
今のうちに世界中に恩を売り、安値で企業を買いたたくことも可能です。
そして、世界でも有数の米ドル・資金保有国の一つが日本だったりします。
最近日本の金融機関が海外金融機関の救済に乗り出していますが、
これを「好機」とみるべきか「火中の栗」とみるべきか。
結果が分かるのは5年位先でしょうか。

さらに余談、もう一つの外貨保有国である中国はどう動くのでしょうかね?
国内株式・金融市場は惨憺たる状況にあるようですが、これもどうでるのか。


歴史の分水嶺にいるのかもしれないと思いつつ、この項終わり。


逆転現象
2008.10.16

wedingcake.jpg

ウェディングケーキ。

おはようございます、おいしそうに見えるのですが、食べないんですよね、やっぱり。
このケーキは細工部分もチョコレートで出来ているように見えましたが。


昨日からの続き、クロス円を原因としたスワップポイントの異変です。
スワップポイントが異なる通貨間における金利のやり取りであることは説明しました。
通常、通貨の金利はその国の中央銀行が設定する標準金利に概ね合致します。
ところが、この状況下において、米ドル金利が異様な高騰を見せています。

そうなると、スワップポイントについても基本ルールが通用しないのです。
以前の例示で日本円0.5%とユーロ4%の差が3.5%だからスワップポイントが
もらえる、という説明をしました。
ところが、あくまでこの取引は「クロス円」取引です。
つまり
・円(0.5%金利) → 米ドル(8.0%) → ユーロ(4.0%)
というような経緯で成り立っています。

間にある米ドルの金利が異様に高まっているため、普通なら受け取れるはずの
スワップポイントを逆に支払わなければならなくなるような事例が多発するのです。
上記の例なら、ユーロと円の間の3.5%以上に米ドルとユーロの間の4.0%が
離れているため、スワップポイントは受取ではなく支払いになるかと思われます。
(実際にはここまでいい加減な計算ではありませんが、説明のため簡略化)

この状況ははっきり言って異常です。
つまり、現在金融市場では「米ドルの供給を潤沢にする必要」があるのです。
という辺りを踏まえ、明日にまとめ。
この項、明日まで続く。


クロス円
2008.10.15

hirouen.jpg

披露宴テーブル。

おはようございます、ヒルズのてっぺん辺りでの披露宴にて。
いや、会場のある場所も含め、中々のものでしたよ。


昨日からの続き、話はFXに戻ります。
実はFX取引において、もう一つ説明しておくべき大事なルールがあります。
それは「FXでも決済は米ドルで行われている」という事実です。

例えば「日本円を売ってユーロを買う」というポジションを考えます。
我々の日常的な感覚からすると、銀行窓口で外国通貨に両替して
もらうかのような認識をもたれるかもしれません。
確かに、海外旅行に行くのに外国通貨を用意する場合、日本円と対象通貨の
レートさえ分かれば後の要素はそれほど関係ありません。
(この説明には大きな語弊があるのですが、説明簡便化のためこのように記述します)

ところが、FXにおいては違います。
上記の取引は
・まず日本円を売って、米ドルを買う。
・その後、米ドルを売ってユーロを買う。
という二段階の取引を経て「日本円売り、ユーロ買い」という取引を成立させるのです。
そう、あくまで「基軸通貨は米ドル」なのです。


さて、この二段階取引のことを「クロス円」と呼んだりします。
円と米ドル以外の通貨のやり取りにおいて、米ドルを経由させることを指します。

この二段階であることの影響が、現在のスワップポイントにも現れています。
この項続く。


欲しけりゃこんだけ払いな!!
2008.10.14

hillsyakei.jpg

ヒルズ夜景。

おはようございます、いや、これは中々凄いですよ、何せ誰も「空を見ない」のです。
当日は少し天気が悪かったのですが、そんなのは問題なし。


昨日からの続き、米ドルを巡る動きについて。
この金融恐慌もどきのせいで、金融機関をはじめ資金を積極的に出動させる
ことに対して非常に消極的な状況になってきました。
その結果、米ドルの流通量に対して非常に大きな懸念が生じました。
皆が自分の手元にもっている米ドルをあまり外に出したがらないのです。

