いつくは死ぬる手なり

夕暮、電線、飛行機雲。
おはようございます、あ~なんかも~涙が出そうだな~。
学生さんが「キレー」なんていって自転車に二人乗りなんかしてて…うわ~。
昨日からの続き、成長性の呪縛について。
ここで表題の言葉をご紹介、宮本武蔵の書いた「五輪書」の
中からの一説です。
簡単に意味を言いますと
「安定すると死ぬ」ということです。
安定させるためには体を固くしなければなりません。
(でないとぐらつきますので)
そうやって安定した途端、体は動かなくなります。
そうしている間に周囲から攻撃されたり、研究されてしまいます。
この言葉はよく「イノベーションの大切さ」などを語る時に使われます。
「同じ事業を続けていると企業は死んでしまう」という意味合いで
この言葉を引き合いにすることが多いのです。
もちろん、私もこの意味での理解について非常に共感しています。
しかしながら、実はこの言葉は「思想の硬直性」の危険性を
説いているのだとすれば、昨日の成長性の呪縛についても
一つの方向性を示す言葉になるのではないかと。
昨日も「遊び」や「不安定さ」こそが重要なのでは、と書きました。
体・精神共に「不安定」であるが故、不測の事態にも対応できるのです。
「絶対に成長をしなければならない」という確固たる自信は、自らを
「いつかせてしまう可能性」があるのではないか、と。
であるならば、少しゆとりを持って一時の後退を許容することも
良いのではないかと。
そうやって自分をニュートラルな位置に置いておけば、前に進むべき
ときには自然と動く事が出来るのではないでしょうか。
そして、小物はその加速度が大物よりも速いのが特徴です。
自分のSTPを定めるために前に進みつつも姿勢はニュートラル、
不安定なままでいること、これこそが小物の生きる道ではないかと。
その不安定さをもって、小物なりの戦い方をもう少しだけ考えてみます。
この項続く。
いつもお読み頂きありがとうございます。


ビスカストップ

いつもお世話になっております。
興味深く拝見させて頂いてます。
「成長性の呪縛」…
確かに上場企業は株主に目を向けなければならないのも当然かと思ってますが…
じっと我慢して今を乗り切ろうでは矢面に立たされますし。
既存業務の取捨選択、新たな分野の開拓、人員や設備投資計画の見直しなど
経営者はこの時世本当に困難な判断を求められています。
その結果リストラの本来の意義を履き違えたりしなければいいのですが、
取り敢えずやってみて、結果こうなりました、だけじゃすまされない問題も多く
個々も雇用を含めた自分自身の問題として考えなければと思います。
ただ頭では分かっていても実際は…
難儀です。
投稿者: ビスカス西澤 | 日時: 2009.03.16