いつくは死ぬる手なり

2009.03.16

hikoukigumo.jpg

夕暮、電線、飛行機雲。

おはようございます、あ~なんかも~涙が出そうだな~。
学生さんが「キレー」なんていって自転車に二人乗りなんかしてて…うわ~。


昨日からの続き、成長性の呪縛について。
ここで表題の言葉をご紹介、宮本武蔵の書いた「五輪書」の
中からの一説です。

簡単に意味を言いますと
「安定すると死ぬ」ということです。
安定させるためには体を固くしなければなりません。
(でないとぐらつきますので)
そうやって安定した途端、体は動かなくなります。
そうしている間に周囲から攻撃されたり、研究されてしまいます。

この言葉はよく「イノベーションの大切さ」などを語る時に使われます。
「同じ事業を続けていると企業は死んでしまう」という意味合いで
この言葉を引き合いにすることが多いのです。
もちろん、私もこの意味での理解について非常に共感しています。


しかしながら、実はこの言葉は「思想の硬直性」の危険性を
説いているのだとすれば、昨日の成長性の呪縛についても
一つの方向性を示す言葉になるのではないかと。
昨日も「遊び」や「不安定さ」こそが重要なのでは、と書きました。
体・精神共に「不安定」であるが故、不測の事態にも対応できるのです。
「絶対に成長をしなければならない」という確固たる自信は、自らを
「いつかせてしまう可能性」があるのではないか、と。

であるならば、少しゆとりを持って一時の後退を許容することも
良いのではないかと。
そうやって自分をニュートラルな位置に置いておけば、前に進むべき
ときには自然と動く事が出来るのではないでしょうか。


そして、小物はその加速度が大物よりも速いのが特徴です。
自分のSTPを定めるために前に進みつつも姿勢はニュートラル、
不安定なままでいること、これこそが小物の生きる道ではないかと。

その不安定さをもって、小物なりの戦い方をもう少しだけ考えてみます。
この項続く。

いつもお読み頂きありがとうございます。


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.all-senmonka.jp/cgi-bin/mt5/mt-tb.cgi/7631

コメント (2)

いつもお世話になっております。

興味深く拝見させて頂いてます。
「成長性の呪縛」…
確かに上場企業は株主に目を向けなければならないのも当然かと思ってますが…
じっと我慢して今を乗り切ろうでは矢面に立たされますし。
既存業務の取捨選択、新たな分野の開拓、人員や設備投資計画の見直しなど
経営者はこの時世本当に困難な判断を求められています。
その結果リストラの本来の意義を履き違えたりしなければいいのですが、
取り敢えずやってみて、結果こうなりました、だけじゃすまされない問題も多く
個々も雇用を含めた自分自身の問題として考えなければと思います。
ただ頭では分かっていても実際は…
難儀です。



西澤様
いつもお世話になっております。

人間誰しも自分の誤りは認めたくないもので、
ついでにいえば
・他人には努力してもらいたい
・自分は楽していたい
と考えがちな生き物です。
経営者を始め、本当に難しいかじ取りを強いられている人々の苦労を「何となく」理解はしていながらも、
実際には放っておかれているんですよね…。
本当に大変なお仕事だと思うのですが。
私は結局は経営者だろうがサラリーマンだろうが
「自分で自分の生きる道を作れるかどうか」が
最後には問われるのだと思っています。

ちなみに、これも最近読んだ本で物凄く納得
したのですが、その著者いわく
「この世で最悪の場所はウォール街だ」とか。
…確かに金融市場の我儘で色々と振り回されて
いますからね…。


コメントを投稿









ブログトップページ

最近の記事 カレンダー カテゴリ 税理士紹介ビスカス コメント アーカイブ
RSS2.0ATM0.3