さて、この状況で何が起こるでしょうか。
ところで、皆さんは社会科で「米騒動」というやつを勉強しましたよね?
あれは「皆が米を欲しいのに、商人が手元にため込んで高値で売り付けようとした」
から起こった現象でした。
この「米騒動」、構図的には「米ドル騒動」と大して変わらないのです。

そう、つまり「米ドルが欲しけりゃこんだけ金利(高利)を払いな」という状況が
今まさに起こっているのです。
資金の流通性・流動性を確保すべき金融市場が麻痺しつつある中、結局
最後にものを言っているのは「需要と供給の関係」なのです。


というのが前段、ここからFXに関する異変を説明。
この項続く。


米ドルが欲しいか~!?
2008.10.13

hillshiruma.jpg

ヒルズ、最上階近辺より。

おはようございます、いや、ホント最近は高い所に登ってばかりです。
ただね、真価は夜でしたね、これはまた後日。


昨日からの続き、FXと米ドルについて説明しました。
そこで「通貨の需要」という点につき、簡単に説明をします。

昨日、基軸通貨が米ドルであることを説明しましたが、そうだとすると国際的な
取引をしている人の多くは「米ドルを用意しておく」必要性があります。
なぜなら、決済ができなければ商取引は成り立たないからです。


例えば、皆さんがオーストラリア在住のケビンさん(仮名)に鯨肉を売ったとします。
まず皆さんはケビンさんに鯨肉を送りました。
後日、ケビンさんから「受け取りました」という通知を受けます。
今回の契約では「決済は米ドル、商品受取後5日以内に」という取り決めがあります。

ところが受取から5日目、ケビンさんからメールが来ました。
「決済に必要な米ドルが用意できないから、もうちょっと待ってくれ」という趣旨です。
しかし、皆さんにだって資金繰りがありますから、とても待つことは出来ません。
「ふざけんな、とっとと払えやコラ!」
「無理だっつってんだろボケ!!」
「金もないのに商品買うんじゃねぇ!!」
「豪ドルなら持っとるわ!米ドルがないだけじゃ!!」
あぁ、何と悲劇的な展開でしょう…。


つまり、米ドルが買いやすい状況にないと、みんなが困ってしまうのです。
そして現在、この金融情勢から米ドルについて「ある傾向」が出てきました。

この項続く。


基軸通貨
2008.10.12

ropponngi.jpg

ヒルズ、夜。

おはようございます、いや、中々格好良いものですね。
思わず「新羅ビルか…」といってしまったのはご愛敬。


昨日からの続き、FXを巡る変な状況について。
「FXでの基本ルール」を昨日は説明しましたが、今日は「世界経済の基本ルール」
を少し説明しておこうと思います。

「基軸通貨」という言葉は皆さんご存知でしょうか。
昨今ではこの金融情勢を踏まえてよく話題にのぼる単語です。
要は「決済に使われる通貨は何か」というお話です。
現在のところ、世界の基軸通貨は「米ドル」ということになっています。
理由は至って単純で、世界でもっとも経済大国なのが米国だからです。

なぜ経済大国の通貨が基軸通貨の地位を持つことができるのか。
それは通貨の価額は「その国の信用力」が反映されたものと考えられるからです。
例えば「どこぞの新興国通貨」を基軸通貨にしてしまった場合、仮にその国で
内乱・暴動・経済活動の破滅的事態等が起こったとしたらどうなるでしょうか?
世界中に「破たんした国」の通貨が存在してしまっては、大混乱が起こります。
従って、みんな「信用できる通貨」で決済することを望むわけです。


この基軸通貨が「米ドル」から「ユーロ」に移るのでは、という話も出ていますが、
それは今回の本筋からははずれるので省略します。
最も、そのユーロも欧州圏の経済がかなりやばいことになっていそうなので、
ユーロ基軸通貨説も微妙な感じですけど…。

基軸通貨は米ドル、ということを確認してまた明日。
この項続く。


FXを巡る珍妙な状況
2008.10.11

kyoukai.jpg

六本木、教会にて。

おはようございます、9月上旬に友人の結婚式がありまして。
とっても都会の香りがする教会でした。


昨今ではすっかりと認知度が上がったFXですが、ここ最近非常に奇妙な
現象が起こっています。
それもこれも「金融恐慌」ともいえる現状に原因があるのですが…。
せっかくなので、ちょっとこの現象でも取り上げてみます。

