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酒税関連情報

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特区法上の要件2

特区法第28条第1項第1号に定める果実酒は、次のものに限られます。


【原料品・製法】
酒税法に定められている果実酒のうち、次のいずれかに該当するもの(酒税法第3条第13号イ~ハ)。
A 果実を原料として発酵させたもの(アルコール分が20度未満のものに限ります。)
B 果実及び水を原料として発酵させたもの(アルコール分が20度未満のものに限ります。)
C 果実に糖類(砂糖、ぶどう糖又は果糖に限ります。)を加えて発酵させたもの(アルコール分が15度未満のものであって、加えた糖類の重量が果実に含有される糖類の重量を超えないものに限ります。)
(注)上記の糖類の重量は、糖類を転化糖として換算した場合の重量をいいます。以下D、Eについても同じです。
D 果実及び水に糖類(砂糖、ぶどう糖又は果糖に限ります。)を加えて発酵させたもの(アルコール分が15度未満のものであって、加えた糖類の重量が果実に含有される糖類の重量を超えないものに限ります。)
E 上記A~Dのいずれかの酒類に糖類(砂糖、ぶどう糖又は果糖に限ります。)を加えて発酵させたもの(アルコール分が15度未満のものであって、加えた糖類の重量が果実に含有される糖類の重量を超えないものに限ります。)
(注)特区法による果実酒の製造免許では、酒税法第3条第13号ニに掲げる果実酒(上記A~Eの果実酒にブランデー等の酒類又は香味料等を加えたもの)を製造することはできません。
製造する酒類は、特区法第28条第1項第1号に定める果実酒に限ること

【果実の範囲】

上記A~Eいずれにおいても、果実(注1)は、自ら生産(注2)したもの又はこれに準ずるものに限られます。自ら生産したものに準ずるものの具体的範囲は以下のとおりです。

イ (1)の②及び③に該当する農業者が免許を受けて製造する場合 従事先の農業経営者又は農業生産法人が生産した果実
(注3)
ロ 災害等(注4)により、自ら生産した果実(イの果実を含みます。)が被害を受けたため、その果実を原料として果実酒を製造することができなくなった場合(当該被害を受けたことにつき、地方公共団体の長から証明を受けた場合に限ります。) その特区内で生産された果実
ハ ロの場合であって、当該特区内で生産された果実を原料とすることができなくなったことにつき、地方公共団体の長から証明を受けたとき その特区以外の地域において生産された果実

(注)
1 「果実」には、日本標準商品分類の分類番号69-8に属する果実のほか、うめ、ゆず類やいちご、メロン、すいかなどの果実的野菜を含みますが、殻果類(くり、くるみ等)は含みません。

2 「生産」とは、栽培等の人為的な作業を伴う行為をいい、自生している果実を採取する行為は含まれません。

3 (1)②又は③の農業者が免許を受けて果実酒を製造する場合、原料に使用する果実のすべての生産に②又は③の農業者が直接従事していることまで要しません。すなわち、ある果実の生産に従事していれば、その果実と同一の種類のもので、従事先の農業経営者又は農業生産法人の生産したものを原料として使用することができます。なお、同一の種類の果実かどうかの判定は、日本標準商品分類の分類番号の最初の5桁が同一かどうかによります。(例えば、「りんご」「ぶどう」といったレベルで判定します。)

4 災害等には、「風水害、干害、雪害その他の気象上の原因による災害、火災、病虫害、鳥獣害」をいい、「その他気象上の原因による災害」には、例えば、地震、噴火、ひょう害、冷害、凍霜害、暖冬害、寒害、雨害湿潤害、冷湿害、土壌湿潤害、雷害、地すべりの害等が含まれます。

【原材料について、その他の留意点】
1 原則として、上記に掲げるもの以外の物品を原料として使用することはできません。
2 果実酒の発酵促進又は腐敗等を防止するため、必要最小限の除酸剤(炭酸カルシウム、アンモニア)等を加えることができます。また、果実酒を保存するために、二酸化硫黄等を加えることができます。なお、これらの場合、添加物の表示義務等について食品衛生法が適用されますので、最寄りの保健所にお尋ねください。


(注)
1 1に違反して、特区法に定める果実酒以外の酒類を製造した場合には、免許条件違反又は無免許製造 として、懲役又は罰金の刑に処せられることがあります。さらに、これらの刑に処せられた場合には、 製造免許が取り消されることもあります。
2 添加物によっては、「有機」の表示ができないものもあります。

【製造方法についての留意点】
1 上記A~Eのアルコール度数の上限を超えた場合には、酒税法上の「甘味果実酒」を製造したこととなりますので、アルコール度数の管理に十分注意してください。
2 また、上記C~Eの果実酒を製造しようとする際、砂糖、ぶどう糖又は果糖以外の糖類を加えた場合、若しくは加えた糖類の重量が果実に含有される糖類の重量を超えたときにも、酒税法上の「甘味果実酒」を製造したこととなりますので、加える糖類の重量等にも十分注意してください。
3 果実酒を蒸留することはできません。
4 果実酒を加熱殺菌することはできます。


(注)1~3に違反して、果実酒以外の酒類を製造した場合には、無免許製造として、懲役又は罰金の刑に処せられることがあります。さらに、これらの刑に処せられた場合には、製造免許が取り消されることもあります。

※2009年12月現在での情報を元に制作しております。最新または正確な情報をお求めの方は、専門家にお問い合わせください。
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