FXという取引について少しでもご存知の方は「スワップポイント」というものを
聴いたことがあるのではないでしょうか。
このスワップポイントとは、物凄く簡単に言い換えると「利息」です。

FX取引では、毎日「金利部分のみ」決済が行われます。
「元本部分」は本人が決済をしない限り(ロスカット等にかからなければ)
ポジションを保持したまま放っておくことができます。

具体例でも。
日本の金利は概ね0.5%、これに比しユーロの金利は代替4.0%程度です。
この状態で「円を売ってユーロを買う」というポジションを持つとします。
そうなると、円よりも金利の高いユーロを買うわけですから、差分の3.5%相当の
金利がもらえる事になります。
100万円分のポジションを持っているとすると、年間で35,000円の受取利息です。
これを365日で割れば、1日あたり約100円弱の利息がもらえるわけです。


ものすごく大雑把な説明ですが、これが基本的なルールです。
ところが現在、この「基本ルール」が通用しない状況が起こっています。
明日以降、原因を簡単に。

この項続く。


為替
2008.10.10

penguin.jpg

ペンギン。

おはようございます、なぜかランドマークタワーにいました。
なんだったんだろう、アレ。


昨日からの続き、債権を巡るリスクについて。
最後に為替について触れてみます。

新興国が発行した国債などを中心に、高利回りの債券が売れまくった時期がありました。
国内金利が1%以下と低迷するなか、10%超の金利を獲得できる外国債に大きな
注目が集まったのです。
有名なのはブラジル国債などでしょうか。


外国債は、確かに「外貨建ベース」であれば元本保証型となっています。
仮にアメリカ国債を1ドル=100円で10,000ドル購入したとします。
支払額は100万円です。
そして償還を迎えた際、10,000ドルは返ってくることになります。

問題はその償還時点での為替レートです。
仮に1ドル=110円なら日本円で110万円となり、10万円の儲けとなります。
しかし、1ドル=90円なら90万円、10万円の損です。
つまり、外貨建では元本保証でも、円貨建で考えれば元本保証型ではないのです。


そしてご存じのとおり、世界経済の低迷懸念から現在為替は円高方向です。
ここ数年で表面金利に引かれて外国債券を購入した投資家が痛い目をみています。

従来の常識が通用しなくなりつつある激動期です。
投資商品に手を出す際は、慎重な分析を。


CDS市場
2008.10.09

re-shinngu.jpg

レーシングカー。

おはようございます、昨日紹介したトレッサにありました。
かなり古いタイプのレーシングカーのようですが。


昨日からの続き、債券(債権)に絡む金融市場の動きです。
ここで一つ新しい言葉をご紹介します。
「CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)」と呼ばれるものです。

簡単に説明すると「債権発行企業が潰れたとき用の保険」です。
例えば皆さんに対し、借金の申し出をする人が2人いるとします。
一人は「法人としてのトヨタ」、もう一人は「名も知らぬ新米税理士」です。

トヨタにお金を貸せば、相手が潰れることはまずありません。
すると、必然的に「受取金利」は低いものになります。

それに比べ、新米税理士に金を貸すとなると、相手が潰れないとも限りません。
この場合、皆さんはやっぱりトヨタに貸す時よりも高い金利が欲しいはずです。
相手が潰れるかもしれないリスクをとる以上、リターンも高くする必要があります。

更に、相手が潰れたときのための保険をかけておくとしましょう。
「仮に貸した先が潰れたら保険金がおりる」という保険です。
この場合、どちらの方が支払保険料は高くなるでしょうか?
やっぱり「新米税理士」に対する支払保険料の方が高くなるでしょう。
何故なら「新米税理士」の方が、圧倒的に潰れる可能性が高いからです。


この「支払保険料」のようなものがCDSと呼ばれるものです。
このCDS市場が、現在とんでもないことになっています。
特に米国金融機関を中心に、潰れるはずもないと思われていた企業の倒産、合併
などが相次いだ結果、一部のCDS市場が急騰しているのです。
CDSの急騰ということは、それだけ「企業が潰れるかも」と懸念している人が
多いということを表しています。


債務不履行、デフォルトというリスクの顕在化がはっきりとしました。
もう一つのリスクも触れてみます。
この項続く。


相手が潰れた
2008.10.08

cars.jpg

新車勢ぞろい。

おはようございます、昨日ご紹介したコーナーもここにあります。
トレッサ横浜といいまして、トヨタが絡んでいるショッピングビルのようなものです。


昨日からの続き、なぜ債券が問題になっているのかです。
昨日も説明した通り、債券の長所は「元本が保証されていること」です。
「貸した金は返してもらえる」という前提があるからこそ、配当金などに比べて
低い利率でも債券を購入してくれる投資家が存在するわけです。


ところが皆様ご存じのとおり、ここのところ上場企業をはじめ企業の倒産が
非常に多くなっています。
こういった倒産企業も、当然に債券(会社が発行すると社債といいます)を
発行しています。
さて、発行企業が倒産したら、債券はどうなってしまうのでしょう?

皆様何となく予想できるかと思いますが、貸した金は踏み倒されます。
つまり「元本保証」のはずの債券の元本が返ってこないのです。


今までは債券購入にあたり、それほど高度な発行企業の分析が必要と
されるわけでもありませんでした。
しかし、現在の金融市場をみるに、今後は株式投資と同程度の分析を
する必要性があります。

この項続く。


債券
2008.10.07

kanseigo.jpg

完成後。

おはようございます、自分で作って乗れる車です。
子供がやりたがったのですが、始めると面白いのなんの…。(コチラです)


ここ最近の金融市場の荒れ模様のせいで、思わぬリスクが顕在化した
投資商品があります。
それは「債券」です。

まず、最初に投資商品の特性を簡単におさらい。
わかりやすくするため、株式と債券を比較してみます。

まず、株式の特徴です。
○長所
・値上がり益が期待できる。
・配当利回りは、金利などに比べて高いことが多い。
・換金性が高い。
○短所
・元本割れの恐れがある。
・配当金は必ずしも支払いが約束されているわけではない。

次に債権の特徴です。
○長所
・基本的に元本保証。
・確実に利息収入が得られる。
○短所
・値上がり等を期待することは難しい。
・換金性に難がある。(途中換金は元本割れの恐れが高い)
・相手が大儲けしても、もらえる利息は変わらない。


もちろん常にこうであるわけではありませんが、概ねこのような感じです。
債券を言い換えると、書面化された借金と考えることができます。
つまり、債券を購入するとは相手に金を貸すことなのです。

「借りた金は返す」のが当たり前ですから、元本保証は当然、利息が得られる
というのが債券の特徴です。


さて、なぜこの債券が問題になっているのか。
この項続く。


「運が良かった」と言える人生
2008.10.06

kanseimae.jpg

完成前。

おはようございます、明日には完成後の写真を掲載します。
いや、コレ、中々面白かった。


昨日からの続き、目標を定めてやるべきことをやることの重要性です。
細分化、集約化の流れに対抗する最良の方法は、結局は自分の
やる気、モチベーションにかかっているのだと思います。

「政治家がなんとかしてくれる」
「景気が良くなればなんとかなる」
こういった考え方では、おそらく生存は難しいでしょう。


最後に「やるべきことをやっている人」がよくいう言葉を。
それは「私は運が良かった」という言葉です。
顧問先、同業者、相談先など、今まで会った「成功者」と呼ばれるに
ふさわしい人々が皆口をそろえて言っていたことです。

彼らは決しておごらず、日々の努力を続けています。
例え結果が出たとしても、油断をせずに次にやるべきことを考え続けます。
そこに「ちょっとした偶然」が訪れた時、大きな成果が産まれるのです。
努力しない人は、偶然が訪れたとしても気が付けないものです。

つくづく思います、運は訪れるものではない、掴むものだと。


私も「運が良かった」といえるような仕事が出来るよう、努力を続けて参ります。


推奨学問
2008.10.05

bennki.jpg

ここまで自信にあふれた便器を私は他に知りません。

おはようございます、とある駅で見かけました。
いや、御見それ致しました。


昨日からの続き、まず目標を定めてからやるべきことをやりましょう。
これはよくお客様にも話すのですが、「目標がなく事業をしている」ようなケースが
結構多いのも事実です。
目標、つまり戦略なしに様々な活動をすると、やる気も出ません。
その結果、数字もついてこないことがしばしば。


目標を定めると、やっぱり色々と勉強する必要があることに気がつかれるかと思います。
さて、その際に是非とも多くの人に勉強して頂きたい学問を3つほど。

・マーケティング
正体不明のこの言葉ですが、要は「自分の望む結果を手に入れるための環境つくり」
をするための学問です。
商品だったら売ることが、広告だったら購買意欲を起こさせることが、人集めなら
希望人数を充足させることが求められます。
これらの希望をかなえるための学問がマーケティングです。
範囲は広いですが、とても面白い学問です。

・会計
簿記の仕分けの仕方まで理解する必要はありません。
帳面の読み方など、会計データを利用する力を学んでください。
事業運営や個人資産形成にあたり、会計的な発想法は絶対にあったほうが良いです。
行動結果を分析する際、会計力があれば客観的な理解をすることが可能です。

・運用(出る方も入る方も)
適切な借入や資金集め、また保有資金の運用形態など、気にすべきことは非常に多いです。
また、この点の理解を進めることにより、経済の流れを読む力も身に付きます。


まずは入門書からでも読んでみてください。
机上の学問と馬鹿にするなかれ、自分の常識がひっくりかえることもしばしば。

この項、明日まで続く。


私の戦略論
2008.10.04

setumeigaki.jpg

ここまで丁寧な説明書きを私は知りません。

おはようございます、川崎にあるとある市営の施設の注意書きです。
エレベーター、侮りがたし。


昨日からの続き、例示として私の戦略論をあげてみます。
私が現在自分の長期的な目標としているのは
「普通の人にサービスを提供する」
「知ることの大切さを発信する」
ということです。
従来の税理士業界においては、企業経営者や一部富裕層が顧客層となっています。
また、その業務の中心は「税務申告・記帳代行」にほぼ限定されています。
経営相談的な業務は、それほど盛んに行われているわけではありません。

現在の経済事情を考えるに、これからは今まで「税務・会計・経営・運用」などの
要素を考える必要のなかった「普通の人々・経営者」に対し私の持っている能力を
提供することが私のやるべき仕事なのではないか、と日々考えております。

従来は中小企業の経営者には「経営学」の知識など求められていませんでした。
しかし、今後はどのような規模の事業者であっても必須の知識となります。
サラリーマンも同様、自分の能力をどのように社会で活用するのかを考えられな
ければ、生き残ることは日に日に難しくなっていくでしょう。


その為にやっていることの具体例です。

・積極的な広告戦略
 「来るのを待つ」のではなく、自分から世の中にアピールすることを心がけます。

・広告媒体の多角化と、獲得した資源の社会への還元
 税理士ではあまり活用例のない媒体も使っていきます。
 地元のタウン誌への出稿などです。
 また、このblogでの毎日更新も、獲得した知識を少しでも世の中に還元できれば、
 という思いもあって続けています。

・外部講師引き受け
 商業高校での講師引き受けなどは、採算は完璧に度外視しています。
 これから社会に巣立つ若い人々が自分のあるべき姿を考えるための一助になれば、
 という思いから努めさせて頂いております。

・本の多読
 月に30冊を目標になるべく多くの分野の書籍に目を通すことを目指します。
 多くの人の疑問・不安に対し少しでも力になれるよう、努力を続けています。
 各種試験への挑戦などもその一環です。

上記以外にも細かいことは色々とあります。


これらの要素が完璧に効果を出しているわけでもありません。
しかし、このような努力のおかげか、開業1年半にしては「それなりの所得」を
あげることが出来たのは間違いのない事実です。
自分の戦略を考え、その為に必要な作業を一つ一つ積み重ねた結果が
現在の私の状況であると考えます。


この項続く。


必須の思考法
2008.10.03

umidori.jpg

近づいてみたらびっしりと。

おはようございます、岩壁近くまでよってみたら、海鳥の群れ。
河原の石の裏を何となく見てしまったときのようなショックを受けました。


昨日からの続き、細分化・分散化と集約化が進む中でどうするのか。
この流れからここ数年魔法の言葉のように言われるのは「差別化」という発想です。

確かに差別化という言葉の意味合いは、現在の世界の潮流からすれば非常に
重要な考え方であるといえます。
他とは違う特徴のある商品やサービスを提供することで、業界内での生き残りを
図ろうとする考え方自体は決して間違っていません。


しかし、単なる表面的な特徴を図っても、結局はその場しのぎに終わります。
何故なら、ちょっと工夫した程度の特徴などすぐに周囲に模倣されるからです。

もっと深いレベルからの思考法が必要です。
やはりここで問題になるのは「経営学」「戦略論」という考え方ではないかと。

繰り返しになりますが、戦略論とは「自己のあるべき姿」を定義する方法です。
またここでいう経営学とは、より科学的な見地から考えたあらゆる学問を
含めた範囲を想定しています。
実際にはこれらの要素の中から、各人が自分に必要なものを選択、習得し、
それを活用することが求められていくかと思われます。


話が抽象的なので、明日は具体例でも。
この項続く。


時空間の集約化
2008.10.02

umi.jpg

うみ。

おはようございます、うみほたるからの海です。
東京湾も意外と潮の香りがするのですね。


昨日からの続き、今度は集約化の話を。
昨日は「IT技術の進展により場所を選ばずに仕事ができる」ということに
ついて触れましたが、これとは真逆の論点が存在します。

皆さんの学生時代、妙に「活気のある時、場所」というところがありませんでしたか?
例えばこんな具合です。
・煩い人ばかりが集まっているわけでもないのだけれど、集合すると途端にものすごい
賑やかになる。
・「あの研究室は何故か良い発表が相次ぐ」といった話。
・夏休み、部活の合宿で夜通し話したあと、途端にカップルが増えた。
・予備校の集中講義で濃密な時間を過ごしたら自信がついた。

これらの事例は「時間と場所の効用」を表しています。
二人の有能な人間が、通信技術を使って離れた場所で異なる時間に仕事をした場合と
同じ部屋、同じ時間に仕事をした場合、シナジー効果に大きな違いが出ることが
実験結果として報告されています。
後者の方が、より革新的な発明や商品開発につながる例が多いようです。


何故誰もかれもが「東京」に来たがるのでしょうか?
それは「東京」という場所のもつエネルギーを感覚として理解しているからです。
同じ部屋、オフィス、階、ビル、街で同じ時間に仕事をする効果は、我々が
何となく感じているよりも遥かに大きいものです。

この項続く。


商品の切り売り・細分化
2008.10.01

umihotaru.jpg

うみほたる。

おはようございます、随分と値下がりした…とはいえ安くはありませんね。
それでも人手は中々のものでしたが。


昨日からの続きで、今日は「労働の切り売り・細分化」についてです。
少し具体的なお話でもしてみます。

私のメールアドレスやFAXには、よく次のような情報が届きます。

「会計処理の外注をしませんか?
 付加価値の低い記帳代行処理はアウトソーシングして、より高度な
 お仕事に専念しては如何でしょうか!
 当社には有能なキーパンチャーがそろっており、必ずや貴事務所の
 お役に立てるかと思います!」

これは記帳代行処理のアウトソーシングという形態の事業です。
このような形態の事業は比較的昔からあります。
「会計処理センター」といった形で税理士事務所や一般法人からの
記帳処理を受注することを生業にしているわけです。
私自身は会計センターは利用していませんが、単純な経理処理のことを
考えれば一つの有効な手段となりえるのは分かります。


問題は、この外注をどこにだすのか、という点についてです。
この記帳代行という事業、最近では海外での請負が非常に多くなっています。
上の広告には、次のような文章がついています。

「当社は日本語検定に合格し、日商簿記3級程度の知識を有する中国人を
 雇用しております。
 それ故にこのような低単価での受注が可能となっております!」

以前は簿記という技能はそれなりに市場価値をもったものでした。
しかし、ここでも次のような要因から「技能の価値」が値下がりしています。

・安価な海外労働力の流入
・コンピュータの普及による「簿記手続き」の簡便化
・通信網の普及により、処理をしたデータのやりとりが円滑になった

ここから得られる結論は「国内の労働者にはより高度な仕事が求められる」
という事実です。

この項続く。